アンニョン(^-^)ノ
いつもありがとうです
ジュノ(2PM)が谷村美月と共演する『薔薇とチューリップ』が5月3日から公開です
チャンソン(2PM)も出ますよね
【劇場情報】
東京 シネマート新宿 5/3(金)~
大阪 シネマート心斎橋 5/3(金)~
愛知 センチュリーシネマ 5/3(金)~
4月23日、この作品を観ました
ミスにんじん
私の大好きなコン・ヒョジン主演なんですが、驚かないでください。
どどーん。
何かあると顔が赤くなってしまうヤン・ミスク先生(コン・ヒョジン)はセッセとシャベルで穴を掘る高校のロシア語の先生だったが、ロシア語の人気がなくなり、中学の英語の先生にされてしまう。
もちろんこの人、英語は苦手(映画の中でロシア語を話す場面もなし)。
とにかく生徒から(先生からも)ぜんぜん人気のないヤン・ミスク先生だったが、代わりにロシア語の先生に居座ったのが「鏡よ、鏡」みたいなことやってるイ・ユリ先生、演じるはやっぱり私のお気に入り、ファン・ウスレ。
ミスク先生からしたら自分にはないものをほぼ全部持ってる美女。
英語教師なのに英語学校に通うミスク先生。
特別出演 ⇒ 映画監督のポン・ジュノさん・・・一瞬ですが、ミスク先生を怖がってます。
ミスク先生は(私たちのような常人には理解しかねるが)既婚者の国語教師、ソ・ジョンチョル先生(イ・ジョンヒョク)がおそらく自分のことを絶対に意識しているかもしれないと思い込んでいたが(ソ先生は怖がりつつ困っている)、「可愛いからみんなから愛される」イ・ユリ先生の存在にさらにおかしな考えを膨らませる。
いや、あまりの思い込みの強さに、ほんと、どこまで本気なのかわからなかったのですが、怖いことに本気です。
そこでミスク先生、自覚はないけどストーカーですので、いろいろ情報は仕入れてて、、ソ先生の一人娘で自分が教える中学に通う、生意気で自己愛が強い、全校一の嫌われ者生徒、ソ・ジョンヒ(ソウ)を仲間に・・・ってゆうか、同盟を組む。
ま、ソ先生も8歳上の奥様のウンギョさん(パン・ウンジン)と上手くいってないように見えるんですがね・・・。
ミスク先生の人生哲学 ⇒ 人に優しくされたいなら、無愛想な、キツイ人になるの。それから何事も頑張っちゃダメ。損するだけだから。
〝1位に命を懸けるくらいなら死んでしまえ〟
この映画、ミスク先生の独特の哲学が難解です。
そしてミスク先生のひとり言だと思ってた語りの相手がまた爆笑。
ミスク先生が通う皮フ科の医師、パク・チャヌク先生、演じるはペ・ソンウさんだが、ミスク先生、診察の間に治療のこととは関係のない話を延々続けるのでパク先生はものすごくしんどい。
それでも医師としての職務をまっとうしようと親切・丁寧・穏やかに所見を述べようとするが
知ったかぶりするな
・・・どうせえっちゅうのん・・・
顔が面白い。
輝国山人さんのこの映画のページにある「貞女教務」って役柄がどうもわからないのですが、とにかくラ・ミランさん、モニターを通して全校に瞑想を指南する。
これがまた後で効いてきまんにゃわー。
瞑想なんかくだらないみたいなミスク先生を非難がましい目で見つめる友情出演のソ・ヨンジュさん。
顔が怖い。
自分の持ち家を手に入れるため、学校で寝泊まりしているミスク先生・・・まぢか
よくわからないのが妻子のあるソ先生が夜、電話でこのサイコ女の相手をしてること・・・します、普通~
そんなだから余計にミスク先生の妄想も荒ぶる。
またジョンヒも口が悪く、正直すぎて一言多い(^_^;)
ミスク先生に負けず劣らず自己中なので、ハブられている。
でも、嫌われ者同士だからこそ、お互いを下に見て仲間になれる
ってそんな気持ちで仲間になってどうする(;´∀`)
う~ん・・・変な二人。
ミスク先生、ものすごくあつかましくユリ先生の部屋に転がり込み、同居をスタート・・・どんな敵なのかを探る。
いやいやいや、普通イヤでしょ、こんな怖い人と住むの
そんで、娘の力を借りて、ソ先生になりすまし、ユリ先生とチャットして、ソ先生を変態だと思わせるように仕向ける。
が、結婚まで男の人とそうゆうことはしません我慢できない男性とは別れますとぬかして、清楚なイメージで固めていたユリ先生、実は・・・
ま~、ユリ先生も十分、変だと思いますがね~。
しかも、考え方が同じとゆう、低レベルなオンナたち(;´∀`)
しかし、このことであることを思いつくミスク先生がやっぱりおかしい。
ミスク先生とジョンヒの変なコンビぶりが最高ですヾ(*´∀`*)ノ
まあ、ぜんぜん連携できてないし、仲間割れ寸前ですが、実は最後の最後まで、持ちつ持たれつの関係。
しかし、なかなか説明の難しい映画ですね~
とにかく、結論として笑わせてもらいましたヾ(*´∀`*)ノ
もう、それで私的には満足です・・・それで十分。
最後まで観てもらえればわかりますが、普通にラブコメじゃないですね。
かと言って、なんか人生のためになるような教訓があるでもなし・・・いや、あるのか(^_^;)
パク・チャヌク監督が製作と脚本でかかわってます(どっかに出演もしてるらしい)。
