チョコレート・ソルジャー (2009年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

 

叶井俊太郎さん…

 

『アメリ』(2001年)と聞くと必ず叶井俊太郎さんを思い出してイヤなほどでしたし、昔、『映画突破伝』という本を読んだらチャラいいい加減さ、モテ自慢がすごく苦手でしたけど、いわゆる「映画業界」のことに詳しくない私でも知っていたほど強い個性の方で、同時に目立ちたがりだったのだろうし、ずっと映画に携わられた本当に映画を愛したお方だったんでしょう。

それまでのイメージとはうらはらに、ここ最近の報道で仰っておられていたことに、凄い人だ…と思ってました。

私は叶井俊太郎さんが携わられた映画って『アメリ』以外は観てないんですが、またプロデュースされた映画を観たいです。

 

お悔やみを申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国【韓国映画・日本公開】韓国

 

 

 

公開中ですNEW

 

ローリング・ガール

映画『ローリング・ガール』オフィシャルサイト

 

同感 時が交差する初恋

『同感〜時が交差する初恋〜』公式サイト

 

ジェントルマン

映画『ジェントルマン』公式サイト

 

梟 フクロウ

映画『梟ーフクロウー』公式サイト

 

 

 

2月16日から公開が始まりましたNEW

 

THE WILD 修羅の拳
映画『THE WILD 修羅の拳』公式サイト

 

 

 

2月23日から公開ですNEW

犯罪都市 NO WAY OUT

映画『犯罪都市 NO WAY OUT』オフィシャルサイト


ソウルメイト
映画『ソウルメイト』オフィシャルサイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【追記:2月21日 夜】

 

Rayna Vallandingham: Taekwondo World Champion x13

レイナ・ヴァランディンガム: テコンドー世界チャンピオン x13

 

YouTubeで見つけた凄い女性格闘家の方です。

なんかもうすぐにアクション映画に主演してほしい気分です。

世界には凄まじい人物が大勢います…ひらめき電球

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チョコレート・ソルジャー

 

 

 

 

『チョコレート・ファイター』の“ジージャー”が帰ってきた!
「泥酔拳炸裂!」新しい戦い方の連続にアクション・ファンも大満足!! 怪我をも辞さない体を張ったハードなアクションはもちろんのこと、今回ジージャーが会得したのはHIP HOPダンスと酔拳を融合させた“泥酔拳”! 酒を飲めば飲むほど恐怖心と痛みが薄れ、強くなる、というシンプルな発想と、リズムに合わせたHIP HOPダンスのトリッキーな動きが、今まで見たことがない全く新しい技を生み出すのだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


STORY

男に浮気されヤケ酒をあおっていたデュー(“ジージャー”ヤーニン・ウィサミタナン)は、女性ばかりを狙う誘拐組織「ジャガー団」に目を付けられる。しかし、誘拐されそうになったデューを救い出してくれた1人の男がいた。彼はHIP HOPダンスと酔拳を融合させた「泥酔拳」を駆使して、仲間と一緒に誘拐組織を追いかけるサニム(カズ・パトリック・タン)だった。サニムと仲間たちは大切な女性をそれぞれジャガー団に誘拐されてしまい、復讐と救出計画を企てている者たちだったのだ。「泥酔拳」を学んだデューは、囮となってジャガー団のアジトに潜り込むのだが…。

 

 

サワディ~です(^-^)ノ

いつも、ありがとうさんです…キスマーク

 

いつもですが、何か「女性アクション」を観たいという気持ちがあって、自分で選んで少しは観てたんですが、アジア系ではあまり気に入った作品もなく…それじゃあその世界で高名なジージャーこと、ヤーニン・ウィサミタナンの映画を観ようと思ったんですね。

 

2008年の『チョコレート・ファイター』でデビューしたジージャーの主演2作目です。

 

実はこのブログを始めるずっと前、アンジェリーナ・ジョリーが『ソルト』(2010年)の時 ―― ジージャー主演、プラッチャヤー・ピンゲーオ監督の『チョコレート・ファイター』を観て衝撃を受けて自分のアクションをさらに頑張った…というようなニュースを目にして、『チョコレート・ファイター』のDVDを借りて観ているんですが ―― その時にはホント私アクション映画を観る目がなくあせる ―― ぜんぜん感銘を受けなかったんですね汗

