韓国映画 おもちゃ 玩具 虐げられる女たち 2012年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 


アンニョン・・・(・_・)ノ

私は生涯を通じて学問を真面目に
やったことはありませんが、ありがたいことに
ブログなんかやったら、たとえそうであっても
まあまあ、そんなん関係ない世界です。

「アホがバレない」ってゆうかね。
学歴が問われない、っちゅうかね。

運転免許を取る時に、学校に通ったけど
自動車教習所はええ学校でした。
なんせ、こっちが少々ぶつけて車を壊しても
先生の方が謝ってくれはるんですから(;´∀`)あせる

そんな私ですが、子どもの頃から
変な義務感だけはあって
例えば映画を観る、本を読むでも
それがたとえ面白くない作品であっても
観ておけば、読んでおけば
きっと後の人生にプラスに働くに違いないから
無理やり最後まで観ろビックリマーク最後まで読めビックリマーク
そんなふうに自己に責任を課すルールが
どっから来たんでしょうねえ~・・・
きっと降ってわいたんやろうねー。

ま、根拠はないですし
思い込みですけどね、そんなもん。



23日、この映画を観ましたが
けっして率先的に観たかったわけではなく
やはり何らかの義務感から観たと
言っていいでしょう。
一つにはこの映画
なんか知らないうちにレンタル屋さんの棚から
消えてそうで、それもありました。

今、観ておかなければ
きっと一生、観ることはないぞ、そんなんで。





おもちゃ 玩具
~虐げられる女たち~


 

おもちゃ 玩具 虐げられる女たち

 

原題:노리개
英語題:Norigae


(2012年、韓国映画、95分)

監督・脚本:チェ・スンホ
音楽:アン・ヘスク

出演:マ・ドンソク、イ・スンヨン、ミン・ジヒョン、キ・ジュボン、パク・ヨンス、ソ・テファ、ヤン・ヨンジョ、チャン・ヒョクチン、キム・グァンヨン、ファン・テグァン、イ・ドア、ピョン・ヨハン、ソン・サムドン、キム・ヨンナン、ソ・ホチョル、キム・デフン、ハ・シウン、キム・スンファン、キム・ユリ、キム・ウォニ、チウォン、チェ・ギョシク、キム・ヨンア、ウ・ソギョン、キム・ヘヨン、ピョン・ボスン、チョン・ゴニョン、タク・トゥイン、ソ・ドンフン ほか


※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

一人の新人女優が自ら命を絶った。

彼女が自殺に至った理由は

人々が目を背け、触れないようにしていた

芸能界のある悪しき慣習であると思われた。

 

ジャーナリストは真実を突き止めようと奔走し

検事は正義を信じて巨大な闇に戦いを挑む。

 

被告たちは我が身可愛さから卑怯に逃げ回り

弁護士はただ社会の強者たちのために力を注ぐ。

 

そして大衆はただ噂し、面白がるだけ。

 

 

題名や、日本版DVDのジャケットから、なんとなく

「男性が喜ぶタイプのエロティシズムを漂わせる映画」だと

そう思われるかもしれませんが・・・
違います。
ぜんぜん、そんなタイプの映画とは違う。

ほとんど、裁判のシーンばかりで・・・
そこに、過去の犯行の場面やそこに至るまでの経緯が
インサートされる構成です。
まあ、この裁判で扱われている犯罪の場面は
目を背けたくなるようなものですが。

ほんま、真面目な映画でね~・・・

シリアス過ぎるかもはてなマーク
また、アクションやサスペンスなど、そういった
派手さとか娯楽的な緊張感も皆無。
でも、95分と尺が短いので
退屈するようなことはありません。

けど、「面白い映画」ではないわな~、やっぱり。




主人公は落ちぶれ気味のジャーナリストを演じる
マ・ドンソクさんだけど
同時にまた、検事を演じるイ・スンヨン
そして映画が始まった時点ではこの世にいない女優
チョン・ジョヒを演じるミン・ジヒョンも
ヒロインだと言っていいでしょう。
結局、こういった性を弄ばれた女性のための戦いは
女性にしかなしえない、そんなふうに私は感じました。

マ・ドンソクさんの役柄や
チョン・ジュヒのマネージャーの若者は
「男性の良心」の象徴でしょう。
彼らが出ていなければ、さらに気まずい映画に
なっていたに違いない。

ところで、ごく最近
マ・ドンソクさんをスクリーンで見た気がするんだけど・・・
私の気のせいでしょうかね(^_^;)はてなマーク

ってゆうか
シネマート心斎橋さんでも
「祝クラッカーマ・ドンソクさん出演作品20作目上映!!
と、盛り上がってますけど(;´∀`)

 

さて、その作品は何番目でしょうか!?
 

この映画、観た方はどう思ったはてなマーク
「韓国の芸能界は荒んでる、汚れてる」とはてなマーク
「韓国の裕福な男性たちは女性を玩具にしている」とはてなマーク

私にゃ、世界中どこにでも
自分の立場を利用して若い女性に
心理的な圧力をかけ、望まない行為を強いる
そんなムカムカくるような男たちがいるんだな
って思えたよ。

自分では気づいてないのか
自分がいかに素晴らしい男だって自負して
女なんかそれでなびくだろう・・・って
そういうこともあるのかもしれないけど・・・
場合によっては、それほど醜い関係もないしね。

若い女の子たち、自分の女としての魅力を
最大限、活かして、社会の中で成功していくこと
それも悪しざまに非難されることじゃないと思うけど
本人が望まないのに
(この映画のように他の誰かのためなら尚更)
道具、玩具として扱われる世界には
吐き気がするわ。
 
未来には消えているのかな、こういったこと。
いつものことだけど韓国映画の多くは
正義に基づいて発想されている。
 
その訴えが世界を変えていくことをせつに願います。
 
 
面白い映画じゃないけど変な期待を抱いて観ると、肩透かしを食らうような
女性からしても、きわめて誠実な映画よ、これは。

男性に知っておいてほしいのは
ちょっとしたスケベな軽口さえも
繊細な女の子たちを、気づかぬうちに
傷つけてるのかもしれない、ってこと。
この映画のようにハッキリとした形でなくっても。
 
そして、マ・ドンソクさんのファンはチェックだビックリマーク
 
今夜も最後まで読んでくださってありがとうございます。

次は・・・いかにも韓国映画らしい韓国映画について
書きたいと思ってますが、その前に
『ベテラン』、2回目を観てるでしょう・・・(´∀`*)

でわ、また、アンニョン(^-^)ノ