韓国映画 裏切りの陰謀 2011年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

アンニョン・・・(´・_・`)ノ

いつも、ありがとうございますキスマーク

 

さっき、ジェーン・バーキンのアルバムを聴いてて

ジェーン・バーキン、最近はどうしてはるんやろ~はてなマーク

と思って、ネットで調べたら・・・ジェーン・バーキン

5年前、2013年の12月に、長女のケイト・バリーを

亡くされてたんですね・・・今さらなんですが、驚きました。

 

ジェーン・B・・・娘を亡くしたりしたら、いっぺんに崩れてしまうか

とても耐えられなさそうなイメージだったんですが・・・

最近の写真を見るかぎりでは、少なくとも人々の前では

明るく振舞ってくれているようです。

 

私の年上の友人に、ジェーン・バーキンに似てると

私が思ってる人がいるんですが

なんか、お世話を焼くって言ったら失礼ですが

ちょっと見てたりするとほっとけないような人で

いつまでも、ずっと女の子の優しさとか、可愛さを

持ち続けてる人で・・・その人のことを思うと

あ~、この人には不幸が訪れてほしくないなあ

って思わされるんです。

 

それは前回の記事で書かせてもらった

映画、『活きる』(1994年)にも通じる感情なんだけど・・・

人生、何が起こるかなんて絶対にわからないし

だから哀しいなあ、と思います。

 

ほんと、インターネットなんて、ロクなことを知ることにならない

・・・って言ったら悲観的すぎるけど・・・

また、フランス映画でも観ますか。

 

 

 

コメントのお返事が遅くなって、すいませんあせる

 

どうしても、今年中に書いておきたい映画が何本かあるので

頑張って記事を公開してます。

 

そのうちの一本・・・

12月12日、この映画を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラナゾの人

 

 

 

 

 

あなたが信じる

すべてのものは

真実ですか――?

 

 

 

裏切りの陰謀

 

裏切りの陰謀
原題:모비딕
英語題:Moby Dick


(2011年、韓国映画、112分)


監督:パク・インジェ

脚本:パク・インジェ、パク・シンギュ
撮影:キム・ドンヨン
照明:キム・スンギュ
音楽:チャン・ヨンギュ、タルパラン
武術監督:パク・チョンニュル


出演:ファン・ジョンミン、チング、キム・ミニ、キム・サンホ、イ・ギョンヨン、キム・ボヨン、チョン・マンシク、キム・ミンジェ、ペ・ソンウ、チョ・ハンチョル、ハン・スヨン、チョン・ドンギュ、パク・キサン、カン・ソンヘ、クォン・ボムテク、イ・イルソプ、イム・ヒョンテ、キム・ソンヒョン、イ・ヒジュン ほか
特別出演:ソン・ヨンチャン、アン・ギルガン、チョ・ヒボン

 

※ 「輝国山人の韓国映画」様のページから引用させていただいてます。

 

(日本劇場未公開作品)

 

 

【ストーリー】

 

1994年11月20日、ソウル近郊のバラム橋で起きた謎の爆発事件。その事件を追っている熱血社会部記者イ・バンウ(ファン·ジョンミン)の前に、ある日長い間連絡が途切れていた地元の後輩ユン・ヒョク(チン・グ)が現れる。 彼は一連の資料を渡してバラム橋事件が操作された事件であることを暗示する。 バラム橋事件の真実を暴くためにイ・バンウは同僚記者ソン・ジンギ(キム·サンホ)、ソン・ヒョグァン(キム·ミニ)と特別取材チームを立てる─しかし、取材に邪魔をする、とある一党たちによって彼らは危険にさらされる。徐々に正体を現す政府の上の政府、黒い影の組織。彼らの目的は一体何なのか?そして正体は…?