が、観終えて逆に、パク・チャヌク監督だったらこうゆう映画にはならなかっただろう、いや、パク・チャヌク監督にはきっと作れないだろう、とまで思いましたね。
監督&脚本はイ・ギョンミ監督で、このあと、2015年に『荊棘の秘密』を監督&脚本してて、その時もやっぱりパク・チャヌクが脚本にかかわってます。パク・チャヌク監督の妹分ってことだろうか。
作風としてはえらい違うな~と思いますが、「学校ののけ者が芸を披露して怒った観衆からモノを投げつけられまくる」点が共通してます。
もしや監督、そのご経験が
でも、『ミスにんじん』を観て、そっち系の映画を監督されてないことが、なんか残念でしたね。『荊棘の秘密』も素晴らしいサスペンスでしたが、『ミスにんじん』のような映画は今は作らしてもらえないのかなー。
私ゃ、『ミスにんじん』の方が好きですかね。
こうゆうちょっとした配役に韓国映画の独特のセンスが感じられて、『荊棘の秘密』を思い出します。
イ・ギョンミ監督の感性が好きだなー。
後半、とうとうソ先生の奥様が学校へ来て全員がハチ合わせ
固まるソ先生。
結局、この人が一番、可哀想にも見える。
ばしっ
そしてなぜか、CALL教室ですか、ミスク先生とジョンヒが内緒で使っていろいろ壊してたあの教室で、「裁判」が始まってしまう。
裁判長は、ただ一人、冷静な、ソ先生の奥様。
ソ先生の奥様、ウンギョを演じるパン・ウンジンさんはさまざまな傑作に出演してきた女優でありながら、また優れた映画監督、脚本家としても有名です。
最近の監督作品では『マルティニークからの祈り』(2013年)があります。
『ミスにんじん』で演じた熟女妻役も、この映画の中で最も冷静で理性的な人物。ちなみにベリーダンスの教室をやってはり、もはやトルコに行く予定。
大混乱に陥るかと思いきや(モノはまた壊れますが)、本音で話し合えたのがちょっと良かった。整理して考えるとやっぱりミスク先生とジョンヒの暴走が悪い。
でも、二人の間にはいつの間にか変な友情が・・・。
やっぱり、コン・ヒョジンが素晴らしいですね。
その表情の全てに見とれるほどでした。
こんなけ迷惑で性格の歪んだ信じられん女なのに、キライにはなれない、でも、憧れたりとかそんなんもない、でも、自分もどっか似たとこあるね、と少しは共感したりと、やはりコン・ヒョジンの力量でしょう。
彼女はこの映画の演技で、第7回 大韓民国映画大賞、主演女優賞を受賞してます。
そして、同映画祭で新人女優賞を受賞したのがソウちゃん。
私は『My Son あふれる想い』(2007年)だけ、彼女の出演作を観てたんですが、ごめんなさい、記憶になく、今回が初対面な感じ。
でも、独特のガルルル顔など、可愛さあまって感銘を受けました。
イ・ソンギュンさんと共演した、このあとの『坡州 パジュ』(2009年)のDVDを買ってあるので早く観たいですよ。
ファン・ウスレ・・・私、この女優さんの話し方、すごい変に思えるんですが、またそこが好きなんですよ~。
美女だけど笑わせてくれる人
今回、イヤな顔もするんですが、その顔すら好きです。
そうゆうのって、国は違えど、むしろ日本の女優さんよりも親しみを感じるのです。
イ・ジョンヒョクさん演じるソ先生は、どうも何考えてるのかよくわからないのですが、とにかく普通に夫&パパをやってきはった方なんでしょ。
困惑したり、呆然としてる顔が好きです(´∀`*)
そりゃ困りますよね、こんなけ振り回されりゃ。
いろいろ無駄な努力をやって引っ掻き回したが、ミスク先生とジョンヒの共犯関係、これからも継続しそうです。
ってゆうか先生をやれよ、先生をっ
ラスト、こう来たかー、って感じでした。
身勝手な自己中で、鬼のように思い込みの激しい妄想狂で、すぐに人のせいにする甘ったれで、でも愛を求める女でした。
何でしょ、このハッピーエンド感(;´∀`)
好きですわ~、こうゆう斬新な気持ち。
ええ映画を観たわ~、とつくづく思わされて、かなり強烈です
そして最後はこの顔。
怖い・・・けど、ちょっと可愛い。
この映画は超・オススメですね~
もしもレンタルDVDさんで見つけたら、テレビで放送されたら、是非、観ていただきたいと思います。
さすがは韓国映画、でした
でわ、今日も最後までありがとうです、アンニョン~(*゚∀`*)ノ☆。゚+.
ミスにんじん
原題:미쓰 홍당무
英語題:Crush and Blush
(2008年、韓国映画、101分)
監督:イ・ギョンミ
脚本:イ・ギョンミ、パク・ウンギョ、パク・チャヌク
撮影:ユ・ギョンス
照明:キム・イルス
音楽:チャン・ヨンギュ
出演:コン・ヒョジン、イ・ジョンヒョク、ソウ、ファン・ウスレ、パン・ウンジン、ペ・ソンウ、ソ・ボイク、ラ・ミラン、コ・ヒジュ、パク・チス、チョン・ミンジョン、チャン・ジニョン ほか
友情出演:ソ・ヨンジュ、チェ・ヒジン
特別出演:ポン・ジュノ(映画監督)、チョン・ジョンフン(映画撮影監督)、パク・チャヌク(映画監督)
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
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