あまり記憶に残ってません(>_<)

 

その後、こうしてブログを書きつつアジア映画を観ていくことになり、またアクション映画も好きになってきてるんですが、ジージャーの出演作としては2019年の『トリプル・スレット』をなんと劇場で観てますな~。

 

 

ただ、あの映画のジージャーはつまり悪役さんで、あんな出方で結局ああなって、もの足りない脇役でした。

 

その一ヶ月後くらい後に2011年の『チョコレート・バトラー』を観たんですが、この映画は韓国との合作で主役のファミリーは韓国の人たち。

 

 

 

『チョコレート・バトラー』は主演がイェ・ジウォンさんや今は行方知れずなチョ・ジェヒョンさんだったりして韓国映画ファンにもオススメでっせ。

 

 

ジージャーはやっぱりゲスト出演的なんですが、しかし後半、出ずっぱりだし、この映画のジージャーはホント可愛かったし魅力的でした。

アクション・コメディとしても気にったし、非常に良かったんですね。

 

その後 ―― 『チョコレート・ソルジャー』の監督はラーチェン・リムタラクーン Rashane Limtrakul さんですが、『チョコレート・ファイター』の方の監督プラッチャヤー・ピンゲーオさんの映画は私、『マッハ!』(2003年)、『トム・ヤム・クン!』(2005年)、『チョコレート・バトラー The KICK』(2011年)を観てきました。

 

さて、そういったことで、ジージャー主演第2作、『チョコレート・ソルジャー』を12日、『スペシャル・エージェント 特殊工作員』(2020年)と続けて観ました…カチンコ

 

 

タイでは女性たちが忽然と行方不明になる事件が頻発していました。

 

ロックバンドでドラマーを担当するデュー(ジージャー)ですが、演奏中に彼氏が浮気しているのを発見、あと先に考えずに飛びかかる凶暴性でした。

 

 

この映画の原題は『จีจ้า ดื้อสวยดุ』(「ジージャ・ドゥア・スアイ・ドゥア」と読むらしい)は、翻訳では「ジージャ、とても頑固で美しい。」と出るんですが、そうなんですかはてなマーク

役名は「デュー」ですけど。

 

デューは初登場の場面ではベッドで母親と電話してますけど、なかなか豪華な家に住んでるように思いましたのでドラ娘なのかもしれません。

 

 

遅刻しかけだったし、ライヴで暴れたからでしょう、バンドのメンバーに追い払われ、デューはまた彼氏に浮気されちゃった、バンドも追い出されちゃったと今は亡きお父さんに泣き言を言います。

だいぶ絶望してます。

 

で、私はいつジージャーは出てくるのかとかなり後まで困ってたんですが、このデューが主人公でジージャーなんですねあせる

いや、なんかイメージ違ったのであせる

 

 

で、デューはお酒をガブ飲みして悪酔いしてフラフラしてたら、一人の女性が大丈夫はてなマークとか言ってきて介抱してくれるのかと思いきや腹を殴ってきて、誘拐されそうになる。

 

危うし、と思ったら、未知の男性がサッと現れ、デューを助けてくれるのでしたビックリマーク

 

…という感じの冒頭です。

 

 

で、物語ですが、詳しく知りたい方は、やはり明石家いわしさんのレビューを読んでいただきましょう。

リブログさせていただきます…ひらめき電球

 

 

もともとジージャーの映画を観たらどうかと教えてもらったのはいわしさんだったのです。

 

いわしさん、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

 

で、怪しい連中に拉致されかけたところを(実はデューが狙われたのには理由があることが後に判明するんですが)助けてもらったことで、デューには仲間ができるんですね。

 

サニム、そしてピッグ・シット、ドッグ・シット…(ネタバレですがのちにブル・シットが登場して4人です)…彼らは「泥酔拳」という体に悪そうな拳を使うエラ強の人たちだったビックリマーク

 

アクションに関しては最初から出し惜しみなしです。

前半は特にふざけて踊るような「泥酔拳」の面白さがガンガンきます。

 

