『モンスターズ 地球外生命体』 『モンスターズ 新種襲来』 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 


✨「地球を守れ!」リメイク公開へ✨

 

ヨルゴス・ランティモス監督がエマ・ストーン主演でチャン・ジュナン監督の韓国映画『地球を守れ!』(2003年)をリメイクする『Bugonia』…なんかもう、そういうリメイクの企画は途中で立ち消えになったりしてしまうイメージが強かったんですが、これはホントに現実的なようですね…!!

2025年11月7日にアメリカで公開される予定だそうですわ。

 

しかしどんなリメイクになるんだろうか。

陰謀論を信じる男2人が大企業の女性CEOを誘拐する物語になるようだ」というふうに変更されるようですが、あの拷問シーンをエマ・ストーンでというのはできないと思いますね。

う~ん…そのままそっくりリメイクしても上手くいかないように思うし…だからやっぱりいろいろ変えるんでしょうね。

不安と期待を感じますが、リメイク版公開によってオリジナル版に光が当たるのはホント素晴らしい。

 

私もリメイク版公開までにヨルゴス・ランティモス監督の作品を観ることに致しますひらめき電球

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そ・れ・で、14日、この作品を観ました…カチンコ

 

※ 映画の内容に触れておりますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


モンスターズ 地球外生命体

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


モンスターズ 地球外生命体


原題:Monsters

韓国語題:몬스터즈

 

2010年製作/94分/G/英

日本公開:2011年7月23日
配給:クロックワークス


監督・脚本・撮影・特殊効果 ギャレス・エドワーズ
製作 アラン・ニブロ ジェームズ・リチャードソン
製作総指揮 ナイジェル・ウィリアムズ ニック・ラブ ルパート・プレストン
編集 コリン・グーディー
音楽 ジョン・ホプキンス

アンドリュー・コールダー - スクート・マクネイリー(平田広明)
サマンサ・ワインデン - ホイットニー・エイブル(甲斐田裕子)

 

ギャレス・エドワーズ監督が注目を集めるきっかけとなった作品で、「わずか1万5000ドルの低予算で完成させ話題となったSFモンスター映画」です。

どなたかのレビューで拝見して、いつか観たいと思ってました。

 

今月は特に「怖い映画」を観たい心境ですので、今やビックリマークと思いました。

 

で、まず、思ってたのとは全然違ったんですね。

 

NASAの探査機がメキシコ上空で大破したために地球外生命体のサンプルが飛散したんでしょうね…宇宙モンスターが増殖したため、メキシコの多くの地域が危険地帯となり、そんなメキシコでスクープを狙ってたカメラマンのアンドリュー・コールダーは、現地でケガをした社長令嬢サマンサ・ワインデンをアメリカまで送り届けることになります…。

 

ギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA』(2014年)を観てましたので、そういう映画かなあ…と思ったら、全然違って、宇宙モンスターがいる世界でメキシコからアメリカへ行こうとするロードムービーの趣でした。

 

で、だからと言って面白くなかったわけでは全然なく、私は非常に面白かったんですね。

 

「宇宙モンスターに襲われる映画を観よう」と思って観たら、違う作風だった時の「裏切られ感」が嬉しかったですよ。

 

昔付き合った女性との間の息子がいる(けど、父親として関われない)コールダーと婚約者がいるサマンサのアメリカへの道のりです。

 

「モンスターがいるメキシコ」の絵作り、雰囲気、そしてリアルな状況の演出が本当に素晴らしい…。

ああ、地球がもしも巨大なモンスターに脅かされたなら、こうなるんでしょうね~、って感じです。

その混乱を現実的に思いました。

 

で、宇宙モンスターズはどんな姿なのかわからないけど、かなり大きいようだし、いつ出てくるのかかなり気が抜けないので、怖さは十分にありました。

「え、え、えあせる…出てくるの~はてなマークあせる」という…。

吠えたりしてるんですよね、どっかで汗

 

その上で…あの~、最後の方の「宇宙モンスターズの挨拶はてなマーク」はよくわからないのですが…それで主人公たちに心境の変化が起こる流れがグッときました。

 

思っていた作品とは違ったけど、観てとても良かったです。

 

ギャレス・エドワーズさんですが、『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)も観てますし、去年公開された『ザ・クリエイター 創造者』(2023年)もすごく観たいんです。


 

そして、昨日、16日、続編を観ました…カチンコ










モンスターズ 新種襲来

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


モンスターズ 新種襲来

原題:Monsters: Dark Continent

韓国語題:몬스터즈 2: 죽음의 대륙

 

2014年製作/119分/R15+/英
日本公開:2016年1月9日
配給:クロックワークス


監督 トム・グリーン
製作 アラン・ニブロ ジェームズ・リチャードソン ロリー・エイトキン ベン・ピュー
製作総指揮 ルパート・プレストン ニック・ラブ ナイジェル・ウィリアムズ デビッド・ピュー スクート・マクネイリー ギャレス・エドワーズ
脚本 ジェイ・バス トム・グリーン
撮影 クリストファー・ロス
美術 クリスティアン・ミルステッド
衣装 ライザ・ブレイシー
編集 リチャード・グラハム
音楽 ニール・ダビッジ
音楽監修 ロル・ハモンド

