弱虫ペダル 実写劇場版 感想【ネタバレあります】 | ぐーたら武装神姫日記

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TeamS.S.R、メイドさん学科自転車部 所属。

どうもさにゃさんです。

 

公開が終わる前に「実写劇場版 弱虫ペダル」を見てきました。

公開前の評判があまり良くなかった実写劇場版ですがはたしてどうなのでしょ。

 

私は弱虫ペダルを原作マンガ、テレビアニメ(4シーズン)、劇場版 弱虫ペダル(アニメ)、弱虫ペダル Re:GENERATIONを見ていまして一応の知識はあるつもりです。

ドラマに関しては未視聴なのですがエキストラに参加した友人いわく出来る限り原作に寄せていてよかったと聞いています。

 

さて、ではまず基本情報として

・映画では原作のストーリーが長いため若干巻き気味に話が進む

まあスポーツ漫画が原作なので仕方ないと言えば仕方ない。

特に主人公「小野田 坂道」が自転車競技に出会ってから作品の山場であるインターハイまでしっかりロードバイクの知識がない人にもわかりやすく説明しつつ丁寧に書いている作品なので約100分に収まるわけがない・・・

 

 

・映画での舞台設定がインハイ予選なので箱根学園、京都伏見が出てこない

上記とほぼ同じ理由で約100分に収まるように原作の色んな所をカットしまくっているのでインターハイ本戦まで届かない。

ならばカットしちゃえみたいな感じ()

特に合宿所に向かう途中車酔いで下車するシーンがカットされてるので真波と坂道が会わない(坂道のインハイを目指したい理由が消える)と言う主人公のモチベーションが「友達と走りたい」だけの状態。

 

 

・フドウと言うオリジナルキャラがナンソウ高校のエースとして登場するがキャラ掘りがないのでよくわからない

ほとんど理由を書いてる気もするけど・・・ハイ、わかりません。君なにもんなん?

今回の映画におけるライバル校=箱根学園枠になるのがナンソウ高校(すみません漢字見えなくて)なのですが途中途中で話題に出てくれば印象にも残りやすいのだが急に現れるのでよくわからない。(原作では予選で偵察に来る高校がいる。だったり昨年王者の箱根学園が・・・などの会話がある)

そのためエースであるフドウもケガから復帰したとだけしかわからずキャラの強さやどんな性格なのかがわからず感情移入できない。

 

・原作にいないオリジナルキャラ

上のナンソウ高校とそのエース・フドウもオリジナルと言えばオリジナルキャラなんですけどまた違ったアレでして。

原作でも準レギュラーの寒咲 通司(ヒロイン・寒咲 幹の兄で総北高校自転車部のOB)が出てきません。

え?じゃあ誰が回収車を?小野田に自転車を持ってくるの?

それがオリジナルキャラ「寒咲 幸司」

寒咲さん(兄)がなぜか父親に。

おそらくですが上記で書いた巻きで進む関係だと思いますが、総北高校自転車部の監督との兼用しようとしたんでしょう。

 

 

 

 

簡単に書いたつもりが結構書いてんな()

さらに細かく書いていこうと思います

ただし、ここから先は映画のネタバレを含みますので読む際は自己責任でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、では原作と映画で違うところを書いていきます。


まず主人公「小野田 坂道」と初めての友人でチームメイト「今泉 俊輔」の出会い方が違う。

原作では小野田が激坂である裏門坂をアニソン熱唱しながらママチャリで登っていたところに今泉が乗る送迎車が引いてしまった?!この激坂をママチャリで登れるわけがないというところから始まり、自転車部に入る前の腕試しと登る今泉とママチャリで走行する小野田が出会う・・・

 

今回の映画では即今泉がロードバイクで裏門坂に走りにいった際にママチャリで走行する小野田に遭遇する・・・と最初の出会いを端折ってます。

まあ巻きで進むからね仕方ないね。

 

主人公「小野田 坂道」と浪速の派手男「鳴子 章吉」の出会い方が違う。

 

 

 

次に自転車。

ドラマ版が原作に限りなく近い車体・パーツで再現していたのに対して今回の映画版では車体のメーカー・カラーは合ってても細かいところで違っていました。

 