 

 

久しぶりにファン・ジョンミンの映画を観ました。

私にとって『裏切りの陰謀』は、22本目に観る

ファン・ジョンミンの出演作品です。

(若手時代の小さな役で出演した映画もありますが・・・)

 

劇場で『アシュラ』(2016年)や『哭声 コクソン』(2016年)を

観て以来のような気もするし、ずいぶん、間が空いた印象。

正直、『軍艦島』が公開されなかったことが

個人的には非常にイタかったですね。

リュ・スンワン監督とファン・ジョンミンの映画なのに・・・ビックリマーク

 

なぜ、映画が公開されなかったのか

私なりに考えてはみますが、あんまり納得のいく理由を

自分でも思いつけない感じはてなマーク

 

まあ、陰謀論の映画(『裏切りの陰謀』)について書いてるので

陰謀論的な発想でなら

映画って意外と圧力のかかる文化なんじゃないですか。

「南京大虐殺」を扱った映画なんかも、今は公開が

難しいかもしれませんね。

 

一番、私が疑ってるのが、「原発にまつわる映画」ですよね。

確実に圧力がかかってるんじゃないですか、各方面から。

あ、日本での話ですよ。

他の国ではやってますし。

(『裏切りの陰謀』では、原発でロケしてますよ)

 

まあ、映画なんて元から観に来る人は観に来るし

観に来ない人は観に来ないんだから

公開してしまえばいいと思いますけどね、なんでもね。

 

もともと観に来ない人にゴネられてもねはてなマーク

 

 

『裏切り陰謀』

こういったタイプの映画を、私が「レビューする」なんて

とうてい無理な話です。

それをやろうとしたら、ストーリーを全部

なぞることになってしまうと思いますよね。

 

ネタバレしないで書くなんて、私にはとても難しい・・・。

 

しかし、2010年に制作された映画ですし

大勢の、本当に映画にお詳しい方々が

ちゃんとレビューされてますから、そちらを読んでもらうとして・・・

いや、ほんと、今もつくづく思いますけど

私ごときが映画を「解説する」とか「説明する」だなんて

自分で考えても不遜もはなはだしいあせる

 

そんなこと、最初からできないつもりで

書かせてもらうしかないですよ、ほんまに・・・。

 

とにかく、結論として非常に面白かったんですが

本来、映画として、病的な発想から始まってる作品・・・はてなマーク

私は最初、そう感じました。

 

こういった陰謀論の映画は・・・

いや、インターネットで様々な投稿、書き込みを読んでたら

けっこう、ほんとに荒唐無稽な陰謀論や陰謀史観を

真剣に信じてる人たちが・・・少なくないでしょ。

え~、ってほど、かなりいるんじゃないですか。

匿名のネットユーザーだけでなく

本とか出版してる著名人でもいますよね、そうゆう人。

この世を必要以上に否定的に見て

自分の不幸せや上手くいかないことを人にせいにして

混乱を自ら求める人たち。

 

もう慣れたけど、そういった人たちがけっこういるって

知った時には驚いたし、呆れました。

裏付けはないけど、予想だけで、自分が信じたい答えを

信じていたい人たちが少なからずいるって状況にね。

 

だから『裏切りの陰謀』を観てて、最初の方では

いかにも陰謀論らしい陰謀論で話が進んできたので

ちょっと怖かった。

映画内の話ではなく

そういった陰謀論にがちでこだわる映画なのかもしれないと

感じた時に。

 

しかし、確かにこの映画は面白く創作された映画だけど

現実に起こり、明るみに出ることになった国家機関による監視

そして世論の操作などをベースに作られているそうなので

真相に至る頃には非常に現実的な映画だと思えたんですね。

 

そして、日本でも近いことが起こっているような気がしてきて

最終的に、これはいかにもありそうなことだと

私も思うようになってたんです。

 

まあ、それでもあくまでも映画は映画なんだけど・・・。

 

この映画の原題は『モビー・ディック』・・・『白鯨』ですね。

私は読んだことがないんですが

米国の有名な作家、ハーマン・メルヴィルの名高い小説と

同じ題名・・・。

 

