【映画日記】 『ブレイブ ワン』 『トゥー・フォー・ザ・マネー』 『クジラの島の少女』 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

本当にこんなブログを読んでいただき、皆様、ありがとうございます。

今はこれといって趣味もなく、励みになっております・・・m(._.)m

 

今日は8月に観た、アジア映画以外の映画について書かせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月25日、この作品を観ましたカチンコ

 

 

ブレイブ ワン
原題:The Brave One


(2007年、米国、122分)

配給:ワーナー・ブラザース映画

監督:ニール・ジョーダン
脚本:ロデリック・テイラー
製作:ジョエル・シルバー、スーザン・ダウニー
撮影:フィリップ・ルースロ
音楽:ダリオ・マリアネッリ

ジョディ・フォスター - エリカ・ベイン
テレンス・ハワード - ショーン・マーサー刑事
ナビーン・アンドリュース - デイビッド・キルマーニ
ニッキー・カット - ビタール刑事
メアリー・スティーンバージェン - キャロル
ジェーン・アダムス - ニコール

解説: 暴漢に婚約者を殺され、心身に深い傷を負ったエリカは、1丁の拳銃を手にする。自分たちを襲った男たちを見つけようと街をさまよう彼女は、自らの手で犯罪者たちを裁いていくが……。「告発の行方」「羊たちの沈黙」のオスカー女優ジョディ・フォスターが、復讐のため殺人に手を染める女性を演じたサスペンス・ドラマ。共演は「ハッスル&フロウ」「クラッシュ」のテレンス・ハワード。監督は「クライング・ゲーム」のニール・ジョーダン。(映画.com)

 

 

この『ブレイブ ワン』が公開された2007年頃、私はおそらく映画を観ることに熱心ではなかったように思います。

だから、『ブレイブ ワン』って作品について知ったのも、ここ数年だったと思いますけど、ニール・ジョーダン監督・・・私と非常に相性がいいんですよね。

だから、そんな作品があると知ってからはずっと観たいと思ってました。

ニール・ジョーダン監督の映画はホントにどれも好きなので。

好きな方、多いと思います。

 

ようやく観れた『ブレイブ ワン』でしたが、予想以上に面白かったです。

 

ラジオホストのエリカ・ベインは婚約者とセントラルパークで犬の散歩をしている時、3人組の男たちに襲われ、人生が一変してしまう。

この場面の暴力の表現、ホントに痛く、怖く、惨たらしいです。

 

怪我を負い、恐怖の中で暮らすエリカ・ベインは銃を1000ドルで違法に入手し、それを持って、何とか前のように外を普通に歩けるように努力していたんですが、ある夜・・・って話。

 

そっから後、『タクシードライバー』(1976年)を彷彿とさせる話になるんですけどね。

ジョディ・フォスターの映画ってことで、観比べると面白いですよね。

 

どうなるんだろうはてなマークっていろんな意味でハラハラドキドキさせられます。

そして物語はある種の結末を迎える・・・。

 

その時、私は、ああ、ニール・ジョーダン監督の映画を観たんだ、と思いましたね。

 

『クライング・ゲーム』(1992年)も思い出したし、『ビザンチウム』(2012年)も思い出してました。

素晴らしい結末でした。

でも、ニール・ジョーダン監督は脚本は書かれてないんですけどね、それでも作品が重なるってことは、何かがあるんでしょうね、うん。

 

ジョディ・フォスターの映画ってやっぱりどれも好きですけど、特にこの『ブレイブ ワン』は好きです。

ジョディ・フォスターの演技がホントに好きでした。

 

そして、この道何年の刑事さんを演じるテレンス・ハワードもかっこよかったです、もう最後まで。

この刑事さんがだんだんと、連続して発生している殺人事件の犯人がエリカなんじゃないかと疑っていくって流れなんですけどね。

面白いですよ~合格

 

それにしても、最後のわんこの扱いがまた素晴らしかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、8月26日、この作品を観ましたカチンコ

 

 

トゥー・フォー・ザ・マネー
原題:Two for the Money


(2005年、米国、122分)


監督:D・J・カルーソー
脚本:ダン・ギルロイ
製作:ジェイ・コーエン、ジェームズ・G・ロビンソン
製作総指揮:ガイ・マケルウェイン、デヴィッド・C・ロビンソン、レネ・ルッソ、ダン・ギルロイ
音楽:クリストフ・ベック
撮影:コンラッド・W・ホール
編集:グレン・スキャントルベリー

