亡国のイージス 2005年 阪本順治監督作品 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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こんばんわ(^-^)ノ

10年前の日本の映画を観ましたカチンコ





亡国のイージス




亡国のイージス
Bôkoku no îjisu
韓国語題:망국의 이지스
英語題:Aegis

2005年製作/127分/日本

配給:日本ヘラルド映画、松竹

監督:阪本順治
原作:福井晴敏
脚本:長谷川康夫、飯田健三郎
撮影:笠松則通
照明:石田健司
美術:原田満生
録音:橋本文雄
編集:ウィリアム・アンダーソン
音楽:トレバー・ジョーンズ

真田広之 《いそかぜ》先任伍長・仙石恒史
寺尾聰 《いそかぜ》副長・宮津弘隆2等海佐
佐藤浩市 DAIS内事本部長・渥美大輔
中井貴一 FTG・溝口哲也3等海佐/ヨンファ
吉田栄作 《いそかぜ》船務長・竹中 勇3等海佐
谷原章介 《いそかぜ》水雷士・風間雄大3等海尉
豊原功補 《いそかぜ》砲雷長・杉浦丈司3等海佐
光石研 《いそかぜ》掌帆長・若狭祥司
森岡龍 《いそかぜ》2等海士・菊政克美
中沢青六 《いそかぜ》機関長・酒井宏之3等海佐
中村育二 《いそかぜ》航海長・横田利一1等海尉
橋爪淳 《いそかぜ》艦長・衣笠秀明1等海佐
安藤政信 FTG・山崎謙二2等海尉/ドンチョル
真木蔵人 第204飛行隊・宗像良昭1等空尉
松岡俊介 DAIS局員・小林政彦
池内万作 DAIS局員・服部 駿
矢島健一 《うらかぜ》艦長・阿久津徹男2等海佐
佐々木勝彦 防衛庁長官・佐伯秀一
天田俊明 統合幕僚会議議長・木島祐孝
鹿内孝 海上幕僚長・湊本仁志
平泉成 警察庁長官・明石智司
岸部一徳 内閣情報官・瀬戸和馬
原田美枝子 宮津芳恵
原田芳雄 内閣総理大臣・梶本幸一郎
勝地涼 《いそかぜ》1等海士・如月 行
チェ・ミンソ ジョンヒ

 



解説
海上自衛隊のイージス護衛艦いそかぜの副艦長・宮津が、某国のスパイと共謀して艦を乗っ取り、最新兵器で首都東京を狙う。彼の行動の理由は何なのか? 東京壊滅までに残された時間は10時間。この事態を解決するべく先任伍長・仙石は、1人でいそかぜの奪取に向かう。監督は「顔」「KT」の阪本順治。原作は「ローレライ」「戦国自衛隊1549」の福井晴敏。真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一らベテラン俳優4人が競演。

(映画.com)




先日
韓国のホラー映画、『鬘 かつら』(2005年)を
観たんやけど・・・
その映画に出演していたチェ・ミンソ(채민서)の
出演作品を調べてみたら
日本映画、『亡国のイージス』にも
出演していたと知り、観てみようと。

内容に関しては…実はちょっと難しく
いや、話自体は理解できるのですが

自衛隊にも兵器にも、また日本の防衛や軍事に関しても
ぜんぜん詳しくない私には、正直、まず用語から
チンプンカンプンといってもいいぐらいだったので
いい加減なことも書けへんし
チェ・ミンソのことだけ、クローズアップして書くことにします。


ほんとはいいんですけどね、いい加減なこと書いても。

けど、いろいろ書いてると長くなりすぎますしねーあせる



さて
チェ・ミンソは「チェ・ジョンヒ」とゆう
北朝鮮の凄腕エージェントを演じていて
18分過ぎ頃
おもむろに海中からスキューバダイビング姿で
登場してきます波

 

 

彼女にセリフはありません。終始、無言です。
実は喋れない理由がそっと示唆されてるのですが
それだからこそ、韓国のチェ・ミンソが
キャスティングされたのでしょうか…はてなマーク
しかし、韓国語を話さない以上
韓国人の女優である必要もない気がしますが(^_^;)


ジョンヒ以外にも北朝鮮の人物たちが登場するんだけど
終始、無口、且つ、無表情に徹していて
不気味なんですが、それは狙ってかどうかはともかく
日本人の北朝鮮への印象を現しているように
私には感じられました。
なんとなく不気味、どことなく危険・・・って感じ
はてなマーク

 

それは会ったことがないから、でしょうけどね。

 

この映画ではジョンヒ以外の北朝鮮の人物たちを
全員、日本の俳優さんが演じています。
ネタバレになるから誰が誰って書かないけど
その人たちのリーダー格、ヨンファ役の俳優さんは
微妙にアクセントやなにか話し方を訛らせていて
すごいなあ、と思いました。
けど、あまりにも有名な俳優さんだったので
やっぱり日本人にしか見えませんでした(^_^;)


個人的には日本語が話せる韓国の俳優さんが
演じてくれた方が嬉しかったなぁ…などと
思いますが、難しいことでしょうし
北朝鮮の俳優さんが演じてくれることは
もっと無理でしょうしね。

 

 

