アンニョンです(^-^)ノ
先月末に韓国歌謡~「トロット」のコンピレーション・アルバム
『Super Star Best Collection Vol. 2』を買って、よく聴いてます
2枚組、トータル2時間を超える濃厚過ぎるブツなのですが
少しでも韓国映画の世界にのめり込んでいたい、と思って
お世話になってます
日本でいったら演歌とかムード歌謡といったジャンルなんだろうけど
あきらかに私が聴いてこなかった音世界ではあります。
でも、不思議なことに韓国語の歌となると話は別ですし
やっぱり数秒聴いただけで韓国映画の中のと同じ香りが
ドッバア~と漂ってくるんですね。
洗練された最新のK-POPももちろん最高ですが
こうゆうオッサンノリの世界にも、韓国の魅力を発見です
特に気に入ったのが
ディスク2の6曲目、신명나는 세상 / 송해 です。
ソン・ヘさんとゆう方の「楽しい世界へ」とゆう極上の一曲。
[이무송 임수민의 희망가요] 2015 연말대상 / 송해 '신명나는 세상'
ソン・ヘさんは現在、90歳・・・まぢか
お元気ですねヾ(*´∀`*)ノ
韓国KBSの音楽番組、『全国のど自慢』の司会を
1984年から続けておられます・・・ってホンマに元気過ぎッ
さすがは趣味が「運動」なだけはある・・・。
しかも、驚いたことに『ウララ・シスターズ』(2002年)
『踊るJSA』(2003年)、『全国のど自慢』(2013年)といった映画にも
ご出演なさっておられるとゆう∑(゜∀゜)
日本では『踊るJSA』しかDVDが出てないようだけど観たいです
そんなんでもう、K-カルチャーについて語りだすと
キリがないわけではありますけれども
2月28日、この映画を観ました
ヤクザで生きるか、
巫女で生きるか、
それが問題だ!
結界の男
解説: ひょんなことから霊能力が備わってしまったヤクザの幹部が、ヤクザと霊媒師の二重生活を送るはめになる姿を描いたコメディ。ボスからの信頼も厚く、部下からも慕われる兄貴分のグァンホは、組織同士の抗争に巻き込まれて怪我をしたことがきっかけで不思議な力が備わってしまう。仕方なくヤクザと霊媒師という2つの顔を使い分けて生活を始めたグァンホだが、そんな彼の前にいたずら好きの少女スミンが現れて……。監督はデビュー作「花嫁はギャングスター」がヒットしたチョ・ジンギュ。主演はドラマ「パリの恋人」や映画「ビッグ・スウィンドル!」などで知られるパク・シニャン。(映画.com)
【Movie】2013 [The Gangster Shaman] - Trailer 1
【Movie】2013 [The Gangster Shaman] - Trailer 2
現在絶賛公開中の映画、『哭声 コクソン』(2016年)を筆頭に
韓国映画には「ムーソク(巫俗)」映画とゆうジャンルがあり
ひいては「霊界モノ」とゆうジャンルもある。
そしてまた韓国映画には「ヤクザ」映画とゆうジャンルもあり
「子ども」映画(子どもが活躍する映画)とゆうジャンルもある。
当然、韓国映画には「コメディ」映画とゆうジャンルもあり
それらを全部、ミックスするとグチャグチャになって
アカンのではないかと思ってしまうが、しかし
韓国映画はそれを力技で傑作にしてしまう。
この『結界の男』はまさに、その明白な成功例ですわ。
しかも、「アクション」映画のトッピングも加えたあるんや
親分からは信頼され
部下からも慕われるヤクザの中のヤクザ、パク・グァンホ。
しかし、グァンホの活躍を妬んだテジュの刃を
手でつかんで防いだことで手相が変化してしまい
めっちゃ熟睡したあとで「見える人」になってしまう。
巫女として生きなければ危ないと知ったグァンホは
巫女とヤクザという二足ワラジを無理やり履くことに。
もしも仲間のヤクザに知られたら、ヤクザとしては終わり。
ヒヤヒヤもののグァンホになぜか近所の女の子がまとわりつく。
エラそうに書きだしましたが、私はズバリ
韓国のシャーマニズムには詳しくないので
お知りになりたい方は
どなたかお詳しい方のちゃんとしたブログで(^┰^;)ゞ
でも、もしかしたら、去年から大騒ぎになってた
パク・クネ元大統領のあの騒動の渦中の人物
チェ・スンシルさんのお父さんが
もともと祈祷師だったとかだし
それだけ韓国ではシャーマンが頼りにされることも
あるのかもしれません。
これまでに韓国映画を観てきた印象では
韓国のシャーマン文化は日本の神社にとても似ているので
きっと神社系も韓国から伝わってきたんじゃないかと思います。
日本の神社はもう、単なる観光名所ってだけで
あまり神秘的な力は感じられませんがね。
そういったことはともかく、この映画
観る前から期待してたんだけど、やっぱり裏ぎりませんね。
かっこええパク・シニャン演じる男っぷりのええヤクザが
新聞紙に追い掛け回され始めた頃から徐々に
観てるこっちも温まってきて
あとは延々、爆笑ですヾ(*´∀`*)ノ
キム・ジョンテさんとチョ・ジヌンさんが出てますしね
で、ジヌンさん演じる堅物の検事さんの昔の婚約者の幽霊が
パク・シニャンさんをつけ回し始めてから
大爆笑ですね(≧∇≦)
ちょっと気持ち悪いけどね。
何してんねん、って
私は何度も書くけど、「韓国の笑い」がピッタリ合うので
やっぱりコメディとしてこの映画
めっちゃ笑わせてもらったけど
・・・はい、それもあるんですけど、予想外に・・・
泣きましたね、後半はとにかく( ;∀;)
ネタバレはできませんけど、泣いた、ってことは言っときたい。
