Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

2014年1月に韓国映画と出会い、映画について書かせていただいてますカチンコ

音楽はCoccoが大好きです。
最近は英国の70年代のロックにも熱中してます音譜

映画がお好きな皆様、是非、読んでください…!!

※ コメントのお返事が遅いですあせる

 

 

 

 

 

7月19日から公開が始まってます~NEW

 

怪談晩餐

映画『怪談晩餐』公式サイト

 

韓国で活躍する5人の気鋭監督が、カカオページの人気ウェブトゥーン「Tastes of Horror」で連載されたホラー漫画を原作に、日常に潜む6つの恐怖を描いたオムニバス映画。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

密輸 1970

 


7.12(金)公開『密輸 1970』公式サイト

 

INTRODUCTION


ごく平凡な海女が身を投じた密輸ビジネス。
クセモノたちが繰り広げる命懸けの大乱戦をサバイブし、最後に笑うのは誰なのか――!?
頭が切れるチュンジャに『国家が破産する日』のキム・ヘス、
責任感の強いジンスクには「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」のヨム・ジョンア。
互いへの猜疑心に揺らぎながらも、
海女としての意地とプライドを爆発させるクライマックスが熱い興奮を呼び起こす。
更に、「ムービング」のチョ・インソン、『ただ悪より救いたまえ』のパク・ジョンミンらが顔を揃えた。
監督は、『モガディシュ 脱出までの14日間』のリュ・スンワン。
70年代の音楽とカラフルなファッションを全編にフィーチャーし、レトロポップな映像世界を創出した。
2023年サマーシーズンの韓国で500万人以上を動員した大ヒット作がいよいよ上陸!

 



STORY


1970年代半ば、韓国の漁村クンチョン。海が化学工場の廃棄物で汚され、地元の海女さんチームが失職の危機に直面する。
リーダーのジンスクは仲間の生活を守るため、海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。
ところが作業中に税関の摘発に遭い、ジンスクは刑務所送りとなり、彼女の親友チュンジャだけが現場から逃亡した。
その2年後、ソウルからクンチョンに舞い戻ってきたチュンジャは、
出所したジンスクに新たな密輸のもうけ話を持ちかけるが、ジンスクはチュンジャへの不信感を拭えない。
密輸王クォン、チンピラのドリ、税関のジャンチュンの思惑が絡むなか、
苦境に陥った海女さんチームは人生の再起を懸けた大勝負に身を投じていくのだった……。

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも、ホンマありがとうさんです~キスマーク

 

17日、水曜日にMOVIX京都さんへ『密輸 1970』を観に行ってきました…カチンコ

 

観る前にパンフレットを買おうとしたら、な、な、なんとビックリマーク

売り切れでビックリしましたあせる

思いのほか売れたのかあせる

『密輸』のパンフレットはなんと1050円だそうです、高いあせる

そのお値段で売り切れとは…わからへんもんですね~。

 

映画館が近いのでまた買いに行けますが、どうせならもう一回、観るかもしれません~。

 

それで、京都って韓国映画でそこまで混まないんですけど、お客さんは少なくありません。

映画半額の水曜日ということもあるんでしょうけど、なかなかいい感じです。

私も前の方で観ようと考えまして、ちょうどいいお席でした。

 

 

え~、詳しうは語りません~。

まさしく海洋犯罪サスペンスです~。

多くの犯罪映画やアクション映画を作ってきたリュ・スンワン監督の手腕は確かです~。

 

 

工場のせいで海が汚染されて海の幸がもう取れねえビックリマーク

仕方がねえからアカンことだけど密輸の仕事に手え染めっぞビックリマーク

っていう海女さんたちの話です。

しかし危険は橋を渡りすぎたあせる

海女さんたちは捕まって、勝負師チョ・チュンジャだけが逃げおおせたため、チュンジャが密告したに違いねえぜビックリマークと仲間割れ!!

どん底に落ちた海女さんたちはどチンピラに使われる立場になってしまったが、チュンジャがヌケヌケと戻ってきたし、このままじゃあ終われねえビックリマーク

めちゃくちゃ危ないけど密輸王クォン軍曹の仕事に請け負って巻き返しじゃあ!!って物語 ―― いや、ホンマ面白そうでしょ!?

