それはいつもの始まりでした。



背中がはって胃が痛くなって
しばらくベッドで我慢していると吐き気。



吐くまでが大変ですが、吐いてしまえば
こっちのもの。


ケロッと良くなるのです。



最近は背中のハリから、オヘソの痛みに
変わりました。



ついこの間もオヘソがキューと
痛くなって、胃が痛くなって、
しばらくベッドで吐き気を待ちます。

そして朝方やっと吐けました。



その後はやっぱりケロッとして
元気になります。



3日前にその痛みがまた来ました。
寒かったからかなとお腹を温めながら
ベッドで休みます。



やっと吐き気が来ました。



ところが、2~3回吐けば良くなる
はずが、10回吐いても良くならず。



さすがにオカシイナと思い
妹のダイアナに電話。



10回も吐いてるんて!

「我慢しちゃダメだよ!」と病院に。



水分も喉を通らないので、点滴を
してもらって、吐き気止めなどの薬を
処方される。



これで良くなると思ったら。。。
吐き気止めの薬まで吐いてしまう始末。



お腹の痛みは増ばかり。
不安もつのるばかり。



夜間救急に電話するも、たらい回し。



自分で電話出来ているんだから
救急車を呼ぶまでの痛みでは
ないはずです。



とにかく朝まで頑張り、ダイアナに
また病院へ。



6年前に事故で開腹手術をしている
から、内科ではなく外科へという事で
紹介状を書いてもらいその足で病院へ。



そのまま即日入院になりました。



診断は「腸閉塞」でした。



1番今まで恐れていた事が現実に。




だって、開腹手術をすると、6割が
腸閉塞になるなんて脅されてきたし、
しかも腸閉塞ってスッゴい痛いんだよ!
とも脅されていたんですよ。



だから腸閉塞にならないように
排便習慣をつけたりしていたんですよ。



しかも、今までの謎の痛みと吐き気は
腸閉塞の前触れだと判明。




自力で治していたんかと衝撃。




子供の頃に母上に言われたんです。



「あなたはちょっとの痛みですぐに
大袈裟に騒ぎすぎる。我慢が足りない。
ちょっとの痛みは我慢しなさい。」



確かに子供の頃は歯医者さんに歯を抜く
なんて言われたら、大騒ぎして大号泣
するような子供でした。



「大したことない事で大騒ぎしたら
自分が恥ずかしい思いするだけだよ」



と母上に注意されて以来、大騒ぎ
しないように現在までもキチンと
守っていたようです。




この痛みは我慢が足りない私には
すごい痛く感じるけど、大騒ぎ
しちゃいけないよと。



病室に案内してくれた看護の女性も
腸閉塞になった事があると言って


「痛かったでしょうね!大変でしたね」



と労いの言葉をいただいた。



看護師さんにはすぐに病院に
来なきゃダメよ!と言われました。


「我慢してはダメよ」と言われました。



ダイアナは今回の事で私に憤りを
感じていたようです。


「何で我慢するのよ!」と。




マラソンが大嫌いでした。



すぐに歩いてしまう私に先生は



「苦しいのはみんな同じなんだよ。
    何で我慢出来ないんだ!」



と怒られた事があります。



やっぱり私は我慢が足りないんだと
再認識しました。



だって、痛みや苦しみの我慢の限界って
人それぞれじゃないですか。



バロメーターもないし。



今回の事で、私は我慢強いほう
なのかもしれないと思いました。



点滴をしていて、腕が痛かったら
すぐに言ってくださいねと看護士さんに
言われました。



しばらくして、ちょっと痛いなとは
思っていたんです。




でもお腹の痛みの方が上回って
いたので、伝えず。




やっぱりちょっと痛いかな?と思い
これが我慢なのかもと思い、痛みを
伝えました。




私の腕は腫れていて、
「これじゃあ痛かったでしょ!
                             我慢しちゃダメよ」

と看護師さんに言われました。




「我慢しないですぐに言って下さいね」
  けっして社交辞令ではないんだと
  わかりました。



そして、私は我慢強いのではなく
やっぱりどこかに頭のネジを落として
きてはいないだろうか?と思いました。




今は絶食で、点滴をぶら下げながら
トイレ祭りとなっております。




皆さまも我慢はしないで下さいね。




今年もよろしくお願いいたします。