ROAD二日目

足湯二日の一般ボランティア一日
ROADでは一般ボランティアの日は班交代制

二日目の今日も本来足湯の日だったけど、願ってもない人数調整↑

昨日は足湯で思いがけず、いい体験させてもらったけど、やっぱりソフトはちょっと…

迷わず手を挙げ一般に回してもらった!

うちの班から二人。

一緒に行くのは
俺よりちょっとお姉さん
彼女はROADの熟練リピーター。
昨日の班行動もあって仲良く…と言うか、他の班に混じると唯一の知り合い!

陸前高田までのバスでも隣

得意な一般ボランティアとは言え、
この震災、陸前高田は初心者な俺は、彼女からいろんな話を聞かせてもらった!

始めて目の当たりにした市内を前に息を呑む

奇跡の松を横に見て一山越えた



今日の活動場所は上長部

ここのサンマ隊の話は聞いた事がある


作業は瓦礫の撤去

彼女から、最初にくらべたらと聞くが、まだまだ残る瓦礫とその下からも残るサンマ

そして取り除けば異臭が漂いだす↓


向かいに見える津波に耐えた家に住む方

来た時とそのままの隊長を見て、俺はマスクを外した。



8月に着る合羽の下に汗が溢れだす!




夏と言う季節もあるが、前の震災にくらべて、ボランティアの体調と安全管理を厳しく言われた。


女性や学生に混じり、大きな瓦礫や硝子や釘
俺は率先して、重たい物や危険な物を拾い集めた。


『それ俺やりますよ!』
と始めた作業は

いつの間にか
『この釘お願いしま~す!』に変わった


昼食


午後のミーティングでROADの班は別な作業を振られた!

内容は向日葵の植え替え

先に片付いた畑に蒔いて、7月に発芽した向日葵

ただ成長ムラがあって、均等に植え替えしたいと言う話

簡単な作業のようで植え替えなんてした事ないし
上手く根付かせられるかと不安を隊長に言うと

『俺だって素人だ!』とあっさり返された↓


とにかくやってみるか!


みんな手探りの作業

俺は解らないなりにも、つい流れを見てみんなに指示を出した。

向日葵を抜く人、それを運ぶ人、そして植える人


流れに乗った作業ははかどり、終了時間までに一区画を終らせた!


みんなでちょっと満足↑



先に戻るみんなを送り出しながら、終了を告げに来た隊長と最後の二人になった。


隊長は畑を見ながら
今ここに向日葵を植える理由、そして上手くいか解らなくても今はやるしかないと俺に言った。



この日、別の班への合流で、親しくなった人も増え
夜には一緒にわずかな酒を交わした




22時消灯

明日の活動に気持ちが高ぶる…




陸前高田市街地

奇跡の松
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瓦礫の山
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集められた車
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初めての岩手県陸前高田
ROAD足湯隊13クール参加


7月
『お兄ちゃん!今度ボランティアに付き合ってくれる?』妹から突然の誘い!

実はこの震災
いつもの様には動けずに、行きそびれていた俺
迷わず行く事にした!



しかし足湯?
一般ボランティアは二度の新潟で経験してるけど
ハードでなくソフトな活動や、バスに始まる団体行動がかなりの不安だった↓



想像通りに女性や学生が多くて、身の振り戸惑いながらの初日の足湯をむかえた!


陸前高田の仮設住宅
ここの仮設に足湯が行くのは初めててと聞き、更なる不安↓↓


でも運よくと言っていいのか、この仮設は世帯数が少ないから足湯に来てくれる人も少なく
やっぱり苦手と、とぼけていた俺も、一人のお母さんに足湯を提供しただけですんだ!



撤収予定時間までは時間まだあった。

足湯の利用者の無いものの、テントの下では一緒に来た同じ班の女性達と最初に来たお母さん達がお茶の時間とばかりにお喋りが始まってた。


どっから来た?普段は何してるの?
お母さん達のそんな問い掛けに始まったお喋りは、
いつしかお母さん達の話になっていた。

すっかり話に夢中の二人のお母さん!

一人のお母さんは

私見せたい宝物があるといそいそと家に取りに行く!

避難所に来た芸能人のサイン
が書かれたお絵かき帳を抱えて

今の私の一番の宝物と見せてくれた。

そこの一枚に、避難所に来たボランティア、足湯隊からの寄せ書き!

また足湯が来る!
みんなに会えるのを楽しみにしてたって!


もう一人のお母さんも

なら私の宝物と、家に向かう!

写真が趣味で、その姿が新聞に載ったと誇らしげに見せる新聞の切り抜きだった。

どれも震災があってからの出来事!


多くの物を失った人達の新たな宝物

そんな喜びも、辛い思いも、今まで周りの誰にも言えずにいたって!

よそから来たあんた達だからやっと話せたって!


そんな話を聞いて、
俺はかける言葉も返す言葉も見つから無かった。



時間が遅れていた迎えのバスが来るまでの時間

今回のメンバーで寄せ書きを書き、お母さん達を交えてみんなで集合写真を撮って

それにこの仮設の数人で新たに見付けた楽しみと
仮設の向かいに借りた畑を見学させてもらった!

まだたいして植えてないけど畑の周りに向日葵を植えたと、低いながらも花を咲かせだした向日葵


『ここは私が植えたの!』とか『私が毎日水をやってる!』だとか
『あなたはなんにもしてないでしょ!』なんて(笑)


その騒ぎに家から出てきてくれたお母さんとお父さん達

はしゃぐお母さん達とみんなで腹を抱えて笑って…


話は尽きないけど迎えのバスが来た!


女性達はお母さんと抱き合い、俺は固く握手をしてもらった!



皆さんに見送られて仮設住宅を後にした。



振り返るといつまでも手を振るお母さんが見えた…



仮設住宅前の畑の向日葵
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