自閉症で知的障害があります。
明るくて笑顔がかわいい女の子です。
私はしいちゃんのおかあさんで56才のシングルマザーです。
先日の職場の打ち合わせでのこと。
2番目の上司から、
「今年の11月から来年の2月にかけて、全部の部屋に冷暖房がつく工事が入ることになりました」
というお知らせがありました。
私が仕事をしている部屋にも、2年ほど前からエアコンがつき、ようやく人間らしい生活ができるようになりました。
でもまだ一部の人は汗を流しながら、猛暑の中仕事をしていることを知っていたから、
(いいんじゃない?)と思いました。
でも上司は、
「そこでここからが残念なお知らせなのですが、この工事のため、2月まで全館暖房が使えなくなります」
と言いました。みんな「え~!」と声を上げました。
今年の冬は暖房なしで過ごすということになったのです。
(耐えられるだろうか‥‥)
と思いました。
今年は厚着をしないといけなくなるな‥‥と思い、
(今年はショート丈のコートが必要になるかな?)
と頭の中が一気に冬支度になりました。
私は実はコートを1枚も持っていません。
理由は単純に必要がなかったからです。
2年ほど前に断捨離してから、コートを着るほど寒くなることはないので、新しく買うことはありませんでした。
そして2年ほど前から、私は自分で発熱するようになりました。
更年期のホットフラッシュです。
自分で発熱するって、本当に暑いです。
そしてガリガリだった若い頃から、20キロ以上太り、全身に纏った脂肪。
脂肪って本当に暖かい‥‥と寒がりだった20代の頃を思い出します。
そして私は昨年の冬のことを思い出しました。
職場が暖房で暑くて、誰の許可もなく、こっそり暖房を切ってまわってたなあ。
私って暖房いらないじゃん!
ということで、みんなにとっては残念なお知らせだったけど、
私には暖房の熱さと戦う必要のない、快適な冬になるかもしれません。
ちなみに、しいちゃんはコートを持っています。
そしてまだ秋の頃、しいちゃんにかわいいコートを見つけて新しいコートも用意しました。
しいちゃん、喜んでくれるとうれしいです。