今週も雪道の東北道



幸い雪は止んだが、白川を過ぎてから残雪が走りづらい










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それでもなんとか時間前に福島駅に着いた





駅横のホテルで前乗りメンバーと合流した








今回はイベントの手伝い



『絆つながる福島の春 ふくしま祭りめぐり』


いつも炊き出しに参加してくれてる福島の居酒屋桃乃井さんがこのイベントで協賛ブースに参加する




俺達はそのお手伝い







まずは桃乃井さんのお店に行き下拵え



と言ってもお吸い物の下準備だけ





メインの特製焼きおにぎりは当然に桃乃井さんの板前さんが準備を済ませていた








準備が整い会場に








3会場になるイベント



駅から東に1ブロック先が飲食などの模擬店ブース会場



早速、販売の準備開始






テント前にテーブルを出しおにぎりを並べてお吸い物をコンロに掛ける





特設ステージでは福島の舞踏など伝統芸能がスタートした




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お昼に向けて隣に並んだ各飲食ブースが呼び込みを始めた!




こちらも負けずに





『桃乃井の特製焼きおにぎりと暖ったか~いお吸い物いかっすか~!』






隣は天ぷら屋さんの天丼



その隣はイタリアンレストラン





手強いライバルに桃乃井店主が動いた!








用意したおにぎりを開けて小さくカット




味は良くとも見た目は普通の焼きおにぎり





ならばと試食を始めた






早速効果あり!




わざわざ来てくれる常連さんと昼になった事もあり販売も忙しくなってきた








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ステージでは和太鼓が始まった





賑やかなステージ前に群がる人で人の流れが止まった








すると今度は女子メンバーが動き出した






特製焼きおにぎりと試食とトレイに載せて売り娘に出た





すっかりメンバーは学園祭かお店屋さんゴッコ








自分達も昼食をと交替で食事に出た





真反対に常に行列が出来てる気になるブースがあった









本物の浪江焼きそば





迷わず行列に列んだ





作るのは揃いのツナギを着た本物の浪江の焼きそば集団




ちょうど目の前で焼きそば切れ



次ラウンド待ちの先頭で調理を拝見




大作りとは言え大量のモヤシ



太麺と時間も待たされた






腹がなりたまらずツバを飲む





『はいお待たせしました~!』



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炊き出しに作った時は味見に2、3本






初めての浪江焼きそばを堪能






朝から日差しはあったが山からの雪風が寒かった





午後にはハラハラと雪がちらついた





天気雪!?







今日は炊き出しにも顔出してくれる桃乃井さんの下の娘さんが遊びに来てる



手の空く時間に小さな彼女と悪ふざけ





狭いブースのシート越しにのブースの人影に大はしゃぎ




『オバケかな?』とちょっとつっついてみたり





彼女を抱え上げて上から覗かせたり






彼女にしてみれば毎月来る大きな友達かな










いつの間にか雲行きも悪くなり、会場内の人もまばらになってきた。






俺は休憩と称して会場の外に出た





会場前ではなにやら山車の組立てが始まっていた



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風も強くなり少し吹雪だした通りを駅まで歩いた






駅前の会場はステージのみ



ここでも福島各地の伝統芸能が行われていた






3時を過ぎると寒さもありだいぶ人の出は減っていた







予定時間6時まで頑張っていきましょうとステージから声がかかる






会場の外では山車の組立が終り出発して行く




確か二本松からだったかな



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焼きおにぎりの残りもあとわずか。




終盤の呼び込みに、桃乃井さんの先輩が買いに来てくれた



周りのブースも同じ福島の顔見知りとお互いの残りを買いに来てくれた




『寒いから早く片付けて終わろうよ(笑)』






そして終了時間前に完売!




