アンニョン・・・(・_・)ノ
私は生涯を通じて学問を真面目に
やったことはありませんが、ありがたいことに
ブログなんかやったら、たとえそうであっても
まあまあ、そんなん関係ない世界です。
「アホがバレない」ってゆうかね。
学歴が問われない、っちゅうかね。
運転免許を取る時に、学校に通ったけど
自動車教習所はええ学校でした。
なんせ、こっちが少々ぶつけて車を壊しても
先生の方が謝ってくれはるんですから(;´∀`)
そんな私ですが、子どもの頃から
変な義務感だけはあって
例えば映画を観る、本を読むでも
それがたとえ面白くない作品であっても
観ておけば、読んでおけば
きっと後の人生にプラスに働くに違いないから
無理やり最後まで観ろ最後まで読め
そんなふうに自己に責任を課すルールが
どっから来たんでしょうねえ~・・・
きっと降ってわいたんやろうねー。
ま、根拠はないですし
思い込みですけどね、そんなもん。
23日、この映画を観ましたが
けっして率先的に観たかったわけではなく
やはり何らかの義務感から観たと
言っていいでしょう。
一つにはこの映画
なんか知らないうちにレンタル屋さんの棚から
消えてそうで、それもありました。
今、観ておかなければ
きっと一生、観ることはないぞ、そんなんで。
おもちゃ 玩具
~虐げられる女たち~
おもちゃ 玩具 虐げられる女たち
原題:노리개
英語題:Norigae
(2012年、韓国映画、95分)
監督・脚本:チェ・スンホ
音楽:アン・ヘスク
出演:マ・ドンソク、イ・スンヨン、ミン・ジヒョン、キ・ジュボン、パク・ヨンス、ソ・テファ、ヤン・ヨンジョ、チャン・ヒョクチン、キム・グァンヨン、ファン・テグァン、イ・ドア、ピョン・ヨハン、ソン・サムドン、キム・ヨンナン、ソ・ホチョル、キム・デフン、ハ・シウン、キム・スンファン、キム・ユリ、キム・ウォニ、チウォン、チェ・ギョシク、キム・ヨンア、ウ・ソギョン、キム・ヘヨン、ピョン・ボスン、チョン・ゴニョン、タク・トゥイン、ソ・ドンフン ほか
一人の新人女優が自ら命を絶った。
彼女が自殺に至った理由は
人々が目を背け、触れないようにしていた
芸能界のある悪しき慣習であると思われた。
ジャーナリストは真実を突き止めようと奔走し
検事は正義を信じて巨大な闇に戦いを挑む。
被告たちは我が身可愛さから卑怯に逃げ回り
弁護士はただ社会の強者たちのために力を注ぐ。
そして大衆はただ噂し、面白がるだけ。
題名や、日本版DVDのジャケットから、なんとなく
「男性が喜ぶタイプのエロティシズムを漂わせる映画」だと
そう思われるかもしれませんが・・・
違います。
ぜんぜん、そんなタイプの映画とは違う。
ほとんど、裁判のシーンばかりで・・・
そこに、過去の犯行の場面やそこに至るまでの経緯が
インサートされる構成です。
まあ、この裁判で扱われている犯罪の場面は
目を背けたくなるようなものですが。
ほんま、真面目な映画でね~・・・
シリアス過ぎるかも
また、アクションやサスペンスなど、そういった
派手さとか娯楽的な緊張感も皆無。
でも、95分と尺が短いので
退屈するようなことはありません。
けど、「面白い映画」ではないわな~、やっぱり。
主人公は落ちぶれ気味のジャーナリストを演じる
マ・ドンソクさんだけど
同時にまた、検事を演じるイ・スンヨン
そして映画が始まった時点ではこの世にいない女優
チョン・ジョヒを演じるミン・ジヒョンも
ヒロインだと言っていいでしょう。
結局、こういった性を弄ばれた女性のための戦いは
女性にしかなしえない、そんなふうに私は感じました。
マ・ドンソクさんの役柄や
チョン・ジュヒのマネージャーの若者は
「男性の良心」の象徴でしょう。
彼らが出ていなければ、さらに気まずい映画に
なっていたに違いない。
ところで、ごく最近
マ・ドンソクさんをスクリーンで見た気がするんだけど・・・
私の気のせいでしょうかね(^_^;)
ってゆうか
シネマート心斎橋さんでも
「祝マ・ドンソクさん出演作品20作目上映」
と、盛り上がってますけど(;´∀`)
この映画、観た方はどう思った
「韓国の芸能界は荒んでる、汚れてる」と
「韓国の裕福な男性たちは女性を玩具にしている」と
私にゃ、世界中どこにでも
自分の立場を利用して若い女性に
心理的な圧力をかけ、望まない行為を強いる
そんなムカムカくるような男たちがいるんだな
って思えたよ。
自分では気づいてないのか
自分がいかに素晴らしい男だって自負して
女なんかそれでなびくだろう・・・って
そういうこともあるのかもしれないけど・・・
場合によっては、それほど醜い関係もないしね。
若い女の子たち、自分の女としての魅力を
最大限、活かして、社会の中で成功していくこと
それも悪しざまに非難されることじゃないと思うけど
本人が望まないのに
(この映画のように他の誰かのためなら尚更)
道具、玩具として扱われる世界には
女性からしても、きわめて誠実な映画よ、これは。
男性に知っておいてほしいのは
ちょっとしたスケベな軽口さえも
次は・・・いかにも韓国映画らしい韓国映画について
書きたいと思ってますが、その前に
『ベテラン』、2回目を観てるでしょう・・・(´∀`*)
でわ、また、アンニョン(^-^)ノ