私の好きなチェ・イルファさん演じる親分さんが
パク・シニャンさんに最後のお願いをしたあとでゆうセリフね。
「人間、最後は何を着てるかだけだなぁ・・・」って
そこでお見送りする時のシニャンさんの涙目が最高
それって実は『達磨よ、遊ぼう!』(2001年)でも
あったような気もするけど
ああゆう顔はええなあ、ホンマに・゜・(ノД`)・゜・
「男泣き」って時に爆発的な感動を呼ぶわ~。
男はやっぱりここ一番、「男泣き」ですよ、うんうん。
また韓国の男たちの「男泣き」がええのよ、ホンマに・・・。
で、その感動もありつつ
そっから一旦、またてんやわんや系に行って
そん時のオム・ジウォンの泣きながらのアクションがまた
笑えるんですけどね・・・そして最後、もうひと泣き
どころか、号泣ですよ・゜・(ノД`)・゜・
どんなけ泣かすねん、ってゆう。
実は、正直、私は・・・あの心霊ドラマ的なのの結末では
グァンホが代わってあげるのかなぁ・・・とまで思ったけど
そうはいかなかったですね。
そっちの方がシビアだったかなぁ・・・でも
時々、ニュース見てても、代わってあげたい、って
私もそんなふうに思うこと、あるんですけどね・・・。
まあ「代わる」って方法がないのかもしれないけどね。
なんしか、心打つラストでした。
素晴らしい。
この映画なんて「ファンタジー・コメディ」とでもゆうときたい
そんな映画だから、何でもアリのはずなんだけど・・・でも
そこから人生の本質が透けて見えてるように思えた。
人はいつ死ぬか、わからんしね・・・。
順番通りともいいかへんし・・・
誰もが長生きできるわけでもないし。
哀しいね・・・。
それにしても韓国の子ども俳優はええなあ・・・。
この映画で謎の少女を演じたユン・ソンイちゃん
この映画、一作しか出てないんですよね・・・もったいない。
ドラマでは『王(ワン)家の家族たち』に出てるそうですが・・・。
パク・シニャンさんは『達磨よ遊ぼう!』も良かったし
チェ・ドンフン監督の『ビッグ・スウィンドル!』(2004年)も
好きやけど、この『結界の男』が一番、気に入ったかなぁ、私は。
『4人の食卓』(2003年)
思い出さないようにしてます・・・怖すぎるので・・・(>_<)
その他、キャストの皆さん
適材適所で個性を発揮してはりました。
キム・ソンギュンさんも良かったですよ
演ってる役は『悪いやつら』(2012年)とほぼ一緒やけどね。
それと、韓国の男の人って仕事のできるキレ者でも
好きな女性の前ではドギマギしてしまうイメージ・・・(◎-◎;)
パク・グァンホが片思いしてるお医者さん役のチョン・ヘヨン
素敵でしたね。
チョン・ヘヨンがパク・シニャンさんの手を縫うシーンも
爆笑でした(´▽`*)アハハ
なんで、巫女なら巫女でも女装せなアカンのか
けっこうわからなかったりするんですけど
この映画なら
日本の神主さんとヤーさんに置き換えて、リメイクできるかもね。
どんなリメイクになるのか想像はできないけど・・・。
笑えて、面白い
でも、泣ける・・・そんな、私が一番、好きなタイプの映画でした。
これは・・・めっちゃ好きですね
韓国映画、いつも、カムサハムニダ
まだ観てない人はまた絶対に観てください
でわ、今夜も読んでくださり、カムサハムニダ~です
またです~、アンニョンヒガセヨ~(^.^/)))
結界の男
原題:박수건달 パクス(博数)やくざ
英語題:Man on the Edge / The Gangster Shaman
(2013年、韓国映画、127分)
脚本:パク・キュテ
脚色:カン・スジン、チェ・デウン、パク・キュテ、イ・マニ
監督:チョ・ジンギュ [第4作]
助監督:イ・ジャンソプ
撮影:チョン・ギウォン
照明:イ・ジョンソク
編集:シン・ミンギョン
音楽:チャン・ヨンギュ,タル・パラン(カン・ギヨン)
美術:イ・ミンボク、イ・アヨン
出演
パク・シニャン → パク・クァンホ 組織の中間ボス トンベク(冬栢)水産物流通組合
キム・ジョンテ → チャ・テジュ 組織の中間ボス
オム・ジウォン → ミョン菩薩 ムーダン(巫堂)
チョン・ヘヨン → チェ・ミスク 医師
ユン・ソンイ → ハン・スミン ハン・スミンの娘
パク・チョンジャ → ワン巫女 ミョン菩薩の母
チェ・イルファ → ボス
キム・ソンギュン → コ・チュンボン パク・クァンホの部下
チェ・ジホ → ワン・デシク パク・クァンホの部下
キム・ヒョンボム → カンジュギ チャ・テジュの部下
チョン・ミニ → 娘おばけ イ・グモク ファン検事の恋人
キム・ジニ → お母さんおばけ
キム・ギョンリョン → トンベク(冬栢)派ボス
イ・ヨンソク → カク船長
クォン・オジン → 派閥ボス1
キム・ホンパ → 派閥ボス2
ファン・インソン → 派閥ボス3
ソン・ミンス → 派閥ボス4
キム・ギョンラン → 喪服おばあさん
オ・ジュソン → 路上生活老人
キム・ナムスン → 人魚おばさん
特別出演
チョ・ジヌン → ファン検事
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
※ 2024年1月11日 画像を追加しました。
映画とは関係ないんだけど
「前書き」で書いたトロット系のコンピレーション・アルバムです。
濃いいですよ~、でも、これで気分は韓国です♪
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