周りのブースも片付けを始めていた






辺りが暗くなると今直ぐに帰りたくなるほどの寒さ




片付き次第ここで解散しようと車を取りに行った







戻った頃にはすべての積み込みも終り帰るばかりに



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最後に桃乃井さんからのご挨拶




『みんな帰り道気をつけて下さい!』





俺もその横で頷く




俺だけこれから南相馬に向かうと聞いて驚く桃乃井さん達






『マジっ?こんな日に俺らだって峠は越えないよぉ!』







『大丈夫大丈夫(笑)』

と俺







『それでは皆さんお疲れ様でした~!』






そう言って一斉に解散した…







………
二日間の活動を終えてセンターを後に車を走らせた






福島の炊き出しに行く仮設住宅を横切り東北道を北上する




行き先は遠野










陸前高田の隊長にメールすると、元隊長の実家の居酒屋さんで晩飯中だと返信がきた









大雪からの3日目




凍結路が心配だったが意外にも遠野まで路面に不安はなかった








なんとか消灯前の宿舎に到着





寝床の準備を済まして店に向かった







『今日中には着ける!』



『俺が行くまで待ってて!』



などと惚けたメールを打ちながら歩く1月の遠野




気温は-9℃




ちぎれるほどに指が痛い






隊長の返信に返信を送って店に入った






驚く隊長!




12月頭以来、今年初の再会に乾杯した







カウンターで二人



閉店まで語りあかし、深夜の宿舎にそーっと戻って就寝








翌朝、食事の買い出しにと車に向かう




深夜のうちに静かに積もった雪車は埋もれていた



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ラジオ体操に朝礼




久しぶりに会う顔に挨拶を交わす






10月の陸前高田の復興祭以来、大槌、箱崎に南相馬と


今日はすっかりご無沙汰の陸前高田に参加する事にした






夏に好んで乗っていた路線バスのボランティアバスも、別動隊とチーム参加に宛がわれた車や隊長の乗る車ばかりでしばらく乗ってなかった







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バスの前で配車の手伝いをしてると定員はいっぱいに↓



やっぱり隊長の車で現地に向かった










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雪におおわれた陸前高田市街地





いまだ残る瓦礫の山もすべてを包み隠した別世界だった







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上長部も一面の雪






畑やグランドここも同じに全てが雪におおわれた先に皆で新たに建てた丸太小屋が見える






雲の無い青空に雪が眩しい






すでに復興に進んでいる上長部での今日の活動は、モンゴルからの支援で建てられるゲルの予定地の整地と、もう一棟建てられる丸太小屋の準備で丸太の皮剥き



最初は整地で出てきた瓦礫の移動





一輪車での運搬に雪の照り返しに汗ばんだ








続いて丸太の皮剥き!





慣れないながらもみんなが列んで皮を剥く



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道具の不足もあり、俺はバールを片手に丸太を転がし面を替える





丸太の上に立ち、一人で太い丸太を転がす俺に隊長がさすがと喜ぶ(笑)








ここでの活動はすでに災害支援から農業支援や復興支援に移っている






林業を兼業されてる方も多い






去年の復興祭の準備に会ったオヤジ達に今日も依頼、指導された活動






活動終了間際




最後に頼まれた太いもう一本






作業に見兼ねたか区長さんが来た





『貸すてみ!』



と自ら皮剥き







夏の活動に毎日『お願いします』『ありがとうございました』と言葉少なに一人現場に来ていた区長さん





この小さな集落のオヤジ達はなんでも自分達で熟してきた






区長さんもその一人






皮剥きの手際の良さにみんなが圧倒された






丸太小屋を建てる事が決まるまで会う事すら無かったオヤジ達も、いつしか元気を取り戻して今では若いボランティア達を指導している






震災を乗り越えたのどかな活動



今日一日、笑顔と笑いの活動が終った







隊長と共にボランティアバスに手を振り見送る








帰りはちょっと寄り道をした。







今年一番に足湯のコーディネイターさんから電話をもらった




新年の挨拶も早々に仮設住宅での相談だった。





高台の小学校の校庭にある仮設住宅




そこへ向かう一本の坂道



片側は手摺りも無い崖



反対は山の斜面と蓋の無い側溝




道幅も狭く歩道は無かった





小学校に仮設住宅と往来する人と車が増えて、最近車の脱輪や側溝に足を取られて怪我をされた方もいたらしい





そこでなんとか側溝に蓋が出来ないかとの話だった





行政には話したが対応はないから蓋の支援をと言われたが、100メートルを越える側溝の蓋となるとかなりの金額になる




俺への相談になんらかの答えを出したくて場所が陸前高田地区の仮設と、陸前高田の隊長に協力を頼んだ






寄り道はその坂道の現地調査







聞いてる以上に距離は長くボランティアで仮蓋をするとしても材料費がかさむだろう





現地を見て俺の考えを隊長に提案した






すでに子供達やお年寄りに危険があるから資金ぐりの前にすぐ出来る対応をしようと!