 

ほとんど海が舞台なのでなんか画面も鮮やか、そしてなぜか懐かしい~気分にさせる韓国の懐メロが鳴りまくる音譜

そんなエネルギッシュ、且つ、痛快な作品で、私ゃもう大興奮だったわけです~(≧∇≦)

 

映画がホントに70年代に見えるんですね。

それが凄いなあ~と思いました。

絵と衣装、美術、そして撮影なんでしょうけど、音楽も、そんなん私は知らない歌なんですけど、やたら懐かしく感じられて気分は70年代の韓国でした。

クォン軍曹が泊まりはるホテルも70年代の雰囲気なんですよね。

 

そんな中で平凡だった海女さんたちが打って出る一世一代の大勝負はホンマにグッときて感動でした~。

 

割とむごいシーンもあるし、後半はなかなか残酷ですが、海が舞台だからか陰湿じゃないんですよね。

なんかカラッとしてる女性のアクション映画って感じかな。

 

それで前回の記事でも予告させてもらってますが、先に観られたブロともさんたちのレビューをご紹介させていただきます~ひらめき電球

 

ラテさんのレビュー目

密輸1970【映画】観に行って来ました~っ!!!

 

こまさんのレビュー目

「密輸1970」海女シスターフッド誕生

 

シネマ・ウォッチャーいとっぺさんのレビュー目

エモさ爆発 「密輸1970」

 

ラテさん、こまさん、いとっぺさん、ありがとうございます音譜

 

私が書くことがあらへんがなあせると思いますが、いえ、ホントに私も読ませていただいて、「こう観たい」と思いますし、いろいろ教えていただけて本当に嬉しい。

 

映画を観る前に詳しく知りたい方、すでに観た方は是非、読んでくださいね~ヾ(*´∀`*)ノ

 

うちのブログも「自分の店で作ってへんのによそのお店で買うてきて並べてるお店」みたいになってきますけどあせる

別にええんです、それで~(≧∇≦)

 

【アニメ】クセ強めのパン屋さんに入っちゃったやつwwwwwwwwwwwwww

 

 

監督・脚本 リュ・スンワン


1973年12月15日生まれ。96年、初の短編映画『変質ヘッド(原題)』を制作。パク・チャヌク監督『三人組(原題)』(97)の演出部で働くなど長い下積み後に、インディーズで制作した『ダイ・バッド~死ぬかもしくは悪(ワル)になるか~』(00)で青龍映画賞新人監督賞を受賞。16mm作品でありながら、韓国アクション映画ファンに衝撃を与え観客が殺到、35mmにブローアップして拡大公開するというセンセーショナルなデビューとなった。以来、ジャンルの枠に閉じ込められない新鮮な発想と、社会に投げかける鋭い視線で、名実ともに韓国ジャンル映画を代表する監督として活躍している。
主な作品に、『血も涙もなく』(02)、『ARAHAN アラハン』(04)、ベルリン国際映画祭に正式出品された『生き残るための3つの取引』(10)、『ベルリンファイル』(13)、『ベテラン』(15)、『モガディシュ 脱出までの14日間』(21)など。 本作では、大鐘映画祭監督賞のほか、青龍映画賞最優秀作品賞を受賞した。

 

 

リュ・スンワンさんは韓国を代表する映画監督の一人で、また興行的にも成功を続けてきた人物。

 

私は最初、イ・チャンドン監督の『オアシス』(2002年)に俳優として出た「ギョング兄貴の弟」役で初めてお目にかかったんだと思います。

そして脚本で参加された、ギョング兄貴主演の『トラブルシューター 解決士』(2010年)を観て…初めて観た監督作が2002年の『血も涙もなく』ですね。

男性的な映画を撮られる監督ですが、長編2作目ですでに女性アクションものをやってはったんですよね。

『血も涙もなく』は若き日の作品なので『密輸』と比べても「粗い」と思うんですけど、それこそ「共通の目的を目指す女同士の連帯」の映画だったり、『密輸』のベースが見えるんですよね…。

『密輸』を観て良かった方は是非、『血も涙もなく』も観た方がいいですね。

 

 

主演はチョン・ドヨン、イ・ヘヨン、チョン・ジェヨン、リュ・スンボム…。

2002年と古い分、今の映画と比べて暴力的だし、血だらけで表現も「危ない」映画なんですが、その代わりエグさに満ちてたりする。

 

このところ『密輸』を観るのに監督の初期の映画を観返してて、「やっぱりええぞ~」と再確認でした。

 

