数名が入れ替わったけど、今日も変わらぬ人数で活動となった
センターの壁に張り出された活動人数を見つけた

俺の目にも明らかに少ないのがわかる
9月一ヶ月間に入った人数は
同じ時期の遠野では一日
なんとかここにボランティアを集めたい!
ついそんな事を考える
今日の活動は以前に入った墓地の周辺
俺が南相馬に通い出した頃に入った道路面の側溝と
裏にもある側溝との間、薮の中に双方を繋ぐ天然の堀がある
流されて来た瓦礫と薮から落ちた枝で流れを悪くしていた
いつも風の強い南相馬だけど、薮の脇の深い堀の中
おまけに今日は暖かい陽射しの晴天
寒くない活動日和
早速、堀の奥に入っていく
天然の堀だけに、しっかりとした縁や底がなく入り込んだヘドロに足を取られる
目一杯に股を開き足場を確保して瓦礫とヘドロを掻き出す
風当たりの無い晴天に少し汗ばむ
昼休み
遠くに見える防波堤
その一部は崩れて海が見える
今日はとくに高いのか防波堤の上にまで見える波
この先の海は世界大会もする有名なサーフスポット
俺が岩手で見てきた三陸の海は入り江の形状からいつも穏やかな凪だった
そこに十数メートルもの津波が襲ったのが想像出来ないほどの静かな海
でもここの海はいつも波が高い
福島から以南、千葉までは外海の太平洋からの波がダイレクトに当たる
俺も茨城まではよく波乗りに来た
遠くの防波堤越しにしか見てない福島の海が見たい!
昨日からの年配のリーダーにその気持ちを伝えた
ならば少し視察をしながら帰りますかと提案してくれた
午後も継続作業
俺は水の溜まる場所をみんなに先行してとりあえずの流れを作った後、上流の通路下、トンネルの出口に場所を変えた
そこは堀幅が広く上の側溝からの泥が貯まっている
その溜まりが流れを悪くしていた
長靴ギリギリに中に入る
泥を掻き流し、周りと底を堀り、貯めを作る
作業を進めると当然に水位が上がる
ゆっくりとした動きで、長靴の水没を避ける
一人の方は、トンネルの入口の泥を掻き出す
トンネルの底半分に堆積した泥を出口に作る貯めに落とす
薮から折れた竹を持ってきて出口から突っつく
トンネルの上半分のわずかに流れる水の力を借りて
堆積した泥を少しづつ緩ます
もうすぐ作業終了時間
ついに貫通!
スムーズな流れを取り戻した側溝は澱みなく音をたてる

活動を終えた帰り道
火力発電所に向かう
そのすぐ脇
北泉
川の土手程度の防波堤の向こうに、目の前にきれいなビーチが飛び込んできた
確かにそこは、ひな壇に敷かれた化粧ブロックは剥がれ、テトラも散乱している
でも青く清んだきれいな海だった
実際の津波を知らない俺だから思うのかもしれない
震災前にこの海に来れなかった事
そしていつの日か
賑わったこの海に入りたいと…
………

福島に来てからの作業着
アンパンマンみたいな真っ赤なツナギ

センターの壁に張り出された活動人数を見つけた

俺の目にも明らかに少ないのがわかる
9月一ヶ月間に入った人数は
同じ時期の遠野では一日
なんとかここにボランティアを集めたい!
ついそんな事を考える
今日の活動は以前に入った墓地の周辺
俺が南相馬に通い出した頃に入った道路面の側溝と
裏にもある側溝との間、薮の中に双方を繋ぐ天然の堀がある
流されて来た瓦礫と薮から落ちた枝で流れを悪くしていた
いつも風の強い南相馬だけど、薮の脇の深い堀の中
おまけに今日は暖かい陽射しの晴天
寒くない活動日和
早速、堀の奥に入っていく
天然の堀だけに、しっかりとした縁や底がなく入り込んだヘドロに足を取られる
目一杯に股を開き足場を確保して瓦礫とヘドロを掻き出す
風当たりの無い晴天に少し汗ばむ
昼休み
遠くに見える防波堤
その一部は崩れて海が見える
今日はとくに高いのか防波堤の上にまで見える波
この先の海は世界大会もする有名なサーフスポット
俺が岩手で見てきた三陸の海は入り江の形状からいつも穏やかな凪だった
そこに十数メートルもの津波が襲ったのが想像出来ないほどの静かな海
でもここの海はいつも波が高い
福島から以南、千葉までは外海の太平洋からの波がダイレクトに当たる
俺も茨城まではよく波乗りに来た
遠くの防波堤越しにしか見てない福島の海が見たい!
昨日からの年配のリーダーにその気持ちを伝えた
ならば少し視察をしながら帰りますかと提案してくれた
午後も継続作業
俺は水の溜まる場所をみんなに先行してとりあえずの流れを作った後、上流の通路下、トンネルの出口に場所を変えた
そこは堀幅が広く上の側溝からの泥が貯まっている
その溜まりが流れを悪くしていた
長靴ギリギリに中に入る
泥を掻き流し、周りと底を堀り、貯めを作る
作業を進めると当然に水位が上がる
ゆっくりとした動きで、長靴の水没を避ける
一人の方は、トンネルの入口の泥を掻き出す
トンネルの底半分に堆積した泥を出口に作る貯めに落とす
薮から折れた竹を持ってきて出口から突っつく
トンネルの上半分のわずかに流れる水の力を借りて
堆積した泥を少しづつ緩ます
もうすぐ作業終了時間
ついに貫通!
スムーズな流れを取り戻した側溝は澱みなく音をたてる

活動を終えた帰り道
火力発電所に向かう
そのすぐ脇
北泉
川の土手程度の防波堤の向こうに、目の前にきれいなビーチが飛び込んできた
確かにそこは、ひな壇に敷かれた化粧ブロックは剥がれ、テトラも散乱している
でも青く清んだきれいな海だった
実際の津波を知らない俺だから思うのかもしれない
震災前にこの海に来れなかった事
そしていつの日か
賑わったこの海に入りたいと…
………

福島に来てからの作業着
アンパンマンみたいな真っ赤なツナギ
