君のいない迷路 141 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

全ての支度を終え

いよいよ明日サンフランシスコに向かう

最終打ち合わせは午後10時

この時間なら4人で話が出来る

 

早速、ローダンセの会のラインに声を掛けた

 

「最終打ち合わせを始めるけど

 全員揃ってる?」

 

「揃ってるよ!」

3人から同時に返事が来た

 

3人とも携帯片手に待ってる様子を

頭に思い浮かべると

思わず吹き出しそうになった

 

俺も含めて待ちわびてるんだから

当然と言えば当然(笑)

 

確認事項を順に済ませたあとは

フリートークだ

 

「向こうに着くのは夕方だから

 飛行機の中では寝ない方が良いの?」

 

内田が?マーク付きの絵文字を添えて質問する

 

「それは寝た方が良いでしょ」

 

即座に答える池田

俺も寝た方が良いと思う

 

「内田、9時間のフライトだから 

 寝た方が良いよ

 空港の外に出るのが5時半くらいで

 そのまま部屋に戻っても6時過ぎ

 すぐに寝るなら良いけど

 夕飯とか食べに行くでしょ?」

 

「そうか ・・・ じゃあ機内食を食べたら

 すぐに寝れば良いのか ・・・」

 

君の適切なアドバイスに

内田は納得した様子

 

「サンフランシスコの最初の夜は

 ワクワクしすぎて寝れないよ

 だから、フライトの間は寝るのが得策」

 

「池田の言う通りで

 なかなか寝付けないかもしれないけど

 しっかり寝ておこう」

 

なるだけ時差の影響が出ないよう

行きも帰りもフライトの時間を調整した

 

「金曜の夜11時に羽田をたって

 金曜の夕方にサンフランシスコに着く

 時差だと言われればそうなんだけど不思議だよな」

 

「同じ時間が流れてるのに

 全然違う時間って

 考えたら不思議ではあるけど

 地球は丸くて、太陽の動きに合わせた時間だと思えば

 それを受け入れるしかないな」

 

「確かに、世界共通時刻になったら

 朝か夜かも分からなくなる

 お日様が出てるのに23時って言われたら

 困っちゃうもんな」

 

「そうだね

 でも不思議だなって思うよ

 こっちは朝だけど

 日本は夜でしょ

 内田の気持ちもよく分かる」

 

「やっぱり智は同志だ」

 

俺も不思議だと思うよ ・・・

講釈をたれるつもりは無かったけど

不思議だというから ・・・

 

「櫻井、勉強になった

 ありがとう」

 

内田君から感謝されたので

良しとしよう

 

「空港からどうやって

 智のアパートに行くの?」

 

直ぐにレンタカーを借りるのもどうなんだ

タクシーかな?

荷物が多いから2台必要かな?

 

「その事だけど

 トニーが車を出してくれるって

 言ってくれたから

 その心配はいらない」

 

トニーが車を出してくれる?

君が頼んだの?

 

なんだか心がざわざわしてきた

 

「大野が頼んでくれたの?」

 

池田がすかさず聞いてくれた

この連携は凄いと思う

 

「そうじゃないよ

 お土産のお礼を言いたいから

 車を出そうかって言ってくれたんだ

 3人も会いたいって言ってたから

 ちょうどいいのかなって思って

 嫌だったら断るよ」

 

「嫌ではないけど ・・・

 バカンスには行かなかったの?」

 

「人が集まらなくて取りやめたんだって

 迎えに行くのはトニー一人じゃないよ

 ノアも一緒だから」

 

それを聞いて

ちょっとだけホッとした

 

「ツリー先輩は」

 

内田は木田先輩をツリー先輩とか

クマ先輩と呼ぶ時が有る

 

「最初は先輩と一緒にって話だったんだけど

 婚約者さんが空港に着くのが

 僕が乗った便の一本後のフライトで

 昼ごろに着くから

 そっちを優先して貰った」

 

「それは当然だな

 一番大事な人だから」

 

「3人分の荷物を乗っけられる

 大きい車をお願いしたら

 バンで行くって言ってくれたから

 ちょうど良いかなって思って」

 

 

う~ん ・・・ 何だろう

会わせろって言ったけど

ちょっとモヤモヤするんだけど

考えすぎかな?

 

 

 

 

 

 

<続きます>