リュ・スンワン監督…私も『生き残るための3つの取引』(2010年)を観て、そしてついに『ベテラン』(2014年)ですよ。

『ベテラン』を観た頃、私ゃ韓国映画にのぼせきってたと思います。

「これやビックリマーク」とね…今でもそうです。

2021年の『モガディシュ』も素晴らしかった。

 

『密輸』も期待以上だったと思います。

前半はそんなにリュ・スンワンのアクションはなかったと思うけど、後半はまた新しいアクションで驚かせてくれました。

 

リュ・スンワン監督、ドンちゃん主演の『チョン博士退魔研究所』(2023年)の製作もやってくれはって(観るのが楽しみです)…そして今年9月、韓国ではついに『ベテラン2』が公開ですNEW

 

 

報道によりますと、前作のキャストはかなり再結集ですが、2作目は1作目はかなり違う映画になってるそうで、「暗くなった」という噂もあります。

またヴィランについても詳しく明かされておらず…私も今はこれ以上は語らない方が良さそうです。

マ・ドンソクさんの『犯罪都市』シリーズがこうまで日本でも愛されている中、『ベテラン』の続編もまたヒットしてほしいですね。

 

チョ・インソンさん、パク・ジョンミンさん、パク・ヘジュンさん、AFTERSCHOOLナナさんが主演するリュ・スンボム監督の次作『ヒューミント』は南北の諜報活動もののようですが…気が早いけど楽しみですね。

 

『密輸』の話ですけど、映画で流れる歌は監督自身が選曲されたそうだけど、スコアを担当されたのはチャン・ギハさんなのが嬉しかったですね。

私は「チャン・ギハと顔たち」が好きなので…。

音楽はホントに良かったです音譜

 

 

4歳で家政婦生活を始めて以来、お金になること、自分の身を守れることならなんでもやってきた
数年ぶりにクンチョンに戻ってきて、密輸業界で勝負をかける提案をする


勝負師チョ・チュンジャ ―― を演じるご存知キム・ヘス姐さん ―― ホンマにかっこよかったなあ~ビックリマーク

海女さんたちの中でも独特なムードでタバコをプカプカ…さすがにお上品だとは言えないチュンジャですが、彼女がどんな人なのか、わかってくると痺れます~。

『密輸』はもうヘス姐の代表作じゃねえですか~!?

 

 

海の仕事に生涯を捧げると思いきや、 ひょんなことから密輸業界に足を踏み入れることになる海女たちのリーダー


オム・ジンスク ―― 役でヨム・ジョンアさんがヘス姐とダブル主演とか嬉しすぎました。

いや~、語りたいけど…今はやめといて…ジンスクは映画の中で一番気の毒でしたが…ビンタにはビンタで返す、のにさらにビンタで返したのが、その場にいたら凍りつきそうあせる

そこ、『血も涙もなく』とまた重なるんですが。



事業家の顔と、悪徳密輸業者の顔を併せ持つ全国区の密輸王
釜山を掌握したが、釜山港の取り締まりが強化され、 新規ルートを模索しているところでチュンジャと出会う


クォン軍曹役はチョ・インソンさん…。

クァク・ジェヨン監督の『ラブストーリー』(2003年)を観た時、チョ・インソンさんってシュッとしてる長身イケメンってだけでしょ、なんて失礼な評価をしてましたが(私はチョ・スンウさんの方をかっこいいと思ったため)、すんません、めちゃくちゃかっこいいじゃないですかビックリマーク

いや、ホンマかっこええです。

ヘス姐の頭を切ったりあせるあせるあせる

それにしても血が出て笑ってしまう私もどうかと思うけどあせる

 

いや~、この映画のチョ・インソンさんのカッコよさ、もっと語りたいなあ~あせる

 

クォン軍曹の部下の「片目」役のチョン・ドゥオンさんのアクションも素晴らしかったです~。

 

 

チュンジャとジンスクを補佐し、将来への野望を持つ末っ子気質の若者 ―― チャン・ドリ…を演じたのがパク・ジョンミンくんですが…詳しくは語らないけど、この映画の中で最も驚かされる役作りはパク・ジョンミンくんでしたね~。

この方もホントに一作ごと、役作りがぜんぜん違う男優さんで、いつも楽しみです…。

なんかビックリしたなあ…。

韓国映画ではこういうキャラ、ホンマええですね。

 

 

喫茶店のアルバイトからスタートして、 抜群のコミュ力でクンチョンの情報を知り尽くした人物 ―― コ・オップン役のコ・ミンシさんも驚かされました。

 