で、ジョンヒですが、ものすごく強いとゆう設定で…
そんなことからも、実は話も似てるんですが
私は傑作、『シュリ』(1999年)の特殊部隊員、イ・バンヒ
(つまり、あの人で、あの方が演じてるわけですが…)

を思い出しました。


やっぱり、世界中に潜入して
日夜、活動してるんですかねえ…北朝鮮のスパイ(´・_・`)

そんで
ジョンヒ、まあ『スター・ウォーズ』
ダース・モールって知ってます??
そのダース・モールの役回りと一緒で
強いからここ一番の戦闘では活躍してほしいって理由で
呼ばれたみたいで、無言のまま、テキパキと
日本の自衛隊と戦いまくるわけです。
なかなか激しいアクションで。
ま、ちょっと肩のところを撃たれたりもするんですがね…。

 



で、最後は水中での決戦となるわけやけど
水中での喧嘩やからそうとう苦しかったと思う。
思うけど、そこで急に意外な行動に出はって
戦ってる相手になんの伏線も脈絡もなくキスするんすよ。
えー??
なんでー!?
なぜに口移しで空気を送ってるわけ(?_?)
なんで殺し合いの最中に敵を助けにゃならん??


と、こっちが疑問に我を忘れてる間に

ジョンヒは慌てながら悲しそうな顔で船の後ろに
流されていく…。
後ろではスクリューが回っている…危ない…!!
このままでは巻き込まれて死んでしまう。
そう思ってやけに緊張しましたが
巻き込まれるシーンはありませんし
スクリューのあたりでが広がる描写もない。

あー…これは助かったんだなぁヽ(´Д`)ノホッ
また後で出てくるんだなぁ…と思って待ってると
もう、出てこない。
その後、ヨンファのもとに彼の部下が

ジョンヒが身に着けていた所持品を持ってくる。
つまり、遺品です…。
かすかに悲しみを感じさせるヨンファ。

ジョンヒはやはり、亡くなっていたのでした…って
ちょっと待ってよ!?
誰が拾ったんよ、そんなもん、海の中やろ??
おかしいやん??


・・・なんで、そんなあやふやで不明瞭な感じにしたのか
わかりませんが、だいたい、チェ・
ジョンヒとゆうキャラ自体
なんか思わせぶりに過去を感じさせ、今回の事件に関しても
因縁があるようなのですが…
まあ、観てるだけではわかりません。
なんか、ヨンファと
ジョンヒの間にも関係があったのは
間違いないんですが…兄と妹、でいいんですよねはてなマーク
…謎です。

きっと、原作ではより重要な役柄で、克明にバックボーンが
語られてたんでしょうけど、映画化に際して
かなり端折られたんでしょうね…
ジョンヒダウン
まず、映画を観ただけでは、よくわからない人になってました。

ってゆうか、正直、出なくっても差し障りのない人物でした。
残念ながら…必然性が見えてこなかった…。
それなのにチェ・ミンソはこの映画に出演したことを
韓国国内ではあれやこれや言われはったみたいで…
難しいところですが結果、出演しない方が良かった
のかもしれない。

 


韓国の俳優さんも大変ですわ。


チェ・ミンソ、『鬘 かつら』では髪を全て剃って
ガリガリに痩せこけてまで役作りを徹底させるほどの
すごい女優さんなんですがね・・・(´・_・`)

 

 

さて
この映画、阪本順治監督の作品なのですが…
自衛隊が平和な日本で
鬱屈や憤りを感じて何らかの行動を起こそうとする
って話ならば
やはり『KT』(2002年)の方が個人的には納得できたし
好きな映画になりました…。
それだけに今回の映画を残念に感じます。

ってゆうか、戦争中じゃない状況で
軍隊なり、自衛隊なりが反乱を起こして戦いを挑む
って話、よほどの理由がないと、どうも得心がいきません。


そのせいでいまだに私
韓国映画、『ユリョン』(1999年)の感想を
書けないでいます。

まあ、私が戦争や軍事、そういったものごとについて
書くのが不得意だから、ってこともありますけどね
ハッキリ言って、よう似てますわ、『ユリョン』と
そして『亡国のイージス』…。

 




お!?Σ(゚o゚)
・・・韓国でも公開されたんですか??


そうなると、韓国の人々がこの映画を
どう観たのか、ちょっと興味を感じるけど・・・
まあ、やっぱり「『シュリ』に似てるなぁ・・・」と
思ったことは間違いないと思うんですがね( ·_· )



正直
寺尾聰さんが演じた宮津
弘隆副長の
「ことを起こした気持ち」が、私には
どうしても切実に感じられませんでした・・・。


『ザ・ロック』(1996年)でエド・ハリスが演じた
フランシス・X・ハメル准将は
極めて誠実なリーダーであったと思いますし
非常に重い、共感できる理由から

反乱を起こしたんですが・・・
ヨンファはともかく
宮津弘隆副長に関しては
一軍人としてあまりにも軽率だったのではないかと
どうしてもそう思われました。

そんな感じなのですが、やはり
『KT』は大好きな映画です。
『KT』は是非、観てほしいですね、多くの方々に。

そして私も阪本順治監督の映画
またこれからドンドン観ていきますよ映画

もちろん、日本映画で活躍する
韓国の俳優さんに関してもですねビックリマーク


でわ、また・・・(^.^/)))

 

 

※ 2021年1月29日 画像を追加しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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