韓国のアニメ映画 『ワンダフルデイズ』 2003年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 


アンニョンハセヨ(^-^)ノ

以前から観ようと考えてた
韓国の本格派アニメ大作を観ましたカチンコ



ワンダフルデイズ

 

原題:원더풀 데이즈
英語題:Wonderful Days / Sky Blue

 

【キャスト】(日本語吹替版)
スハ:チェ・ジフン(山寺宏一)
ジェイ:ウン・ヨンソン(真田アサミ)
シモン:オ・インソン(横堀悦夫)
総督:キム・ミョングク(大木民夫)
副官:タク・ウォンジェ、ユ・インチョン(山路和弘)
ノア博士:キ・ジュボン(清川元夢)
ゴリアテ:シ・ヨンジュン(石塚運昇)
ジョー:パク・ジフン(後藤哲夫)
デイビッド:アン・ヨンウク(パク・トンハ)
ティポン:キ厶・スジュン(荒川大三郎)
エタ:ヨ・ミンジョン(榎本温子)
スハ(子供時代):メン・セチャン(池田恭祐)
ジェイ(子供時代):キム・ヒジョン(岡珠希)
ウッディー:キム・ソンミン(桜井誉礼)
カレン:ウン・ソウ(手島沙樹)

 

解説: 環境汚染でエネルギー資源が枯渇した22世紀の地球を背景にしたSF 3Dデジタル・アニメーション。韓国で制作費13億円、5年の歳月をかけて製作され、『新世紀エヴァンゲリオン』を制作したクリエイティブ集団ガイナックスが初配給。声の出演は山寺宏一、『デ・ジ・キャラット』の真田アサミ、NHK教育テレビ『ハングル講座』の人気韓国人俳優パク・トンハ。監督は、CMやドラマを手がけてきた映像作家キム・ムンセン。(映画.com


 

この映画は・・・
洋泉社から出ている例の
『激辛韓流映画100』って本で
その存在を知ったんやったかなぁ・・・
なんしか、いつも気にかけてて
観たいと思ってたんですが、とうとう観て・・・
いや、ほんま、めっちゃ良かったですよ合格

って言っても、私は
ピクサーやディズニー、ドリームワークス
そして日本のジブリのアニメは好きで
かなり観てますが、そうゆうても
とてもじゃないけど、アニメに詳しいわけでもないし
こうゆうタイプの「SFアニメ」も好きやけど
そんなに比較できるほど観てへんので
そうゆう相対的な感想は述べられませんがね・・・
や、けっこう、アニメってことで
期待してなかったところもなきにしもあらずで
だから、観てる途中から「(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-ビックリマークって
ビックリして圧倒させられて、引き込まれた感じはてなマーク

とにかく、このタイプのアニメの中では
ほんま、めっちゃええし、気に入りました(*≧∀≦*)クラッカー

まー、アニメ超大国・日本です。
アニメにどっぷり浸かり込んで
アニメばっかり観てる人が観たら知らんよはてなマーク

DVDには、日本の一流の声優さんたちによる
日本語吹替版も収録されていますが
私はやっぱり、理解はできなくっても
韓国語で観た方が、好きやなぁ音譜

もちろん、日本語吹替版もしっかりしてますよ
ビックリマーク

 

 

話は、まあ、SF映画、SF小説ではよくある感じの
人による環境破壊とか、貧富の差とか、そんなんで
ディストピア系でね、壊れて悪夢的な状況なんですが・・・
青い空を取り返すために、支配階級に対して
人々が反乱を起こし、戦いになだれ込む、って感じです。

『ナウシカ』とか『もののけ姫』みたいかなはてなマーク
あと、『エリジウム』(2013年)とか。

まあ・・・SFは正直、やり尽くされてるとこもあるので
ものすごく衝撃的に突飛なストーリーとかも
考えつけないやろうし、あんまり意味不明にしたら
観客も大混乱なので、これはこうゆう感じで
わかりやすい話にして良かったと思います。

キャラもいろいろ出てきて
主人公はイケメンで、彼の幼馴染の女性も
美人さんです。
主人公、スハと最終的に一緒に戦うことになる
レジスタンスの荒くれ者のリーダーが
いかにもこうゆうのに出てきそうな筋肉男なんですが
その人の「玉砕ぶり」がかなり泣けました(ノ_・。)
いつも一緒にいたちっこいおっさんに向かって
ニコって笑って爆発するんですけどね・・・。

難を言えば、悪役がね~・・・悪役がちょっと
魅力的でないとゆうか、ほんま
取ってつけたような悪役で面白みに欠けた。
最初っから最後まで、「悪い」ってだけど
深みに欠けるし、かっこよくもないッパンチ!
まあ、そこが上映時間87分の限界でっしゃろなはてなマーク

