晚上好・・・(^-^)ノ
いつも、太谢谢你了です
う~ん・・・ある方の記事で、『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』の結末を何となく、知ってしまったような・・・(T_T)
何も知りたくなかったのに・・・。
観る予定の映画はやっぱり、何も読まない方がいいかも・・・
さて、12月16日はこの映画を観ましたよ・・・
偉大なる戦い、二人の英雄達。その伝説がここに始まる!!
項羽と劉邦
White Vengeance
項羽と劉邦 White Vengeance
原題:鸿门宴传奇 / 鴻門宴
韓国語題:초한지 - 천하대전
英語題:White Vengeance
(2011年、中国映画、135分)
監督・脚本:ダニエル・リー
脚本:チェン・シウチョン
製作:スザンナ・ツァン
アクション監督:トニー・リャン
撮影:トニー・チャン、サニー・ツァン
編集:ダン・ウェンタオ
音楽:ヘンリー・ライ
主題歌:楚歌(The Song of Chu) フォン・シャオフォン、リウ・イーフェイ
劉邦: レオン・ライ(黎明)
項羽: フォン・シャオフォン(馮紹峰)
虞姫: リウ・イーフェイ(劉亦菲)
張良: チャン・ハンユー(張涵予)
范増: アンソニー・ウォン(黄秋生)
樊噲: ジョーダン・チャン(陳小春)
韓信: アンディ・オン(安志杰)
蕭何: シウ・チン(修慶)
項荘: ティン・ハイフォン(丁海峰)
龍且: ドゥ・ユーミン(杜玉明)
項伯: シウ・シアントン(徐向東)
夏侯嬰: チェン・チーフイ(陳之輝)
楚懐王: チャオ・フイナン(趙会南)
子嬰: ヤン・ユー(楊裕)
太傅・劉玄: ウー・マ(午馬)
配給:イレブンアーツ・ジャパン
解説: 「楚漢戦争」や「項羽と劉邦の戦い」といった呼び名で知られ、秦王朝滅亡後の政権をめぐって紀元前206年から5年間にわたり繰り広げられた戦いを映画化。秦王朝末期、皇帝の暴政に対して反旗を翻した項羽と劉邦は、同じ目的のために連合軍を結成して共闘するが、項羽が恋人の護衛を劉邦に任せたことをきっかけに、2人の運命が狂いはじめる。やがて対立することになった2人は、互いの命を狙い、中国全土を巻き込んだ争いを繰り広げる。監督・脚本は「三国志」「処刑剣 14 BLADES」のダニエル・リー。(映画.com)
先日、ドニー・イェンさんとチアン・ウェンさんの『関羽 三国志英傑伝』(2011年)を観たおり、その重厚、且つ、パワフルなる壮大な三国志の世界にいたく感銘を受け、それならば続けて三国志の映画を観てはどうだろうかと思って調べる中でヒットした作品です、我做到了
ところがこれが、三国志ではなかった。
いや、もう、三国志だと思い込んでたんですが、違った。
どうも、三国志よりも前の時代の話の映画だったんですね。
間違えてはいましたが、しかし、それは観ない理由にはならない。
だから観ました。
結論から言って、ほんっとに素晴らしい映画でした。
ホントに素晴らしかった
今年、観た中国の歴史映画としては、『秋瑾 競雄女侠』(2011年)、『孫文の義士団 ボディガード&アサシンズ』(2009年)、そして『関羽 三国志英傑伝』などがあり、どれも素晴らしかったんですが、また最後の最後になって偉大な傑作に出会った ―― 私はそう思いましたね。
中国のコレ系の映画は全部「三国志」だと思ってしまうような私なのでストーリーの説明など、できるわけもないんですが、とにかく時は秦末期、項羽と劉邦とゆう人たちがいて、最初、お互いに協力して共通の敵を倒そうとしてるんですね。
敵とは、その時代の皇帝かな。
どうも項羽の方が立場が上で、劉邦の方が従う関係みたいです。
でも、共闘の関係ですが、特に劉邦はいつか項羽と対決する日が来るから、それまで気を抜かずにその日に備えてるんですよ。
そして項羽も敵が多い男ですので当然、あらゆることに警戒してる。
劉邦は軍師として張良に助けてもらうことになります。
張良がスタッフになる経緯もちょっとあるんですがね。
項羽には小叔父と呼ぶ、范増とゆう年老いた軍師がいます。
范増は項羽のおじいさんの代から仕えてきたんでしたかね。
項羽は范増のことを信頼しきっていて、何度も助けてきてもらったとか。