英語版ウィキペディアによりますと、この映画のために考案された主な戦闘スタイル「架空の武道 เมรัยยุทธ(メイライユット)」は「殺すダンス」です。それは「B-Boyの戦いから」使用されたテクニックを取り入れ、それらを「マーシャルアーツキリングムーブ」に変換すると説明されています。予告編では「酔拳ムエタイ」の一形態として「中国酔拳(醉拳、ピンイン:zuì quán)」とも好意的に比較されている。ブレイクダンス、ドランクンボクシング、ムエタイからインスピレーションを得ていることに加えて、戦闘の振り付けの身体的側面はアフリカ系ブラジル人の格闘技カポエイラに大きく基づいているようです ―― とのことです。

ほとんどわかりませんけど。

 

 

で、仲間ができたデューはもともとケンカに躊躇のない存在能力を秘めていた女の子でしたので、サニムたち3人から「泥酔拳」を学んでいくことになります。

 

よくわからないんですが、古くて汚いお酒も飲まなあきません。

 

 

こんな感じで、ワイヤーを使ってると思うんですが、なかなかシュール、且つ、危険でヒヤッとする絵面の連続です。

 

 

で、ある程度は強くなったのでデューが一人で誘拐組織をやっつけに行ったんですが、サニムは快く思わず怒って…汗

 

 

それでデューはサニムと勝負をして首飾りを奪ってからかったんですが、サニムがガチギレしてグーパンチで殴られるデュー。

 

 

仲間ゲンカで気まずい空気ですが、サニムたちはみんな誘拐事件によって辛く苦しい思いがあったんですね。

サニムは結婚式当日に花嫁パイを誘拐されたのでした。

だから彼らには誘拐団をやっつける目的があったのです。

 

 

そういった話なんだけど、物語的には紆余曲折やサプライズもありつつ、私は面白かったです。

 

タイの映画らしさがあると思いました。

 

私がこれまでに観たタイの映画は多くないけど、トニー・ジャーの『マッハ!』、『トム・ヤン・クン!』…がまずあります。

 

それから気弱な大男がおかしくなって暴れまくる、パンナー・リットグライ監督の『ジャイアント・チリペッパー』(2008年)も観てますなあ。

 

ホラー映画ではパークプム・ウォンプム&バンジョン・ピサンタナクーン監督の『心霊写真』(2004年)、ティーラワット・ルジンタム監督の『レジェンド・オブ・スネーク』(2008年) ―― そしてナ・ホンジンが原案でしたがバンジョン・ピサンタナクーンの『女神の継承』(2021年)を劇場で観れたのは大きな経験です。

まだまだ把握できてませんが、タイの映画の残酷表現は決してぬるくないというイメージもあります。

 

タイが舞台の映画では香港のパン兄弟の『the EYE アイ』シリーズ(2002~2005年)、オキサイド・パンの『極限探偵』3部作(2007~2013年)も印象的でした。

 

ただ、タイ産のドラマ系の作品がぜんぜん観れてないことが残念なんですが、しかし可愛いワンコたちが活躍する、パンタム・トンサン&ソムキアット・ウィトゥラーニット監督の『捨て犬マッカムの大冒険』(2007年)がホント良かったんですね。

この映画はワンコちゃん好きさんにはオススメでっせわんわん

 

 

『チョコレート・ソルジャー』はおそらく香港のカンフー映画の影響もあるんでしょうけど、その上で「タイらしさ」のようなものが楽しかったです。

 

特に前半の舞台になる海辺の風景がとても好きでした。

 

 

ジージャーのアクションはやっぱり凄いですよ~。

ようやるな~と思います。

一応、段取りというかデザインは決めてからのアクションなんですけど、そりゃ凄いことやってるな~と思います。

 

さらに、今回はジージャーが孤独でありつつも荒っぽく、またけっこうお調子者なデューというキャラクターで、よく話すのでその演技も魅力だったんですよね。

タイ語のちょっと呑気に感じられる響きもあって、可愛い感じでしたよね。

ま、ちょっと辛いと酒に逃げて泥酔するんですけど、「泥酔拳」の映画なのでね~。

 

デューはサニムたちのテストをクリアし、彼らに認められていく。

 

 

サニムとその仲間たちもいいヤツですね~。

デューはサニムに恋心を抱きますが、サニムは行方不明のパイへの思いにとらわれています。

仲間のドラマも非常にいいです。

 

サニムたち4人にデューを加えた5人で最後まで戦い抜いていくことになります。

 

映画の後ろ半分は延々、決戦です。

 

 

