社内コメントより | 名古屋で飲食店経営!【一里ブログ 】 心にしあわせの灯りをともす場所でありますように。

名古屋で飲食店経営!【一里ブログ 】 心にしあわせの灯りをともす場所でありますように。

ナゴヤドームと名古屋城の間で現在、飲食店を3店舗とお惣菜店を1店舗経営しています。15坪の小さなお店から始まり、今年で41周年。「安く美味しく楽しいお店」でありたい!よい素材と、手間を惜しまぬキャストが皆様をお待ちしております!

おはようございます。

ちょうど 去年の今頃 コロナによる規制が少しずつ開けていくとき、スタッフはどんどん入ってくるけれども 教える人材が足りないという状況でしたね。

そこでおもてなし 日報がとても活用されました
技術は教えきれないけれども 日報でお客様に思いやりを持って接するという心は育てられる
そう考えて 始めて、私はそれまでの育成状態に比べて良い効果が出ていると思っています

最近ではタイミーの活用などもあり
それらのことを考慮すると
例えば オーダーをタッチパネルにしてしまえば もっと人材確保が楽になります

しかしながら 以前 誰かが日報で書いてくれたように、最近は タッチパネルが多いけど ここは 対面でオーダー 取ってくれるんだねというお客様の声がある

寿司酒場は モバイル オーダーになっており、タッチパネルと同じ状態なのですが、現場に入って見る限り、オーダーがお客様に委ねられると、スタッフは手が空いた時にお客様を見ない傾向にあるなと感じます

お客様にお尻を向けておしゃべりをしている姿をよく見かけます

オーダーがお客様に委ねられないと
これまでの 我々のサービスのスタンダードにあるようにお客様の様子を常に伺う 行動が当たり前に行われますが、そうした部分は失われていく

呼ばれて初めて 動く
お客様を観察し 予測して動くということが失われていくように思います

この課題についてはまた一旦 ちょっと話を置いておいて

私がお客としてお店に行く時に
やはり タッチパネルやモバイル オーダーは非常に不便です
特に会話をするために外食をする時に、相手との会話を遮って モバイルでオーダーしたり タッチパネルを触るのは本当に間が悪いというか

ゆえに 接待の場面であったり、そうしたところではだんだん この辺りを理由にして店の使い分けが出てくるのではないかと思います

コロナになって タッチパネルが 補助金の利用などもあり 一気に増えましたよね

だからこそ 差別化ができてくる部分があると思います

まあ 接待などの場面でも
オーダーする人は部下の方がスタッフと応対するのでその方がタッチパネルなどを使ってオーダーするなど そういう役割の人を お客様が用意してご来店されるようにもなっていくとは思います

しかしその移行期間の中で、何かしらの選別 が生まれるのではないかと 私は考えています

なぜなら 一方で 小さい 個人店 がぐっと増え、そうしたところは より対面を大切にし、オーダーだけでなく 会話も含めてより お客様と密接に関わっています

これらのことが これからの時代においては 影響を及ぼしてくると思うので

私は まずは 対面を捨てないことと
同時に 心の育成が必要だと思います

我々の経営理念でもありますが
皆さんが今この仕事についている理由は何だったでしょうか
初心は何だったでしょうか

私は、一里でお過ごしいただいたお客様が、笑顔になってまた明日 頑張ろうっていう気持ちになってお帰りいただくことが何より嬉しい。

それは美味しい料理を作ることや
ちょっとしたわがままを聞いてあげることや、かゆいところに手が届く サービスをしてあげることや、そういう 様々な方法を持って飲食という形を介して 人々の心に 明るい 灯火をともすこと

これは地域の方々が
日常 仕事に励み、様々な悩みや苦労を乗り越えて毎日を頑張る中で、自分へのご褒美として、美味しい外食の時間を楽しむ 

それによって明日への活力を得て、またそれぞれ その人たちが持つ仕事でもって、社会に 豊かさを与えていく

我々は飲食を通じて
その幸福感の灯りを灯すことと
明日への活力を 地域に生み出すこと

自ら仕入れをし、料理を作り、おもてなしする

商品を右から左へと 売りさばくのとはわけが違う

自分たちが考え 生み出したもので人を幸せな気持ちにして差し上げられる

それが生産から販売まで全てを司る 我々 ならではのやりがい ではないかなと思っています

その初心こそが
おもてなし 日報の中でのコメントにおいて 常にみんなに伝わっていくようにお願いしたいと思います