ブランドン・ラング - マシュー・マコノヒー(森田順平)
ウォルター・エイブラムス - アル・パチーノ(野沢那智)
トニー・エイブラムス - レネ・ルッソ(高島雅羅)
C・M・ノヴィアン - アーマンド・アサンテ(石塚運昇)
ジェリー・サイクス - ジェレミー・ピヴェン(坂東尚樹)
アレクサンドリア - ジェイミー・キング(小林沙苗)

配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

ストーリー: 怪我でプロフットボール入りの道を絶たれた男・ブランドンは、フットボール賭博の勝敗予想という才能に目覚めた。スポーツ賭博の〝予想屋〟は、顧客に情報を与えて手数料を稼ぐ商売。NYで予想会社を経営する初老の男・ウォルターは彼の才能に眼をつけ、高額のギャラで雇う。ウォルターに仕込まれたブランドンの予想的中率は80%を超え、富豪の顧客もゲット。スリルとカネの日々に人生の頂点を見る二人だったが―!

 

 

とにかく名優アル・パチーノの作品を観ておこうと思ったんだけど、主役はマシュー・マコノヒーさんですね。

 

マシュー・マコノヒーってなりきりまくる役作りで有名な俳優さんなんですけど、そのせいで本人がどんな顔なのかも知らないんですよね~。

 

この『トゥー・フォー・ザ・マネー』も、フットボール・プレイヤーとして成功することに挫折し、予想屋の世界に飛び込んだ男、ブランドン・ラングにしか見えない。

 

ブランドン・ラングはエキセントリックなおじさん、ウォルター・エイブラムスを雇い主として、いろいろ学びつつ、成功していくわけですが・・・まあ、スポーツ賭博の予想屋の世界なんて怖いもんでしょう。

しかもブランドンがかなり思い上がる性格だし、ウォルターもちょっと狂気性を感じるので、観てるこっちはハラハラさせられます。

こうゆう形でお金を引っ張ってくるのって怖いですよね。

 

最終的にどうなるのか・・・予想もつかなかったけど・・・そうですね、最後は、この映画はアル・パチーノの出演作だけど、主人公はブランドンだったのだなあ・・・と思いました。

かなり意外な結末だったので、そこに感動しましたわ。

 

でもやっぱりマシュー・マコノヒーの顔は覚えていないのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして8月28日、この作品を観る・・・カチンコ

 

 

クジラの島の少女
原題:Whale Rider


(2003年、ニュージーランド/ドイツ合作映画、102分)

監督・脚本:ニキ・カーロ
原作:ウィティ・イヒマエラ
製作総指揮:ビル・ギャビン、リンダ・ゴールドスタイン・ノウルトン
製作:ティム・サンダース、ジョン・バーネット、フランク・ヒュブナー
撮影:レオン・ナービー
美術:グラント・メイジャー
音楽:リサ・ジェラルド
編集:デイヴィッド・コウルソン
衣裳:カースティ・キャメロン
字幕:太田直子


ケイシャ・キャッスル=ヒューズ - Paikea
ラウィリ・パラテーン - Koro
ビッキー・ホートン - Flowers
クリフ・カーティス - Porourangi
グラント・ロア - Rawiri
マナ・タウマウヌ - Hemi
ティロン・ホワイト - Jake
タウプア・ワカタカ・ブライトウェル - Ropata
テニア・マクラッチー・ミタ - Wiremu
レイチェル・ハウス - Shilo

解説: 勇者伝説が伝わるマオリ族の少女を描いた愛と奇跡の物語。監督・脚本はこれが日本初登場となる女性、ニキ・カーロ。原作はマオリ出身の作家、ウィティ・イヒマエラの小説『ザ・ホエール・ライダー』。撮影は「ミルクのお値段」のレオン・ナービー。音楽は「アリ」のリサ・ジェラード。美術は「ロード・オブ・ザ・リング」のグラント・メイジャー。出演は新人のケイシャ・キャッスル=ヒューズ、「モアイの謎」のラウィリ・パラテーン、「コラテラル・ダメージ」のクリフ・カーティスほか。2002年トロント国際映画祭観客賞、2003年サンダンス映画祭ワールドシネマ部門観客賞、同年ロッテルダム映画祭観客賞受賞。(映画.com)