例えば手書きの立て看板を立てて注意をうながす


お年寄りも解りやすい大きな文字で、子供達に関心を持たせるキャラクターとか描いて!





さらに学校と仮設住宅に呼び掛けて安全講習会して
みんなにこの坂道でのルールを提案して事故の無いように




なんなら側溝側は歩かない事にして、崖側の安全整備
上長部のオヤジ達に協力してもらって崖側に間伐材で手製のガードレールを作るとか!






それいいと隊長も乗ってくれた!






やっぱりお金を掛けるのではなくボランティアらしい協力が俺達の出来る事








早速コーディネイターさんに報告






あとは隊長が中心にハードとソフト活動のみんなで進める事になった








遠野に戻ると道路の雪は溶けていたが帰りの凍結もある







4日間の活動を終えて東京に帰った…










………
数名が入れ替わったけど、今日も変わらぬ人数で活動となった






センターの壁に張り出された活動人数を見つけた




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俺の目にも明らかに少ないのがわかる




9月一ヶ月間に入った人数は


同じ時期の遠野では一日





なんとかここにボランティアを集めたい!


ついそんな事を考える









今日の活動は以前に入った墓地の周辺




俺が南相馬に通い出した頃に入った道路面の側溝と



裏にもある側溝との間、薮の中に双方を繋ぐ天然の堀がある




流されて来た瓦礫と薮から落ちた枝で流れを悪くしていた







いつも風の強い南相馬だけど、薮の脇の深い堀の中



おまけに今日は暖かい陽射しの晴天



寒くない活動日和






早速、堀の奥に入っていく




天然の堀だけに、しっかりとした縁や底がなく入り込んだヘドロに足を取られる



目一杯に股を開き足場を確保して瓦礫とヘドロを掻き出す





風当たりの無い晴天に少し汗ばむ







昼休み





遠くに見える防波堤



その一部は崩れて海が見える




今日はとくに高いのか防波堤の上にまで見える波





この先の海は世界大会もする有名なサーフスポット





俺が岩手で見てきた三陸の海は入り江の形状からいつも穏やかな凪だった




そこに十数メートルもの津波が襲ったのが想像出来ないほどの静かな海




でもここの海はいつも波が高い




福島から以南、千葉までは外海の太平洋からの波がダイレクトに当たる





俺も茨城まではよく波乗りに来た




遠くの防波堤越しにしか見てない福島の海が見たい!




昨日からの年配のリーダーにその気持ちを伝えた




ならば少し視察をしながら帰りますかと提案してくれた








午後も継続作業



俺は水の溜まる場所をみんなに先行してとりあえずの流れを作った後、上流の通路下、トンネルの出口に場所を変えた



そこは堀幅が広く上の側溝からの泥が貯まっている




その溜まりが流れを悪くしていた







長靴ギリギリに中に入る





泥を掻き流し、周りと底を堀り、貯めを作る




作業を進めると当然に水位が上がる



ゆっくりとした動きで、長靴の水没を避ける






一人の方は、トンネルの入口の泥を掻き出す





トンネルの底半分に堆積した泥を出口に作る貯めに落とす





薮から折れた竹を持ってきて出口から突っつく




トンネルの上半分のわずかに流れる水の力を借りて

堆積した泥を少しづつ緩ます





もうすぐ作業終了時間







ついに貫通!







スムーズな流れを取り戻した側溝は澱みなく音をたてる




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活動を終えた帰り道






火力発電所に向かう





そのすぐ脇




北泉




川の土手程度の防波堤の向こうに、目の前にきれいなビーチが飛び込んできた




確かにそこは、ひな壇に敷かれた化粧ブロックは剥がれ、テトラも散乱している





でも青く清んだきれいな海だった





実際の津波を知らない俺だから思うのかもしれない







震災前にこの海に来れなかった事





そしていつの日か
賑わったこの海に入りたいと…





………







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福島に来てからの作業着

アンパンマンみたいな真っ赤なツナギ

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