ノア・フレイター二等軍曹 - ジョニー・ハリス(辻親八)
マイケル・パークス二等兵 - サム・キーリー(野島健児)
フランキー・マグワイア - ジョー・デンプシー
カール・インケラール特技兵 - カイル・ソーラー(稲垣拓哉)
フォレスト軍曹 - ニコラス・ピノック
ショーン・ウィリアムズ二等兵 - パーカー・ソーヤーズ(藤翔平)
ハリル - フィリップ・アルディッティ
アラ - ソフィア・ブテラ
ケリー - ミカエラ・コエル

 

 

続編の『新種襲来』はギャレス・エドワーズさんは製作総指揮を担当されて、トム・グリーン監督になってます。

 

それを知った上で観たんですが、予算はかなり増えたんでしょうね、かなり大作な映画になってたけど、やっぱり続編ということで1作目のテーマや世界が踏襲されてたと思います。

 

それで、続編の『新種襲来』は戦争映画の枠組みなんですね。

だから米国の軍人さんたちが主人公です。

地球外生命体を乗せた宇宙探査機が地球に到達して16年 ―― デトロイトで暮らす荒んだ青年マイケル・パークス二等兵が、仲間たちと共に中東へ派遣されて…ノア・フレイター二等軍曹といういかにも軍人らしい厳しさを漂わせる人の指揮の下、軍人の務めを果たすのだが…という話です。

 

まず、怖さ度で言うと、私は続編の方が1作目よりずっと怖かったんですね。

 

ネタバレしつつ説明させてもらうと、デトロイトにいる時に「まだ幼体の宇宙モンスター」と犬を戦わせて賭けに熱狂してる愚かな若者たちがいて…もうそれで私は怖かったし、気分が悪くなってしまった。

負の方向にインパクトの強い場面でした。

 

犬ちゃんたちがお好きな方々はもうこの映画は観られない方がいいと思いますが、小さな宇宙モンスターなので犬がやっつけるかと思ったけど、犬は殺害されてしまう。

最近に観たどの映画よりも気分が悪くなってしまいました。

私は「闘犬」が大嫌いなんだと思います。

こういった残酷は映画の中のどの残酷よりも私を苦しめるのかも…。

 

それが最初の方であったので、ずっと心が抉られたような気分で映画を観ることになり、それがこの映画のイメージになってしまいましたね。

 

そして中東ではモンスターと戦うのかと思いきや、その国の武装勢力との戦闘が延々続くんですね。

これもまた予想外な話で、巨大なモンスターたちはゆっくりと歩いてたり、全力疾走してたりするけど、そんなんよりも怖いのは武装勢力との戦闘なんですよ。

若者たちが命を落としていきます。

それがまた、怖かったんですね。

 

宇宙モンスターズも、いつどうかして何をしてくるかわからないと不安を感じるのに、危険な武装勢力との命懸けの戦闘が続くわけなので。

 

怖い映画だなあ…と思いました。

 

そして後半…主人公たちはさらに戦争の悲惨を目にし…その後、地元の方々と交流して一晩、安らぎを得る。

 

その夜、主人公が目にするものは ―― はてなマーク

それが何なのか、私にはわからないけど、それは戦争とはまた違うものでした。

そして主人公に心境の変化が訪れます。

 

つまり、1作目のテーマがやっぱり重なるように思いました。

1作目にも何らかの暗喩が感じ取れましたが、続編はさらに、明確なテーマを受けたように思います。

人がなすべきことだと信じて戦うことの無意味でしょうか。

これは米国のありようがあると思うんですが。

 

その上でラストに関しては難解に感じました。

 

戦闘シーンの撮影など、1作目よりも激しいものですし、予算だって増し増しなんでしょうけど、これで「モンスターズ 対 軍隊」の娯楽作にいかなかったことが凄いんじゃないですか。

1作目を大事にした続編ですわ。

 

でも、前述のように犬のことがあったので、映画としては観ててずっと苦しかったです。

本来、作り手側の方々が観せようとした映画の観方とは、私の観方は違ったんじゃないかなあ。

 

ともかくこれは映画でした。

エンドロールが訪れ、私はまた次の、別の時間を過ごします。

 

ですので、イヤな気分に心を重くしてくれて、ありがとうございました、と思ってます。

 

映画としては1作目の方が優れてるように思うけど、2作目は私にはかなり強烈でした。

 

3作目は…ないんでしょう。

ってことで1作目、2作目、一気に観れて良かったです。

 

そんなんで、今日もありがとうさんでした…☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月に観た映画

 

1日 密輸 1970(2023年)

2日 姉のいた夏、いない夏(2001年)

3日 トリック「第8話 千里眼を持つ男…」「第9話 父を殺した真犯人」(2000年)

4日 トリック「第10話 真犯人はお前だ!!」(2000年) この世界の片隅に(2016年)

6日 ギャングスター

7日 アングスト 不安(1983年) KT(2002年) コックリさん(2004年) ホラー・ストーリーズ(2012年)

8日 モンキー・マジック 孫悟空誕生(2014年)

9日 レストレス 中天(2006年) シルミド(2002年) ブレイキング・ニュース(2004年)

10日 シャーク・テイル(2004年)

14日 ドラゴン・コップス 微笑捜査線 (2013) モンスターズ 地球外生命体

16日 地球を守れ!(2003年) モンスターズ 新種襲来