「普通はさ~」と夫に文句を言うと
「普通って何?」と言い返されます。



世間様にワタクシメの普通を
知って欲しいわけではない。



十数年を共に重ねてきた妻の
普通ぐらい少しは聞いてくれても
よいではないか。



お風呂上がりはバスマットの上で
良く体を拭いてから部屋を歩いて欲しい。



濡れたままの体で部屋やトイレを
歩かないで欲しいだけ。



トイレの床が濡れていて
嬉しい人がいるのだろうか?



畳に濡れた足跡があるのが
愛のサインだと思う人がどれくらい
いるのだろうか?



玄関の靴を揃えない
トイレのドアをちゃんと閉めない
(💩した後も閉めないんですよっ!)
脱いだ服の脱皮などにはずっとずっと
コチラ側で折り合いをつけて来たんだよ。



だからお風呂上がりだけは
バスマットの上でちゃんと拭いてから
廊下に出て欲しい。頼む!



夫がADHDなんだろうなということは
付き合っている頃から少しずつ何となく
わかっていました。



車の鍵を落とす
(親切な高校生の男の子が警察に
鍵を届けてくれて見つかったんです)
レストランのグラスを床に落とす
(そして手をザックリ切っています)
鍵を車の中に閉じ込めする
食事したお店に財布を忘れる
📱がどこかに消えた問題日常等々



けっこう短いスパンでデート中に
起こったのでちょっと不注意過ぎないか?
と疑問に思ったからです。



診断されたワケではないけれど
お義母さんから聞く子供時代の話にも
完全にその特徴が入っていて。


そしてそのまま大人になった様な夫。


ハードな仕事が続いてる間の休みも
家でゆっくりと過ごすことが出来ない。


朝イチから今日はどこに行くんだ!
どこに行きたいんだ!と忙しく起こされる。


仕事で疲れているだろうから
午前中ゆっくり過ごしてから午後から
買い物でも行きますか?とワタクシメが
起床時にはもういない。


近所のゲーセンに繰り出して行かれた。


2~3時間ぐらいして帰って来て
いつまで寝てやがるんだと怒りながら
どこに行くんだ!と鳴く。



それではランチでもと出掛けて
食べた後は朝イチから動きっぱなしで
少し疲れて眠いとウトウト。



じゃあ家に帰ろうかというと
まだ昼間だからモッタイナイと言う。



昼間から家に居るもんじゃないし
昼間から家で映画なんか観てる場合
でもないらしい。



結婚前も休日に家にいることは
ほとんどなかったらしい。



じゃあ朝イチから出掛けますかと
合わせてフルで行動していると必ず
偏頭痛になって唸る夫。
ワタクシメまで疲れて寝込む事態に。



それが夫の普通です。



ワタクシメにとっての
最大の最高級の極上の贅沢は
家でゆっくりと好きなことをして
過ごせること。



家の中で自由に好きなことを
好きな時間に出来るのが何にも勝る
究極の極上の贅沢です。



ワタクシメにとって結婚前の
家族と過ごした実家は1ミリも
落ち着ける場所ではなかったからです。



やっぱり実家は落ち着くなぁ~と
いう人がいるとマジでびっくりします。



自分の両親って普通だと思って
育ちませんか?



ここでの「普通」は
自分の普通が普通だと思うよねが
基準になっております。



父上に裏拳で顔を叩かれたり
蹴飛ばされたりされる日常が
普通ではないらしいと気がついたのは
中学生頃になってからでした。



普通に両親には叩かれながら
育ちましたし、姉妹喧嘩の時は
ワタクシメも妹に当然手をだして
いました。



仲の良い友達に妹を叩いちゃう
ことある?って聞いたら目を丸くして
叩くことなんてしたことないよと。



その時からトンデモネー罪悪感に
苛まれることになりました。



お父さんて暴力ふる?と聞けば
今まで1回も両親に叩かれたことなんて
ないよとびっくりしていまして。



違う友達にも聞いてみましたら
同じように殴る父親がいる友達も
いましたが圧倒的に殴られない友達の
方が多いことが発覚。



暴力って普通ではないんだと
驚愕しました。



そしてもう1つ。
父上と会話が出来ないということも
普通ではないんだということが
大人になってから発覚いたしまして。



こちらの↓ブログ↓は
父上のことを綴っておりまして。
おもに後編にその時の出来事が
書いてあります。





長いので要約しますので↓
読まなくても大丈夫です。



父上が脳出血で倒れた時に入院先の
病院で退院後の自宅療養のことを
ケースワーカーの方に説明を受けて
いた時のことです。



ケースワーカーの方が
「もうご家族の方ならすでに
  お気付きかと思われますが
  お父様のご様子がだいぶ以前とは
  違うのがおわかりかと。。。」と
  話始めた時に母上と妹たちと絶句
  いたしまして。



私達には以前とほぼ変わらない
父上の様子がケースワーカーの方によると
だいぶ普通ではないご様子。



だいぶ以前とは違う様子
というのは具体的にどの様な様子なのか?
とケースワーカーの方に訪ねると
少しえっ👀⁉️と戸惑った顔をされた。



実は先ほど家族と父の雰囲気が
ほとんど変わってなかったからそこは
良かったねと話していたんですと
伝えるとさらに驚かれた。



少々滑稽でチグハグなやり取りの後
ケースワーカーの方がノートを見ながら
先生や看護師さんからの報告も交えて
父上のだいぶ以前とは違うご様子を
話してくれました。



目を見て会話をしない。


呼ばれてもすぐに返事が出来ない。
(聴力は悪くありません)


