韓国軍関係者は同日、2012年度版の国防白書に記述する北朝鮮の高濃縮ウランプログラムと関連し、韓米軍が合同で衛星による映像を分析した結果、ウラン濃縮施設や濃縮動向を把握したと明らかにした。
同関係者は「まだ最終評価を下してはいないが、それらについて追跡している」と話した。
米国の核専門家、ヘッカー博士（元ロスアラモス国立研究所長）が訪朝した際に北朝鮮が公開したウラン濃縮施設以外の施設があったのかという質問については、「いくつかの施設があると見ているため、ここで話をするのは不適切だ」と答えた。この回答は、韓米が関連施設や施設の動向を追跡していることを示唆していると解釈される。
北朝鮮は2010年11月、ヘッカー博士を招いて寧辺の核施設内にある遠心分離機約1000台を持った大規模ウラン濃縮施設を公開した。
これに関連し、2012年度版の国防白書では「09年の北朝鮮外務省報道官によるウラン濃縮についての言及や10年11月のウラン濃縮施設公開などを考慮し、（北朝鮮が）高濃縮ウランプログラムを進めているとされる」と記述した。10年の国防白書の「高濃縮ウランプログラムを推進していると推定される」よりも少しトーンが高まった。
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