また

もおびぃでぃっく

でぃっく

でぃっく

でぃっく

でぃっく

でぃっく

・・・

とゆうロバート・プラントの声で思い出すもよし・・・。

 

このタイトルが

私が思ってる以上に、もっと深くかかってるんじゃないかと

思うんですが、私にはそこまでわかりませんでした。

 

主人公、イ・バンウが夢の中で巨大なクジラを目の前にして

自分の前に立ちはだかる壁のように感じる場面があります。

 

 

ファン・ジョンミンの映画はいつも素晴らしい・・・と

やっぱり思わされます。

 

それはファン・ジョンミンの演技そのものが

人を惹きつけるからでしょうね。

 

ま~、ファン・ジョンミンはアクションもできる天才だから。

 

ジョンミンさんが演じるイ・バンウは

仕事慣れしたブン屋らしいブン屋って雰囲気でしょうか。

(新聞記者の皆様、申し訳ないです汗

不真面目なようで仕事熱心ってことで

ベテラン』(2015年)のソ・ドチョルに近い人物。

 

が、そこまでケンカが強いとか身体能力が高いわけではない

普通の人。

だから、この映画では巨悪に立ち向かうのが

普通のジャーナリストってことなんです。

そうゆうのが一番、かっこええなー。

 

キム・ミニはそんなイ・バンウの後輩で機械とかに詳しい子。

意外な行動力を発揮する場面が最高です。

 

キム・サンホさん演じるソン・ジンギは

スカウトされてきた、スクープをものにしてきたやり手の記者。

(でも、本当に腰の低い、おとなしい人)

 

イ・バンウのライバルになるのかと思いきや

最も信頼し合う仲になるのが、またかっこええんですよね(´∀`*)

 

前半はこの三人の活躍だけで、もう楽しいです。

 

で、何年かぶりでイ・バンウの前に現れ

情報提供者となるユン・ヒョクを演じるのがチング。

何を考えてるのかちょっとわからなかったので

心情を吐露する場面には心打たれます・・・。

 

この映画ではチングはアクション担当でもあり

急にかっこいいことをやったりするんですが

後半に差しかかる頃、追われてて逃げきる時・・・

よう見ててください、どう考えても実際にスタントマンの人が

車の下敷きになってるとしか思えない場面があって

めっちゃショックです(^_^;)。

 

あと、思わずお手伝いしてくれる

しょぼい不動産屋のおっさん役で、ペ・ソンウさんも出ます。

 

それから・・・名カメラマンの役でチョ・ヒボンさんが出てきて

最後の方で私が好きそうな活躍をしますね。

 

悪役の人たちは・・・こうゆう映画だから

詳しくは書きません。

けど、ジョンミンさんの映画だからか

若干、『ベテラン』に出てた人たちとかぶり気味な気がした。

 

 

監督のパク・インジェ監督にとって、この映画は初監督作で

次の2作目がチェ・ミンシク主演の

ザ・メイヤー 特別市民』(2017年)ってことになります。

 

私は、どちらか一つなら『裏切りの陰謀』が好きです。

 

そこまで難しいとは思いませんでしたが

やっぱり、ガチッとしたシリアスなテーマになっていきますし

しっかり観てないとわからへんようになる難しさも

あると思います。

 

でも、それだけじゃなく、人間らしい感動もあります。

特に後半。

 

イ・バンウの新たな活躍を予感させるラストも素晴らしいです。

 

こういった社会派陰謀サスペンス・ドラマがお好きなら

是非、観た方がいいですよね・・・ビックリマーク

 

ジョンミンさんの映画で、私が観ていない作品も

少なくなりつつあります・・・。

あとは、『ハピネス』(2007年)

傷だらけのふたり』(2014年)といったところです。

心して、観ないと・・・!!

 

でわ、今日もありがとうです・・・アンニョン~(^.^/)))