あ~、こんな女優さんになったんですね、と…。

他の女優さんに比べて「小さい」んですがいい役でしたね~。

眉毛が笑うんですけどあせる

リュ・スンワン監督は女が殴られて血が出るのが好きなのかと思いましたが、そこで気持ちが挫けずに反撃するのが撮りたいのかもしれない…。

とかく日本では韓国の女性を気が強そうと言ったりしますが、実際、そういう方も多いのかもしれないけど、映画の中では必死に気の強い女性が映える…。

誰が言ったか「この子、自分は泳げないのに…」ってセリフが好きでした。

韓服も可愛いですよね~。

 

 

コ・ミンシさん…本作では青龍映画賞新人女優賞ほか多数の映画賞を受賞、ですか…良かったです~。

 

 

ほか、キャストについては今は深く語りませんが…悪役がホントに憎たらしいなあ~。

途中、腹が立って腹が立ってもうむかっ

やっつけたれビックリマークって気分でしたが、その気持ちに応えてくれて…いや、「それが出てきますかあせる」と思いました。

夏ですしね~、海ですしね~。

 

あと、キム・ウォネさんもキム・ウォネさんらしい役であせる

 

『罪深き少年たち』(2023年)のチン・ギョンさんと『スリープ』(2023年)のユン・ギョンホさんは友情出演なのでちょっとだけですね…。

 

 

いろいろ書いて長くなりました~あせる

 

何かもう、一番観たかった映画がこうして観れてしまうんだから韓国映画のファンやっててホンマに嬉しい話です。

 

道徳的には好ましくない、おねえさんたちと極ワル男たちの犯罪映画ですが、カラッとしてて最後まで笑いを忘れないし、おねえさんたちを応援したくなること間違いなしです。

いってまえ~、と。

女性アクション・サスペンスの傑作でしょ。

 

もうホントにオススメなので絶対に観てください。

私もおそらくもっかい観ますね。

 

「しっかりしなさい!」 キム・ヘス姐さんに、そう叱られたい。と、あの桐野夏生先生も仰ってます!!

 

ってことで今日もありがとうさんです、おおきに…キスマーク
アンニョン(^.^/)))



密輸 1970


原題:밀수
英語題:Smugglers


2023年製作/129分/G/韓国
韓国封切:2023年7月26日
日本公開:2024年7月12日
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス

PD:キム・ガンイ
脚本:キム・ジョンヨン、チェ・チャウォン
脚色:イ・ソクスル、イ・ソンファン
監督・脚本:リュ・スンワン
助監督:チェ・チャウォン
撮影:チェ・ヨンファン (CGK)
照明:イ・ジェヒョク (CGK)
編集:イ・ガンヒ
音楽:チャン・ギハ
美術:イ・フギョン
武術:ユ・サンソプ、チャン・ハンスン

出演
キム・ヘス → チョ・チュンジャ 海女 勝負師
ヨム・ジョンア → オム・ジンスク 海女のリーダー
チョ・インソン → クォン上士(軍曹) 密輸王
パク・チョンミン → チャン・ドリ チンピラ
キム・ジョンス → イ・チャンチュン 税関係長
コ・ミンシ → コ・オップン チョンノ(鍾路)タバン(喫茶店)のママ
キム・ジェファ → テジ(豚)オンマ(母さん) 海女
パク・チュンミョン → ヤングムネ 海女
パク・キョンヘ → トクスニ 海女
チュ・ボビ → オクチョギ(がめつい人) 海女
カク・チンソク → カルゴリ(鉤) チャン・ドリの手下
チョン・ドウォン → エック(片目) クォン上士(軍曹)の手下
シン・ミンジェ → ハッバジ(綿入れのズボン) チャン・ドリの手下
キム・チュンギル → ピンダリ チャン・ドリの手下
イ・ジョンス → タルゴニ チャン・ドリの手下
アン・セホ → キム・スボク 税関員
チェ・ジョンウォン → オム船長 メンリョン(猛龍)号の船長 オム・ジンスクの父
キム・ウォネ → ブローカー叔父
キム・ギョンドク → オム・ジング 猛龍の船員 オム・ジンスクの弟
ユン・ビョンヒ → ソヘアン(西海岸) 頭目
キム・ギチョン → キム船長 テソン号

友情出演
チン・ギョン → ローラ 社長
ユン・ギョンホ → 捜査班長

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

7月20日 『ジャックと天空の巨人』を観る。

 

【観たい映画】 ⇒ ディアトロフ・インシデント(2013年) 私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年)