あと、キャラがジブリとかに比べると
大人っぽくって、だから、なんか韓国では
アニメは大人の人が観るもの、ってのがあるのかなあ
とも思いましたが・・・それはどうかわかりません。
けど、子どもが観るにしたら話も難しいし
全体的に大人向けだと思いました。
主役たち3人の三角関係もあって
メロドラマ的要素も少なくないと思うし。

脚本の監修を
『猟奇的な彼女』(2001年)のクァク・ジェヨンが
担当してるそうですが、そこらへんに持ち味が
発揮されたりしてるんでしょうか・・・。

けど、小学校高学年くらいからだったら
子どもさんでもOKやろうし
いろいろ考えさせられるので観てほしいなあ。

 

 

DVDには短いメイキングも収録されてましたが
評判通り、ミニチュアで小さい町並みを作って
そこにアニメが重なる感じで、それがほんと
不思議な感じで、独特のムードに魅了されます。
面白いですよ、未来の世界の表現が。
広い土地をバイクが走ってく光景とか
なんか私は泣きそうになりました。

挿入歌はてなマーク
英語の歌とか音楽もいいし
私はこの雰囲気、とても気に入りましたね。
雰囲気がね・・・いいんですわ、ほんま。

ただ、興行的に成功しなかったようで
だからこの作品によって韓国映画界にアニメ・ブームは
到来しなかったようですね・・・あせる

それでなくても、韓国映画において
「SF」はあまり得意なジャンルでないことは確かですし。

ポン・ジュノ監督の
『グエムル 漢江の怪物』(2006年)や
『スノーピアサー』(2013年)はともかく
なかなか、これぞ傑作!!って作品は出てこないとゆうかね。
ファンタジー系ではいい映画が多いのに・・・。

ただ、これまでの映画作品の実績から
とにかく映像や音響の完成度では抜きん出た国ですので
今後、また、ズバ抜けた脚本を的確に映画化して
ハリウッド映画を凌駕するSF映画を生み出す可能性も
けっして低くはないと思います。

やってほしいですよ、それ・・・私的にはね。
アジアンSFの超大作の実現を・・・ドンッドンッドンッ

 

 

幼馴染だったが
運命によって違う道を歩んできた三人。
左からシモン、ジェイ、そしてイケメン主人公のスハ。

ところでスハの声を演じた〝チュ・ジフン〟さんって
あのチュ・ジフンさんとは・・・同姓同名ですよねはてなマーク
確かじゃないけど・・・声が違うと思ったので・・・。

【訂正】
ブロともさんが教えてくださったのですが
チュ・ジフン」さんでわなく「チェ・ジフン」さんでした。
完全なる私の勘違いですね、すんません(^///^)



アニメであっても「血まみれの斧」を
出さずにはいられない韓国映画・・・(^_^;)


 

例によって2005年に発売された
この映画のDVDはレンタルさんでは
見つけにくいかもしれないけど・・・
またしてもYouTubeに全編アップされてますね。
原題である「원더풀 데이즈」で検索すれば観れます。

ただ、字幕は何もついていませんし
音声も良くないし
映像の美しさも損なわれてるように思えるけど。

興味を感じたらまた観てみてください。

 

 

 

そんなんなんですが
次に私が観る韓国のアニメ映画は・・・
(すぐにじゃないけどね)
こちらです(´∀`*)




マリといた夏 (2002年)
原題:마리 이야기
英語題:MY BEAUTIFUL GIRL, MARI


声の出演が
アン・ソンギ、イ・ビョンホン
コン・ヒョンジンですし、ポスターとか見ると
より私向きなじゃないかと、楽しみにしてます(´∀`*)



そして・・・
4月23日から5月29日まで
東京、大阪、名古屋で
こういった催しも開催されるようです


花開くコリア・アニメーション2016



【内容】
花開くコリア・アニメーション2016では、韓国唯一のインディーズ・アニメーション映画祭「インディ・アニフェスト」最新上映作から短編25本を「懸命に生きる」「色彩の中の秘密」「あなたは遠くに」の3つのテーマでお届けします。「懸命に生きる」は、昨年インディ・アニフェストに参加した評論家・土居伸彰氏セレクトによるスペシャル・プログラム。更にアン・ジェフン監督の長編「そばの花、運の良い日、そして春春」を日本初上映!

毎年、開催されてるようですね。
アニメがお好きな方は是非
参加されてはいかがでしょうかNEW



そんなわけで今回は
資料的な意味合いも考えて
いろいろ書いてみました。

お役に立てれば幸いなのですが・・・。

最後まで読んでくれて、ありがとうですキスマーク

またです、アンニョンヒガセヨ(^.^/)))

 

※ 2022年5月3日 画像を追加しました。