質問を1回で正しく聞き取れない。
(理解出来ない)


聞かれた質問への答えが
正しく返ってこない等々。。。


知りたいことを聞いても
その質問への答えが返ってこず
会話が中々出来ないとのことでした。



これは脳出血の後遺症とも
考えられるので回復する可能性も
ありますと言われたのですが。



いや、だからですね。。。
この特徴をワタクシメたちが
子供の頃から。。。
倒れる前から
父上は持っていたんですね。。。



その後退院するまで
この普通とは違う父上の様子について
先生から説明もないままに誰もふれる
ことないままに終わりました。



しかしながら
「父上って普通じゃなかったの?」
という思いが消えずに
ワタクシメはググったり本を読んだり
しながら調べましたところ。。。



大人の発達障がいとか
コミュニケーション障がいとか
今まで聞いたこともない言葉が
見つかりまして。



発達障がいと言っても
十人十色でそれぞれがオリジナルな物を
持っているらしいのです。



リスト項目が当てはまったり
当てはまらなかったりもしますが
父上はまさに発達障がい人でした。



そりゃ真剣に愛情持って話せば
必ずや、わかってくれると思って普通に
会話したって無理がありますよね。



妹のダイアナと知らないって
お互いがツライねと泣き笑いしました。



自分は自分が基準なんで
私は私が普通だと思っています。



でも小学生の頃に紘ちゃんって
なんか変だよとよく言われていました。



そして思ったことをストレートに
言ってしまう為に友達を泣かして
しまったりとクラスメイトと上手に
学校生活を送ることが困難でした。



また母上からはあなたは
人の話を全く聞いていないと
ずっと怒られて育ちましたが。



聞いていないのではなくて
理解が難しいのだと気がついた時には
中年に差し掛かっておりまして。



私は我慢や努力が足りないだけの
愚かな人間だというコンプレックスを
抱えて生きておりましたが。



父親のことを調べていたら
なんと自分まで発達障がい
グレーゾーンかなと。。。



いやいやそんなワケあるかよ。
そんなこと言ったらみんなだって
色々当てはまったりするハズよと
しばらくは無視していましたが。



しかしながら
このまま社会と上手に関わって行けない
のはやっぱり少し困るかなと自分を
もっと知ってみようと思ったのが
数年前です。



診断されるまでは行かない
グレーゾーンでも発達障がい人かもと
気づくことが出来て改善方法がわかれば
自分でも少しずつ実践出来ます。



【まず知ること】
知ることで自分が悪かったワケでは
ないとホッと出来ます。



【そしてケアの方法を知ること】
自分でケアが出来るなら実践出来るし
無理なら信頼出来る場所を見つけて
受診することも可能になります。



ワタクシメはこの本が1番
合っていて好きです。





著者のツトムさんも
精神科医の西脇先生も
発達障がい当事者であります。



ツトムさんと西脇先生の
対談式になっているので長い文章が
苦手な人も読みやすいかなと思います。






こちらはツトムさんの本ですが
こちらの本もとってもオススメです。


ツトムさんはサロンもやっていて
そこのサロンメンバーのことを家族と
呼んでくれます。


ワタクシメも家族の1人で
おんなじ名前で紘ちゃんでやってます。
サロンの方は本名の音読みです。



普通の基準て自分だと思うのです。



だから世間様の普通に合わせる
必要もなければ引け目なんか感じる
必要もナッシングです。



けれども社会では一般的に
難しくないとされていることが
どうしても困難で出来ない自分に
いつも落ち込んでしまうとか。



もう少し楽に生きたいなと
思っているとすれば「変わっている」
ということは自分を知る良いキッカケに
なるんじゃないかと思うのです。



ワタクシメも自分を知るにつれて
無意味に責めたり馬鹿にしたりしなくなり
自分をもっと肯定的に見られる様に
なりました。



今でも夫からも紘ちゃんは
だいぶ変だよと言われるのですが。



何だか褒め言葉に聞こえて
しまいます。



周りに中々馴染めなかった人たちが
これからは生きやすい時代になって
来るから大丈夫だよとツトムさんが
言ってくれるのですが。



ワタクシメはその言葉を
聞いただけで呼吸がしやすくなり
だいぶ、いやかなり生きやすく
なりました。



言うまでもありませんが
ここは肉体を持たないと
居られない星です。



ツトムさんは肉体からも
マインドからもなるべくエビデンスありで
アプローチの方法を詳しく教えることが
出来る数少ない人だと紘ちゃんは
思っております。



もしかしたらもしかして
自分が生きにくいのは。。。とか
大切な家族なんだけどナゼか一緒に
生活することが大変なんだよねとか
そんなことを考えてる方がいらっしゃい
ましたら。



ツトムさんの本やYouTube見ていただけ
たらなと思ってこのブログを書きました。





こんなコアな本もオススメ✨

ワタクシメはチッコイUFOらしき
飛行物体を見たことはありますが
呼んだりは出来ませんよ。



だって目の前に大きな円盤が
来たらどうしようとか来るわけないのに
星空を見上げながら震えてしまう
心配性だからです(笑)





最後まで読んでくださり
ありがとうございましたキノコ