項羽には大切な女性、虞姫がいるんですが、劉邦が彼女を預かり、安全を確保してます。
映画を観てると、劉邦に彼女を人質にする気はないんだけど、男として愛情を感じてます。
でも、そこはストイックで、告白したりはせず。
虞姫は薄々、感じてますけど。
そんな中、「鴻門の会」が始まります。
劉邦は項羽に忠誠を誓う、とゆうようなことを言い、頭を下げるんだけど、軍師とゆうものは、碁ができないとダメなんですね。
もともと、ボードゲームは戦争の作戦を練習するためのものだったんじゃなかったでしたっけ
間違ってたらすみません
そういったわけで張良と范増は碁で勝負をすることになります。
そういった物語です。
十分に難しい映画なんですよ。
でも私、この映画、ぜんぜんわかりましたね。
実は最初、現在(といっても昔ですが)から始まり、ある人物の回想ってことで過去の出来事が語られるんですが、その時は、難しいかな~と思ったけどぜんぜん大丈夫でした。
自分がそうまでもわかることが意外でしたね。
だから誰が見ても大丈夫です、大人ならね。
今思うと、小さなこととかも私好みだったんです。
なにかわからないことがあっても、そのわからないことが、私の好きな疑問とゆうか・・・だから映画に合ってたんだと思います、私が。
演出ですか、それと編集、それも私に合ってたんでしょう。
まあ、日本語吹き替え音声がないのは、そこはちょっともったいなかったですね。
一度、オリジナル音声で観た上で、吹き替えでも観てさらに理解を深めたかったとこはあります。
で、観終わってしばらくしたら思い出したんですが、夏目漱石の『虞美人草』・・・このタイトルと『項羽と劉邦』の物語は関係がありますよね。
今になると私、夏目漱石の本はあんまり好きではないような気がしてきたんですけど、10代の頃、次々と読んでて、『虞美人草』はメロドラマですしよく覚えてるんですよ。
そうすると敵に囲まれる「四面楚歌」、そして「虞美人草」とゆうキーワードが思い出されましたね。
「四面楚歌」は『項羽と劉邦』の中で描かれますが「虞美人草」は出てきません。
そんなことも思い出しました。
劉邦を演じるのはご存知、レオン・ライさん。
レオン・ライさんも私の好きな俳優さんです。
何といってもこのお顔ですので志のある、国を思う人だと思いました。
また頭もいいんでしょう。
でも、戦いの腕は項羽よりも落ちますね。
劉邦のチームは若干、項羽軍よりも戦いの上では落ちる感じ。
項羽を演じるのはウィリアム・フォンこと、フォン・シャオフォン。
出てきた瞬間から目を奪われるかっこよさなんです
ほんっとにかっこいい。
めちゃくちゃ強いですよ。
その強さに痺れますよ
で、ウィリアム・フォンって誰と思ったら、先日、記事に書かせてもらった『神なるオオカミ』の、あの主人公の青年だと~
ビックリしましたね、あの線の細い青年が、このダース・ベイダーとタメを張るような迫力の戦国武将だと
ウィリアム・フォンの出演作は他に、『妖魔伝 レザレクション』(2012年)、『おじいちゃんはデブゴン』(2016年)を観てますが、ホントに印象がなく・・・しかし、『西遊記 孫悟空vs白骨夫人』(2016年)のあの三蔵法師だと
これもホントに意外でした。
そうでしたか~、あの三蔵法師でしたか~
すごい俳優さんですね。
1作、1作がまったく違う。
しかも、項羽、かっこいい
今回の映画で最も魅力を感じたのはウィリアム・フォンさんでしたよ。
虞姫を演じるのはリウ・イーフェイ。
三国志とか、中国の歴史とか、それは置いといても私が『項羽と劉邦』を観たかった理由は彼女ですね。
今年、2019年、私が観た中で「ラブストーリー部門1位」を選ぶのなら、彼女がソン・スンホンと共演した『第3の愛』(2015年)です。
それほど好きな映画なんですね、『第3の愛』。
だってホントに良かったもん(´∀`*)
だから大好きなんです、リウ・イーフェイ・・・ホンマに美人やわ~
今回もその好きさを裏切らない素晴らしいヒロインぶりでした。
項羽と虞姫のラブストーリーにはホンマに見とれました。
最高です
リウ・イーフェイ・・・今年の香港の民主化デモにかんしては、警察の方を支持してしまい大ブーイングなのはガッカリでしたが、まあ、それは置いときます。
