長い様で 短い 時間

1ヶ月事に 母を訪ねるけど

こんなにも 人は 変わるのかと思う 出来事




今までより 乗換えは増えたけど
母を訪ねる間隔は 変わらない
ワタシには これしかできないから


母の 大好きな果物を 手土産に 



扉を開けるまで ドキドキ 不安になる 



今日は 調子が良いだろうか

ワタシを 認識できるだろうか



部屋には
前屈みな体勢で 椅子に腰掛けた 母が 居た
表情は 元気そう
だけど 又 小さくなり
背中をさすると ほぼ 骨しかない
全身の 筋力が 落ちてる
それでも 
寝たきりじゃないから 少し安心




母のベッドには
掛け布団が 丸く 形どられ
まるで 親鳥が 巣作りした様



手土産の カットフルーツを食べながら
母と 話してると
少し 声が 大きくなった


母が 
『シーッ』と 人差し指を 口の前に当てる
そして
赤ちゃんが寝てるから 静かにと 言う
そして よろけながらも ベッドへ近づき
布団を 掛け直す 姿

赤ちゃんの姿が 見えないらしく

『あれ? どこに 隠れたんや・・・
 今まで ここで寝てたのに・・・』と
布団の中を 探し始める 母
そして
又 布団で まあるくベッドを作り
赤ちゃんを 寝かせる


最近 
猫が よく入ってくるから 困るらしい


・・・


そうか、そうかと 話を合わせ
『赤ちゃんが 寒くないように お布団ちゃんと
かけてあげてや』と言う





母にしか 見えない 世界

そんな 時間が 認知症にはあるみたい

ワタシ達には 見えない 世界

母にしか見えない 子供と 暮らす 母




一人で 寂しく暮らすより

たとえ架空でも 

お世話する相手が 居る ことに

なんだか 

少し 安心した ワタシ
 






🍀