今回の作品はこちら。
「コンパートメントNo.6」
昔ほど沢山の映画を
観なくなりましたが
まだ映画鑑賞が趣味と言えるぐらいは
映画が好きです。
そんな紘的にですが
今年観て良かったNo.1の映画が
この作品です。
舞台はモスクワから世界最北端の駅
ムルマンスクへ向かう寝台列車。
その世界最北端の地にある古代彫刻を
インテリな恋人と一緒に見に旅行に行く
ハズだったフィンランド人学生のラウラ。
その恋人が直前になって旅行を
ドタキャン。
それなのにせっかくだから1人で
行っておいでと恋人に言われラウラは
1人列車に乗る。
恋人と一緒に過ごすハズだった
寝台列車の6号室にはロシア人の
出稼ぎ労働者がいた。
このロシア人のリョーハが
粗野もいいとこガサツで遠慮がなくて
ガチで信用ならない雰囲気を醸し出し
ていて。
ラウラはたまらず部屋を
変えて貰おうとするのだけど
他はすべて満室で無理。
仕方なく彼との寝台列車の
我慢の旅が始まる。
人は見た目が9割という言葉が
あるけどそれは間違いはないとは思う。
話し方や話の内容で知的レベルは
ある程度わかるし、服装や職業で
信用度をはかるのは一般的に普通。
でもその人の魂の純度までは
見た目では絶対にわからないのだなと
この作品に出会って改めて感じました。
ラウラのインテリの恋人の周りには
インテリの仲間がいつも沢山いて
ラウラはあまりそこに馴染めていない
感じがしていた。
インテリの恋人に群がる
周りのインテリたちはそんなラウラを
彼女の今の下宿人よと陰口を叩く。
そのインテリの恋人の彼女もどこか
ラウラを追い出したかったのかな?と
思わせる様な感じで1人で旅に出させる。
そんなラウラを見ていたら
ふと中学生時代の自分が飛び出して来た。
中学生時代にほんの少しだけ
クラスではイケてるグループに
いたことがあったんです。
いつもはみ出して嫌われてしまう自分が
イケてるグループに招かれた事が嬉しくて
嬉しくて必死で嫌われない様に頑張って
いました。
でもやっぱりというか
頭の回転がスローな私は話題などに
ついていく事が出来ず。
いつしかお笑い担当と言えば
聞こえが良いですが、いつもどこか
小馬鹿にされて笑われる様になった。
たぶんみんなは私を追い出したくて
わざとしていたのだと思うけど。
せっかく素敵なグループに
入れたのだからと必死になって
ついていこうとして滑稽な生き物に
なってしまっていた。
それを見ていた別の友達が
完全に可哀想な感じで浮いていたよねと
後で教えてくれたぐらいに。
結局そのグループからは
弾かれたんですけれど(笑)
あの時は自分がひどく
残念な生き物に感じでいましたけど
自分の居場所ではなかった。。。
ただそれだけのことだったと
今は思っています。
映画の中のラウラは滑稽では
ないですよ!
合わない場所にいるラウラを
見ていたら勝手に飛び出して来た
いつかの私が重なりひどく感傷的に
なってしまっただけです。
作品に話を戻します。
フィンランド人学生のラウラと
ロシア人労働者のリョーハが出逢う
確率って本来ならとても低いと
思うのです。
それが数時間の乗客同士なら
なんか嫌な奴だったなぐらいで終りか
席を変えて忘れるか。
縁があったんだねとは
とても思えない出会い方だった
ラウラとリョーハが数日間を共にした。
インテリの恋人はラウラの話を
聞くというよりも自分の思うように
コントロールしたいだけの感じに対して。
リョーハはラウラの話に真っ直ぐに
耳を傾けてくれる。
リョーハの魂はとっても純粋で
ラウラのことを好きでとても大切な人
だと思っているのが伝わって来て。
やっぱり縁がある出逢いは
宝物なんだなとラウラとリョーハを
見ながら嬉しくて胸が苦しくなった。
携帯電話がまだない時代の話なので
たぶん2人は旅が終わったら2度と
会うことはないだろうなという余韻に
苦しくなってしまったのです。
ジャンルは恋愛らしいですが
個人的には恋愛というよりも
ソウルメイト的な友情が近いかなと
感じています。
友達でも恋人でも誰であっても
自分が残念に思えるような人よりも
自分が自分であることが嬉しくなる様な
人に出逢えたらそれは宝物なんだなと
思います。
久しぶりに胸の奥の奥が
キュンと締め付けられる
最高に良い映画でした。
お時間ございましたら
美味しいオヤツと共に是非。
しかしながらこのモグラ、クリームが
詰まっていて非常に美味でした。
最後まで読んで下さり
ありがとうございます✨