もうちょっと考えを変えてほしいと思いますが、私、来年4月17日に日本でも公開される彼女主演の『ムーラン』、超・楽しみにしてますよ。
監督がニキ・カーロとゆうのも期待アゲアゲですわ。
ドニー・イェン、ジェイソン・スコット・リー、コン・リー、ジェット・リーも出ます
ムビチケカードを買うとかなアカンな
張良を演じるのはチャン・ハンユー。
この方も1作ごと、違いますね。
ちょっと顔的には族上がりっぽいキツさもありますけどね、張良もやはり頭脳明晰、思慮深い人物。
范増を演じるのはアンソニー・ウォンさん。
4年前から、目が見えないので鈴の付いた杖を使ってはります。
先の先まで読む知性で劉邦と張良をビビらせる。
やっぱりいいですね、アンソニー・ウォンさん。
龍峰の忠実なる家来、樊噲を演じるのはジョーダン・チャンさん。
かなり腕が立ちます。
ジョーダン・チャンさんも私が知ってる香港の俳優さんですね。
龍峰の考え方とか見てると、ああゆう武将に仕える気持ちとか、日本の武士道的な理念は、日本固有の発祥ではなく、やっぱり中国がルーツなんじゃないですか。
仁義とゆうのか・・・あの感覚は中国が元祖なんだろうと思いました。
途中で劉邦に味方することになる韓信を演じるのはアンディ・オン。
アンディ・オンも知ってる俳優さんでした。
韓信はこの映画の中で、項羽を別にすれば一番、強かったんじゃないでしょうかね。
出てきた瞬間からえらい暴れ方でしたので・・・それゆえに、彼を倒すことは誰にとっても難しいことだったでしょうね。
一つ、ガッカリしたのは、張良のチームに一人、女性がいて、けっこう目立ってたんですが、結局、ただいるだけだったんですね。
まあ、女だからといって特別あつかいはできませんが、何かやるのかなあ~と思ってので、少し残念でした。
あと、「鴻門の会」の中で拷問を受ける男性がいましたが、その人と張良のチームがどうゆう関係だったかも私にはわからなかった。
女性の父親とかだったのかな
ホントに最初から終いまで名シーンがいっぱいで・・・虞姫のこの琵琶のシーンも良かったなあ・・・。
美しい二人・・・出会いから結末まですべてが最高。
後半は大作らしい、凄まじい戦闘ですね。
この映画はもう、キャスト全員ががちで名演技だと思った。
ホントに演技が心に響きましたよ。
私は若干、香港~中国の俳優さんの演技よりも韓国の俳優さんの演技の方が好きなんだけど、この映画については最高の演技を見せてもらったと思いました。
誰がいい、とかじゃなく、全員が凄いと思った。
でも、やっぱり一人を選ぶのなら、ウィリアム・フォンかなあ(^_^;)
ウィリアム・フォンはご結婚されてて、奥さまは、知らないんですがチャオ・イーリンさんって女優さんだそうですね。
そして、これが最も気に入った点ですが、めちゃくちゃ泣けます
後半、キャラ全員に泣かせる場面があります。
みんながみんな、めっちゃ泣かせてくるんです~゚(゚´Д`゚)゚
まさか、ここまで泣くとは思いませんでした。
けっこう、結末にいったかと思ってからもまたサプライズがあり連続ヒットで泣かせにきます。
そん時、あ、この映画、すごいと思いましたもん。
特にアンソニー・ウォンさん・・・泣きました・・・。
でも、全員かな、やっぱり。
ネタバレになってしまいますが、誰が善い、悪いを決めたりしてないのが素晴らしい。
強いて言えば全員悪いんですが、まあ、それが戦争ってもんじゃないですか。
そりゃ一般人からしたら右往左往引っ張りまわされて死んだりして、たまったもんじゃないでしょ。
でも、これだけは言いたいんですが、私はこの映画に出てきた人を誰一人、キライにならなかったです(虞姫に脱げとか言ってるセクハラ親父は別にして)。
それがすごいと思った。
ただただ、落涙でした・゜・(ノД`)・゜・
ダニエル・リー(李仁港)監督の映画は初めて観ました。
よ~く覚えておきますね。
それから、ウィリアム・フォンさんも。
『項羽と劉邦 White Vengeance』は、私の今年の最後の記事を飾るに相応しい傑作でした
めちゃくちゃ良かったですわ~。
ホントはDVDを持っといて何度でも観たい映画でした。
品切れ状態で高い状態になってるので買わへんけど
でわ、でわ、皆さま
2019年もありがとうございました
2020年もよろしくお願い致します
良いお年を・・・☆⌒(*^-゜)v