 

 

この作品は2003年に公開されたそうですけど、いつ頃からか知ってて、観たいと思ってました。

ニキ・カーロ監督の2作目、『スタンドアップ』(2005年)をとても気に入ってたので、それででしょう。

 

ニュージーランドの海辺にあるマオリの人たちの村を舞台に、伝統にこだわる頭の固いおじいさんと、その孫の少女の、複雑な関係を描いた作品です。

 

最初は美しい風景と、マオリの人たちの日常に興味を惹かれてたんですが、途中からはしばしば、その世界に根付いてきた男尊女卑の形を知ることになります。

 

パイケアはおじいちゃんのことが好きなのですが、男の後継ぎが欲しかったおじいちゃんの期待に応えることはできない・・・観てて哀しいし、イラッともさせられました。

まあ、おじいさんの孫の気持ちをわかってやれなさは、どうしようもないと思いましたけどね、歳を重ねても鈍感な人は鈍感。

見えてないんでしょうけどねむかっ

 

観ながら、やはり『スタンドアップ』のニキ・カーロの映画だと思いましたが、『スタンドアップ』にも『クジラの島の少女』にも原作があり、『スタンドアップ』の脚本は別の方が書かれてるんですけどね・・・つまり、この映画の中で描かれてる保守的な男尊女卑のあり方って、世界中のそこかしこに今も残りつつある、ってことなんでしょうね。

 

サウジアラビアとドイツの合作作品、『少女は自転車にのって』(2013年、ハイファ・アル=マンスール監督)もありますし、最近では『はちどり』(2018年、キム・ボラ監督)もありますよね。

女の子が主人公なので、観比べてみるのもいいかもですね。

 

そして、これから公開される作品としては『82年生まれ、キム・ジヨン』ですよね。

 

映画 『82年生まれ、キム・ジヨン』 オフィシャルサイト

 

映画、『82年生まれ、キム・ジヨン』は10月9日から公開です。

 

 

 

結局、人はそれぞれ違うし、これはこうとルールで男女を決めることは難しいと思いますが、こういった映画を観てると、変わってほしいなあ、と思います。

女も男も、それぞれ言い分はあると思うけれども、「昔からこうだったから」だけが理由ではもう納得できないなあ。

女性天皇と女系天皇の議論ですか、それも新しく変わっていった方がいいんじゃないですか、昔にこだわらず。

 

「女は跡継ぎになれない」とか、そのもともとの根拠ははてなマーク

 

『クジラの島の少女』は、少女が主人公ってことが大きくって、やっぱり若い子どもたちの気持ちっていいんですよね、頭の固い大人たちよりも。

パイケアのお父さんがパイケアをドイツに連れて行こうとした時、パイケアは途中でそれを拒否して村に残りますよね。

その場面が象徴的で、出て行かずに自分で何とかしたいって気持ちが感動的ですよね。

 

映画としては、どうやって撮影したんだろうはてなマークってシーンもあって、ホントに素晴らしいです。

 

この作品はすごく感銘を受けました。

ひさしく考えてこなかったことについて考えさせられましたよ。

 

おとなしくって優しい女の子ほど、心が折れてしまいそうになると思うんですよ。

おそらく、その「心を折る」ことが女性を抑圧する社会の目的でもあるんだろうけど。

だから、負けないでほしいし、みんなで頑張りましょ。

 

 

ニキ・カーロ監督とパイケアを演じたケイシャ・キャッスル=ヒューズ。

 

ニキ・カーロ監督は、ご存知でしょうけど、最新作の『ムーラン』の劇場公開が見送られ、期待してたのに残念です・・・(゜´Д`゜)

 

ケイシャ・キャッスル=ヒューズはこの作品でアカデミー主演女優賞の史上最年少候補となり大きな話題を集めたそうですが、それも当然でしょうね。

今、知ったんですけど『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』(2005年)のラストでパドメの葬列に参加してるクイーン・アパイラナも彼女が演じてたんですねひらめき電球

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなんで、8月の25~28日に観た映画について書かせてもらいました。

特に『ブレイブ ワン』と『クジラの島の少女』が私のオススメです合格

 

でわ、最後までお付き合い、ありがとうでしたキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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