今回の作品はこちら。






「ヒア アフター」


この作品は公開される前から
とても楽しみにしていまして
映画館で観る予定でした。



ところが。
公開されてまもなく
あの3月11日の出来事が起こり
上映は中止に。



この映画の主人公の1人が
恋人と訪れた場所で津波にのまれて
しまう冒頭からこの映画が始まる
からです。



フランスで報道キャスターとして
成功していて、恋人とも順調なマリーは
バカンスで訪れた地でスマトラ沖地震の
津波にのまれてしまいます。



その時に彼女は向こう側の世界
らしき何かを垣間見ます。



ギリギリのところで現地の人たちに
助けられてフランスに戻りますが
自分の身に起きたあの出来事がずっと
頭から離れなくなります。


ついにはその垣間見た向こう側の世界に
ついて色々と調べ始めますが。


次第に周りから孤立していき
順調だった日常が上手く回らなく
なっていきます。



もう1人の主人公の男性ジョージは
向こう側の世界と繋がれる能力を生かし
かつてサイキックとして活躍していました。



ジョージは深く知り合う前に
相手のことを意図せずに知ってしまう為に
自分の本当の心を誰かと共有出来ずに
孤独感に苦しんでいるようでした。


工場で働いたり、料理教室に通うなど
普通の生活をしようとするけれど。


お兄さんがまたサイキックを
再開しようと持ちかけて来たり
視て欲しいという人が押し掛けて来たり。


どうしてもソチラ側に
引っ張られてしまいます。


自分には呪いとも思える能力を無視して
普通に暮らしたいと努力してきた生活が
次第に上手くいかなくなってきます。



3人目の主人公の男の子マーカスは
自分の身に起きた悲しい出来事に
小さな体で必死に向き合おうとします。


そしてその答えを知りたくて
本物のサイキックを探すために
行動に出ます。


そこには明らかに眉唾モノたちが
沢山いて。。。




映画のタイトル「ヒアアフター」を
調べますと、(その後)    (今の後)   (来世)
(行く先)    (将来)    などなど。



この作品の雰囲気からは「死後の世界」
もしくは生きている側の「その後」という
ことになるのかなと感じました。



ですが向こう側の世界
死んだ後に人はどこに行くのか?が
この作品のテーマのようでいて。。。



本当のメインテーマは
生きている側の人間同士の繋がりや
絆についてだと感じました。



なのでスピリチュアル大好きな人や
死後の世界観などがコッテコテに
表現されたものを見たい知りたい人には
少々モノ足らない。。。。
というと語弊がありますが
あまり向こう側の世界に
ついては深く追求はしていない様に
感じるかなと思いました。



この作品の主人公たちは
それぞれの人生に起きたことを通して
感じた自分自身の想いを信じて進んで
行きます。



そのことに反対されたり
側にいた人が離れていってしまったりして
孤独を感じながらも1人で前に進みます。



そんな主人公に勇気をくれたり
協力してくれたり
陰ながら辛抱強く見守ってくれたり
する人も確かに存在していて。



そして時々
不思議なことも起きたりして。。。



自分の心の内や
遭遇した不思議な出来事
感じたことを形にして証明することは
中々難しい。


でもそれを誰かに証明したり
真実を知ろうと躍起になることよりも。



自分が感じたことを疑わないで
信じてあげることが1番大切なのでは
ないかなと思いました。


そして側にいてくれる人を
大切にすること。


自分が生かされいることを
思い切り味わうことがとても
大切なのではと感じました。



自分が自分の為に行動したことが
一見失敗に終わった様に思えても。



巡りめぐってその後の自分の人生に
大きな意味を持つことが待っている道に
繋がっていたりするかもしれない。



もしかしたらこの映画の様な
セレンディピティに思える様なことも
あるかもしれません。



でもそのセレンディピティでさえ
誰かが自分に運んでくれたプレゼント
なのかなとこの作品を観て感じる様に
なりました。




ワタクシメ自身のことに
なるのですが。。。



この作品の
マリーが感じた孤独感と似た気持ちを
強く感じていた時期がありまして。



私に起きた出来事は
マリー程の壮絶な体験ではないし
彼女の様な向こう側を垣間見るなどは
全くおきませんでしたが。。。




  でも確かに「何か」が
  起きたのは確実なのに
  周りにそれを聞ける人
  説明してくれる人が1人もいない。



しかもそれを説明する語彙力も
知識も自分には全くなくて途方に
くれました。



嬉しいんだか、悲しいんだか
良かったんだか、悪かったんだが
わからないこの気持ち。。。状態。



その後にスピリチュアル界隈を
それはそれはもう夢中で一生懸命に
進んでいた時期なんかもありまして。



その話は長くなるので
また別のブログに書きたいなと
思っています。



良かったらまた
覗きに来ていただけると嬉しいです。




私にとってはこの作品に
出逢えたことがセレンディピティ
みたいな出来事だったなと思っています。






お時間ございましたら
美味しいおやつと一緒にぜひ。









綺麗に咲く花たちは
人間に癒しや元気を与えてあげたいなんて
思って咲いてはいないハズ。


生まれて咲いては種を残して
静かに枯れていく。


でもそんな自然の姿に癒されて
元気をもらえます。


この花たちを手入れして
綺麗な花畑を提供してくれる方たちが
いるからこそなのよね。


と時々何かのゾーンに入ってしまい
花畑で涙をこぼすという事態になることも
しばしば。


悦に入ったオマエは誰なんだよビトに
なってしまうという今日この頃。





しかしながらそこで
美味しい食べ物に出会うと
スッカリ涙がかわくという単純さ。


この自分の薄~い単純さが
今は中々気に入っております。







最後まで読んで下さり
ありがとうございましたヒマワリ