モーラステープって市販でも手に入る? | ドラッグストア勤務薬剤師が届けるhow to接客ブログ♪

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モーラステープって、ドラッグストアでも売ってますか?」

30代くらいの女性のお客様に質問を受けました。

 

 

モーラステープとは、医療用医薬品の湿布薬であり、

整形外科領域において非常に多く処方されています。

モーラステープの他に、モーラスパップも販売されています。

 

モーラステープ/モーラスパップには、

Nsaids(非ステロイド性抗炎症薬)であるケトプロフェンが配合されています。

 

 

ケトプロフェンが配合されている外用の市販薬は、

現在販売されています!!

(うちのドラッグストアにはありませんがあせる

 

 

テイコクファルマケアから販売されている、オムニードパップがあります。

ただし、

オムニードにはパップ剤しか販売されていないので、

モーラステープと同じ薬は、市販ではありません。

 

現在、ケトプロフェンが配合された市販薬はこのオムニードパップ1種類のみです。

あまり見かけないので、取り扱っている店舗は少ないかもしれません。

 

お客様は、

「テープが欲しかったんですけど、

販売されてないならしょうがないですね。」

 

と言って帰って行かれました。

 

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

 

さて、整形外科領域では非常によく使用されるモーラステープですが、

実は光線過敏症の副作用がよく起こることが知られています。

 

光線過敏症とは、

湿布薬を貼っていた部分に日光が当たることで起こる、一種のアレルギー反応です。
貼っていた箇所が赤く腫れあがったり、湿疹や痒み、時には膿を持つこともあります。
湿布薬をはがしてから数週間から数か月(ガーンビックリマーク)経ってから症状が起こることもありますので、使用後もしばらくは注意が必要です。

 

 

ボルタレンテープジクロフェナク)でも光線過敏症が起こることがありますが、

頻度としてはモーラステープのほうが圧倒的に多いようです。

(それぞれの発現頻度は、データがないのではっきりとした%はわかりませんが。)

 

 

こうした理由からでしょうか、市販で取り扱っているお店が少ないのは。

 

逆に、病院ではよく処方されるのは、

湿布薬で唯一、関節リウマチの効能があるからかな?

(ボルタレンテープや、ロキソニンテープ/パップには関節リウマチの効能はありません。)

 

もしくは、昔から広く使われている薬なので、

モーラステープじゃなきゃ、っていう患者さんが多かったりするのかもしれません。

 

ともかく、もしモーラステープが病院で処方された場合には、

くれぐれも光線過敏症にお気を付けください!!

 

 

本日は以上です(*^▽^*)