敵は…ジャガー団です。

団ぐるみで強敵ですが、「ジャガー」というだけあってか、実は女がボスで、この女ボスがまた超エラ強です。

 

演じてはる「Jindasee Roongtawan」さんのお名前で検索すると、やっぱりホンマに鍛え上げて逞しい女性なのがよくわかります。

彼女のアクションも、サニムとデュー、二人がかりでもかなわないような説得力を確かに感じました。

 

 

いろいろあるんですが、最後の決戦のつり橋でのバトルは手に汗を握ります。

 

そして、泣いてしまうような展開に…。

 

デューがついに「やり遂げる」戦いのドラマに感動でした。

 

 

けっこう前半はコミカルな雰囲気もあったんですが、最後は寂しい終わり方で、私はとても良かったです。

 

カンフー映画の影響下にあるんだろうけど、タイのアクション映画の良さがあるんでしょうね。

物語的にそこまで斬新ではないんだけど、私にはアクション、ドラマ、両方が新鮮に感じられたし、興奮でした。

 

またこれからアクションに限らずタイの映画を観ていきたいし、ジージャーの作品もさらに観たいですね。

 

『チョコレート・ソルジャー』…もしもまだ観ておられなかったら是非、どうぞ。

あ、DVDに日本語吹き替え音声はありませんでした、残念汗

 

今日もおおきに、ありがとうさんです☆⌒(*^-゜)v

 

 

チョコレート・ソルジャー


จีจ้า ดื้อสวยดุ

怒火凤凰
Raging Phoenix
레이징 피닉스


2009年/タイ/109分/タイ語
日本版DVD:114分


監督:ラーチェン・リムタラクーン
脚本:ソムポップ・ウェーチャピパット
製作:プラッチャヤー・ピンゲーオ、パンナー・リットグライ、スカンヤー・ウォンサターパット
製作総指揮:ソムサック・デーチャラタナプラスート
音楽:カニソーン・プアンジーン
撮影:タナーチャート・ブンラー、ティワー・ムアイタイソン、タィラワット・ルジナタム

キャスト
“ジージャー”ヤーニン・ウィサミタナン:ドゥ
カズ・パトリック・タン:サニム
SOMPONG "B-BOY HASTE" LEARTVIMOLKASAME:キーマー
NUI "B-BOY MR.GO ROCK" SANDANG:キームー
BOONPRASERT "B-BOY OMAN" SALANGAM:キークワイ
ルンタワン・ジンターシン:ジャガー・ロンドン(ジャガーギャング団ボス)
マーク・ニー・ホアン:ジャガー・トウキョウ
デヴィッド・ブエノ:ジャガー・ボンベイ
SAROCHA RUAMPAOTHAI:サニムの婚約者 パイ
タケシタ アイノ:さらわれた日本人

Cast
Yanin "Jeeja" Vismistananda as Deu
Kazu Patrick Tang as Sanim
Nui Saendaeng as Kee Moo (Pig Shit)
Sompong Lertwimonkaisom as Kee Ma (Dog Shit)
Boonprasayrit Salangam as Kee Kwai (Bull Shit)
Jindasee Roongtawan

นักแสดง
จีจ้า ญาณิน รับบทเป็น ดื้อ
คาซู แพททริค แทงค์ - แชมป์ศิลปะการต่อสู้Trickzจากฝรั่งเศส รับบทเป็น สนิม
รุ้งตะวัน จินดาซิงห์ - นักกีฬาเพาะกายหญิง แชมป์เอเชีย รับบทเป็น ลอนดอน
หนุ่ย แสนแดง - สมาชิกกลุ่มนักเต้น B-Boy Thai รับบทเป็น ขี้หมู
สมพงษ์ เลิศวิมลเกษม - สมาชิกกลุ่มนักเต้น B-Boy Thai รับบทเป็น ขี้หมา
บุญประเสริฐ ศาลางาม - สมาชิกกลุ่มนักเต้น B-Boy Thai รับบทเป็น ขี้ควาย
มร.ฮองนี รับบทเป็น หมัดเมา

 

 

 

 

 

 

【メモ】

 

『同感 時が交差する初恋』 アップリンク京都 2月23日から

『THE WILD 修羅の拳』 アップリンク京都 2月23日から

『ローリング・ガール』 京都シネマ 3月8日から