今回の作品はこちら。








「二郎は鮨の夢を見る」
                    (ドキュメンタリー作品です)





「何か1つを極めるということは
                               他の全てを捨てること。
  それが出来ぬお前は半端モノだっ!」




けっして二郎さんが言っていた
言葉ではないのでアシカラズ。




あるマンガの登場人物のセリフでして
わが夫の口癖でもあります。




夫はただセリフを言いたいだけで
何かを極めているワケでもございません。




でも二郎さんを見ていたら
このセリフが浮かんで来たんです。




今は鮨アカデミーなる
専門学校があります。



なんでも3ヶ月くらいで
一人前の鮨職人になれるのだそうです。



お値段も確かそれなりに
お高かった気はいたしますが。



良い時代になってきたなと感じます。




だってめちゃめちゃ才能のある人が
いつまでたっても包丁を握らせて
もらえないとか正直モッタイナイと
思うんです。




今の時代、才能がある人は
どんどん前に進んでもらいたい。




そうすれば私達はそれだけ沢山の
美味しいご飯や良いモノに出会える確率が
高くなります。




二郎さんのドキュメンタリーは
どうしたんですか?って話ですね。。。





モノにもよるとは思いますが
今の時代に何十年も厳しい修行を
経ての~というのは終わりに近づいて
いるのかもしれません。




ではその厳しい修行の道を歩み
今もなお、己の頂点に突き進む
昔ながらの職人さんは衰退してしまう
のでしょうか?




答えが「いいえ」なのは
ドキュメンタリーを観ていただければ
おわかりいただけると思います。




どこまでもどこまでも
ただひたすらに丁寧に丁寧に
ただただひたすらに極めた技を毎日毎日
手を抜かずにやり続けること。




二郎さんのお鮨へのこだわりには
凄まじいものがありました。




極めた丁寧な仕込みを
一ミリも手を抜かずに毎日毎日繰り返す。




それが変わらぬ美味しさに繋がり
常連の食通のお客さんをうならせる。




変わらぬ美味しさってものすごく
大切なことだと思うのです。




きっと常連のお客さんだったら
味の変化には敏感だと思うんです。




行きつけのお店の味が
落ちてガッカリするってきっと
誰もが経験があるのでは
ないでしょうか?




かつてお気に入りだった洋食店の
ハンバーグカレーライスがありまして。



県外なんですけど
そこまで行っても食べたい味でした。




しっとりと炊かれた
ツヤツヤの白米の上にのりますは。




単品でも十分な美味しさの
ジューシーなハンバーグが
カレーに合うように薄味になって
白米の上に優しく横になっています。





その上からさっぱりシンプルですが
スパイス強めのカレールーが黄金の
衣の様にかけられていまして。




口の中のハーモニーを
味わっているうちにあっという間に
平らげてしまいます。




全くしつこくなくて
食後のデザートまで楽しめて
しまう、そんな夢のような
幸福のハンバーグカレーライス。




何回食べても同じ味わいで
全く飽きませんでした。





ところが。。。
ある日食べに行った時にあれっ?と
微妙な違いに気がつきます。




素人なんで「何が」
違うのかはわからない。

でも確実に「何かが」
違うことだけはわかる。




いつもはペロリと平らげる
ハンバーグカレーがしつこく感じて
残してしまいました。




今日は体調がイマイチだったかな?と
また別の日に行きました。




うん。
このハンバーグカレーライスは
もう完全に別物になっていると
わかりました。




食通でなくても「違い」って
わかるんですよ!




ハンバーグカレーを残しながら
シェフが変わってしまったのか?と
泣きたい気分でした。




だから二郎さんがけっして
味を落とさないように毎日毎日
丁寧な仕込みを繰り返す姿は
もう眩しすぎます。




そのレジェンド二郎さんの血と
技とこだわりの心を受け継ぐ
二代目の息子さん。




1つのことを極めた男は
ものすごい色気のようなものが
滲み出ているんです。




ハンサムとかイケメンとか
親から貰ったモノだけじゃ醸し出せない
極めた男だけが出せる色気です。





鮨を握る手を大切にして
髪の毛の整髪剤や化粧水も触らない。
とか、タバコは絶対に吸わないという
鮨職人さんもいる。




ある床屋さんのご主人は
玉ねぎをもう何十年も食べていないと
話していた。



お客さんとお喋りする時に
臭いで不快な思いをしてもらいたくないと。





あるタクシー運転手さんは
夜間の勤務中の夕飯は
おにぎり1つしか食べない。



もっと食べたいけど
お腹いっぱい食べると後々眠気が
来るから危ないという。




もしかしたらそんなコダワリは
誰も気がつかないかもしれない。




でもプロ意識からくるコダワリって
痺れるほどの圧倒的なかっこよさが
あります。




二郎さんのお店のお鮨は
確かおまかせで三万円だったと思います。
(ドキュメンタリーの中での当時の値段)




ワタクシメはテマエにはご褒美を
簡単に与える生き物ですが。。。。




二郎さんのお店のお鮨は
簡単には食べられませんよ。




値段も簡単に準備出来ない感も
ございますが。




それ以上にお店のカウンターに
座ってもいい人物に、はたしてこれから
テマエがなれるかどうか。。。




そんなカシコマリを感じてしまうほどの
究極の鮨職人の究極のルーティンが
観られる極上の作品です。




お時間ございましたら
美味しいおやつと共にぜひ。











勝手にハンバーグ大使のワタクシが
行きつけのお店のフライングガーデンの
爆弾ハンバーグです。




好きなハンバーグのお店は
数件ありますが今のところナンバー1が
このハンバーグです。




「ただ美味しい」としか
   言いようがありません。




食欲が落ちる夏でも
このハンバーグだけは食べられます。




夫が若い時にアルバイトをしていた
お店でもあり、バイトあるあるを何回も
何回も話してくれます。




そんな話を右から左へと軽く
受け流しながらでも毎回美味しく
味わえます。









夏限定で天然水のかき氷も
楽しめます。



フワフワサクサクの
キーンとこない美味しいかき氷です。








最後まで読んで下さり
ありがとうございました寿司