韓国映画 共謀者 2012年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

アンニョンです(^-^)ノ

毎度ビックリマーク

ありがとうございます音譜

 

今日の映画は「怖い映画」ですドクロ

そのおつもりで読んでくださいねドア

 

 

 

3月10日、この映画を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

共謀者
 

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原題:공모자들

英語題:Traffickers

 

(2012年、韓国映画、111分)

 

監督:キム・ホンソン

脚本:キム・サンミョン、キム・ホンソン

脚色:パク・ソヒョン

原案:キム・ホンソン

音楽:キム・ジュンソン

 

出演:イム・チャンジョン、チェ・ダニエル、オ・ダルス、チョ・ユニ、チョン・ジユン、チョ・ダルファン、イ・ヨンフン、シン・スンファン、チェ・イルファ、ラ・ミラン、ソン・ジョンハク、コン・ジョンファン、イ・ムンス、ホ・ジュンソク、オ・サンジン、キム・ジェファ、コ・ジョンイル、ユン・サンホ、ソン・イジュ、パク・セヨン、パク・ソンテク、パク・イルモク、シン・ヘジョン、キム・ヒョンミ ほか

 

 映画 『共謀者』 予告編

 

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「共謀者」って言葉、耳慣れないなぁ、と思ったんですが

歌手のASKAさんのDVDのタイトルが『共謀者』でした。

もちろん、私は詳しく知りませんが、言葉としてはあるようです。

 

まず、観ることになったキッカケですけど

私の大好きな、変なお兄ちゃん

イム・チャンジョンの主演作品

『チャンス 半端者の街』(2013年)を観て

このブログで記事に書いた時

私と映画の趣味が非常に重なるブロともさんのシズさんが

コメント欄で、同じイム・チャンジョンの出演作品

『共謀者』を観た時、それまでは「面白い人」だと思っていたけど

「あ~、すごい役者さんなんだなぁと考えを改めた」と

教えてくれたんですね。

 

シズさんがそうゆう感想を抱いたのなら

私は、これは要注意だと思いましたね。

シズさんがそう感じたのなら気をつけなあきません。

私は、その時、『共謀者』に何か、危険なもんを感じました。

いつも楽しい、面白い俳優さんが、違うイメージを出した時

何らかのショックを受ける可能性が大ですから・・・

用心が必要となります。


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密輸で稼いでいる半端者のヨンジュ(イム・チャンジョン)。

足の不自由な妻、チュヒ(チョン・ジユン)と

中国に新婚旅行に向かう生命保険会社の社員

イ・サンホ(チェ・ダニエル)。

深刻な病状の父親(チェ・イルファ)に

違法な手段であっても臓器移植で健康を取り戻してほしい

切符売り場で働く娘、ハン・ユリ(チョ・ユニ)。

この3人を中心に話が進行します。

 

それに、ヨンジュの部下たち、チュンシクとテウン

胡散臭い女好きの医師、キョンジェ(オ・ダルス)といった

犯罪のにおいがするキャラがからむとゆう・・・。

 

イム・チャンジョン演じるヨンジュは殺伐とした犯罪の世界で

生き抜いいていくため、暴力的にならざるをえず

確かにこれはこれまでにイム・チャンジョンが演じてきた

楽しい面白いお兄ちゃんとはかなり違う役柄。

でも、船が発着する港でよく顔を合わせるハン・ユリのことが

好きで、もっと距離を縮めたいと考えてるフシもある。

が、ユリはお父さんのことで頭がいっぱい・・・。

 

ヨンジュは金銭問題で窮地に陥り、中国行きの客船に

乗り込むことになり、サンホの夫婦とユリの父娘も

同じ船に乗り合わせることになる・・・。

 

まず、最初にショッキングなシーンから始まりますし

物語が進むにつれて、何が起ころうとしているのか

徐々に理解できて・・・背筋が寒くなっていきます。

 

いきなり結論からいきますけど

これは、めっちゃくっちゃ怖かった。

もう、前半はとにかく、心臓バクバク、気分が悪くなってきて

嘘偽りなく、血の気が引いていく・・・。

 

やめろ~、やめろ~、何とかならへんのか~ダウンはてなマークダウンはてなマークダウン

と、目を背けたくなりながら、これ以上、事態が悪くならないよう

祈り続ける・・・こうまで映画に追い詰められたのは

ナ・ホンジン監督の『チェイサー』(2008年)以来だと思う・・・。

 

本当に気分が悪くなって、そんなこと、珍しいんだけど

それ以上、観ていたくなくなって、とにかく、怖かった。

 

『共謀者』は、私にそこまで思わせただけでも

モノ凄い映画だったと思います。


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ところが・・・私はこの記事ではこの映画の内容について

ほんの僅かもネタバレをしないように気をつけて書きますけど

この感想は、私自身の完全な主観によるもので

誰しもに当てはまる普遍的なものではないと、そう思ってもらって

読んでいただきたいのですが・・・

まあ、それはいつも、そうなんですよ、ホンマに全部。

私は別に映画の専門家でもないし、映画に詳しいわけでもない。

多くの映画を観たことで映画を知り、映画を相対的に評価できる

そんなブロガーじゃないので、いつもそう思っといてほしいんですが

まあ、嘘を書いても仕方がないので正直に続けますわね。

 

この映画、後半になっていかにも映画的な

ドンデン返し、サプライズがあります。

そのサプライズが発生した途端、なぜでしょうかはてなマーク

私の緊張がサーっと引いて、怖さが冷めて

あー、これは映画なんや・・・と我に返ったとゆうか

そっから後は、単なる普通の「映画鑑賞」になりました。

 