・小野田のロードバイクのデザインが違う

寒咲自転車店により貸し出され主人公が乗ることになるクロモリ車。

原作内では細身のロードバイクが描かれ、ドラマ版でも近い物が用意されてましたが、今回の映画では「アレ?アルミフレーム?」と一瞬思うほどの太いパイプに若干のスローピングフレーム。

ドラマ版で再現されてたので期待してたが残念。

 

 

・今泉のロードバイクのコンポが原作と違いカンパ組みに

原作と同じ自転車が手に入らないのは仕方ない。世代の入れ替わりでどんどん新しいのが出るのがロードバイク。

ただコンポのメーカーくらいは合わせようよと。

映画で使用した自転車の紹介みたいな記事を読みまして「今泉らしさを出すため、全体的に高級パーツで組まれています」と。

それは何かが違くない?と先に実写化したドラマの方は同じモデルではないにしろ再現していただけにここは残念。

 

 

・鳴子のホイールがディープ(おそらく30mm)にしかもコンポがSHIMANO組み

確かにスプリンター=ハイトの高いホイールのイメージはわかる。が、原作で成子が2年に上がった際にZIPPのディープホイールを履くまでスプリント特化のホイールを履いたことがないとされ実際原作でも履き替えるまでセミディープホイールをつけている。

最初期の原作絵だとわかりにくいがインハイあたりの絵、アニメではわかりやすくカンパニョーロを使っている。

なぜ今泉と逆の手配をしたんだスタッフ・・・

 


・今泉のインターハイを目指す理由が・・・

過去の回想で御堂筋との試合のことが浮かび汚い手を使ったと打倒御堂筋を目指し練習をしています。

ただ今回の映画には御堂筋率いる京都伏見が出てこない為、別の人に変わってる。

また回想中にロードレースなのになぜか競輪用ヘルメットを被っている。

 

 

・坂道と今泉の初レースシーン

原作ではカンザキサイクルの社用車で追いかけるシーンがドラマ版と同じくタクシーで追いかける。

上映時間の都合のためだと思うが坂道のママチャリのサドル調整しながらサドルの説明をするシーンカット

 

・原作では1年生レースを最初はママチャリで走り途中でロードバイクに乗り換えるが、映画では最初からロードバイクに乗せる

 

坂道の自転車になぜか最初からビンディングペダルがついている(原作では自転車合宿で2年手嶋のペダルと専用シューズを譲り受けて使用する)

 

・なぜか50kmを1人で引かされる鳴子。しかも下ハン。

 

・原作はインハイ予選は3年生のみだが映画ではチーム全員で参加

 

・レースが始まりスプリントラインの勝負。原作では3年田所と鳴子の2名のスプリンターを出しライバル校箱学のマツゲ君と勝負をするのだが、映画ではそもそも箱学が出ていないので勝負が起こらない

 

なぜか鳴子を静止し田所だけを行かせ鳴子には50km前で引き続けろと原作本当に読んだ?

 

無理にインハイのアクシデントを入れようとして坂道がさっきまでそんな所にいたのになんで落車事故巻き込まれてんの?と言うツッコミ入れたくなる状況に

 

・合宿の時に2年手嶋が出てこないので坂道の名シーン「登りで100人抜け!」をカンザキ妹が言う事に。

 

映画の時間問題と京都伏見がいないので妨害がなくあっけなく坂道がちぎれたチームに復帰

 

・巻島がちぎれて3分の原作と同じセリフを言うが坂道が追い付いてからの展開が原作と異なる(原作では落ち着いてすぐ巻島が飛び出し山岳争いに。映画では今泉を引いて坂道が飛び出す)

 

合宿練習後に改めてインハイメンバーが確定するのだが上記の理由で1年生レース終了時点で1年生今泉、鳴子、坂道の3人がメンバー入り。

 

・最初の練習で2人組にさせる個人練習をなぜか合宿で行う。

 

・合宿で2年手嶋と青八木と対決するシーン等が無い

 

・2人組練習の際なぜか坂道と巻島だけ別の場所

その際に巻島が言うセリフが微妙に原作と異なる。おそらく巻島のスパイダークライムを再現できなかった為に変更したと思われる。

 

・自転車合宿でなぜかバンクを走行

 

・自転車合宿の舞台が競輪場(原作のような施設がないための代用だと思う)