それ以前の、映画の大半、中国行きの船が出発して

中国に到着し、ヨンジュが真相を知るまでは

本当に実際の事件を目の当たりにしてるかのように

震え上がり、気分が悪くなり

一歩間違えれば失神しそうだったのに・・・

なぜでしょうかはてなマーク

最後の最後で、素に返ってしまって。

その理由はわかりません。

わからないけど

おそらくリアリズムが壊れたんだと思います。

 

物語としては本当によくできていると思いますし

犯罪を描くのならばこういった映画にするのが一番

いいのかもしれないと思います。

人びとに注意を促すためにも。

 

でも、私個人は、こと、映画の怖さについては

それまで100あったものが50に下がったように思えました。

そして、どこかで残念に感じてました。

 

まあ・・・でも

怖い映画ってほとんどがそうなんですよ。

途中までは怖くっても、最後の方で怖くなくなるものです。

最後まで怖さが持続する映画って500本に1本くらいだと思います。

それは言い過ぎかもだけど、最後の一滴まで怖い映画・・・

そんな映画は、ホントに少ないんじゃないでしょうか。

 

この『共謀者』はもちろん

ただ怖いだけが存在理由ではない映画だと思いますが。


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この映画

2009年、中国を旅行中の韓国人夫婦の妻が拉致され、臓器のない遺体で発見された実際の事件をもとに、臓器売買の裏側をリアルに描いたクライムサスペンス。

とのことやけども、映画を観た限りでは

どの程度、実際の事件に忠実なのか、ちょっとわからへんね。

この煽り文では犯人についても触れてないし・・・。

もしも犯人が逮捕されてないのなら

事件の全容も知られてないはずだし。

ぶっちゃけ、韓国映画って実際の事件をベースにしたとゆうてても

かなり盛ってるからねーあせる

面白くするために、かなり暴走して創作してるの、私、知ってるから。

『共謀者』は一種の「恐怖デマ」、「都市伝説」の映画化に

かなり思えてしまうし、やはり作られた世界なんだと思う。

 

そして、もっと言えば、確かに現代は「命をお金で買う時代」に

突入してるだろうし、自分の命をお金に換える人だって実際に

いることでしょう。

そして金持ちは金で寿命と健康を買ってるでしょう。

 

でも、映画であまり面白く、怖く描き過ぎると

現実にご病気で臓器移植をなさった方々への偏見にも

つながりかねないので、『共謀者』もそのことについては

映画としてやり過ぎてしまったように私には思えました。

映画ファンがただ観る分には許容されてきたはずなんだけど

・・・実際、映画を捻じ曲げて考える人って少なくないから。

そこまで頭が悪いのか、底意地が悪いのか

こういった映画を映画として捉えない人間もいるから

世界の映画界もめんどくさいですよね。

またまた、作れない映画が増えていくのかも、などと。

まあ、日本の観客はこういった映画をあまり観ないだろうけど。

 

この映画で描かれる臓器移植のこともデリケートな問題なので

健康ならば、健康な人は映画を観てても謙虚でないとアカンね。

 

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キム・ホンソン監督にとってこの映画は初監督作品で

この次に『技術者たち』(2014年)を監督することになります。

現在のところ、この2作ですね、監督作品は。

 

私はやっぱり、『技術者たち』の方が好きだなぁー。

 

話は違うけど、私は子どもの頃

家族で2度、船で中国へ行ったことがあるんですよ。

・・・上海とか、北京に行くのに。

そん時に乗った客船の雰囲気とこの映画の客船の雰囲気が

とても似てる気がしました。

私が乗った船の方がもっと狭かったように感じますけど。

夜、中国の人たちの歌うカラオケが響いてたなー。

2泊3日、かなり退屈でしたけど

でも、いつか韓国へ船で行くのもええなあ・・・船船船


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イム・チャンジョン、チョ・ユニ、チェ・ダニエル・・・

そして、オ・ダルス、チョン・ジユン、チョ・ダルファン

イ・ヨンフン、チェ・イルファ・・・キャストはさすが

韓国の俳優さんたちだったと思います。

 

イ・ヨンフンはこの間、観た『コインロッカー』(2015年)の

ギャンブル依存症のダメ男だったなぁ・・・。

 

チョ・ダルファンは『パイレーツ』(2014年)の

キム・ナムギルの山賊の手下その2みたいな役でしたけど

『技術者たち』でも面白い役でした。

 

イム・チャンジョンは・・・正直、観ていて辛かったですね。

それもあっての心臓バクバクだったと思う。

でも、けっして嫌いになりきれるキャラでもなかったと感じました。

やっぱり、凄い俳優ですね。

好きです。

また今度は楽しい出演作を観たいな(^_^;)


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この映画のタイトルは『共謀者』だけど

誰と誰が「共謀者」なのかはてなマーク・・・映画を観終える頃

判明します。

 

『共謀者』は私の好きなタイプの映画ではないけど

その不快感、その幻滅、その恐怖がとても好きです。

 

シズさん、凄い映画を教えてくださり、どうもですドキドキ⌒(*^-゜)v

 

誰にでもオススメできる映画ではないけど

こうゆう映画が好きな人はまた観てみてください。

人間不信に陥っても責任は取れないけど。

 

でわ、今夜も読んでくださり、ありがとうですキスマーク

 

またです、アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イム・チャンジョン主演のこちらの作品

『チャンス 半端者の街』のセルDVD

3月31日に発売ですNEW