君のいない迷路 125 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

3人と別れて全ての手続きを済ませて

搭乗口前で待機する

この時間、暇を持て余してしまう

これ以上お土産を買う必要はないし 

携帯を取り出し

東京観光の写真を眺めることにした

みんないい顔してる・・・

ふふ ・・・ 僕もだけど(笑)

 

楽しかったな 

 

画面を見てたら

ローダンセの会のラインが入った

 

『智 暇してる?』(内田)

 

『うん、やる事ないし(笑)」

 

『あと10分くらいだろ?』(池田君)

 

『うん、そう

 何してたの?』

 

『内田が空港でしか買えない土産を

 買うって言うから

 色々見て回ってた』(彼)

 

『また買ったの?』

 

船の上、東京駅と

かなり買ってたけど

 

『考えたら、荷物は明日届くじゃん

 会社にお土産持ってけないことに気づいた

 だから、ばらまき用のお菓子を買おうと思って』

 

『だから言っただろ

 全部送るなよって』

 

池田君から鋭い突っ込みが入る

会話を見てるだけで楽しい 

 

『そうだけど ・・・

 持ち歩くのも嫌だったし』

 

『まあ、いいんじゃないの

 持ち帰るのは内田

 それに羽田空港観光も出来たし』

 

彼の言う通り

空港は通り過ぎる場所

こう言う機会がなければ見て回らない

僕を見送るための時間潰しだから

ちょっと申し訳ないかな

 

お土産を沢山持った内田と

それを見て呆れる池田君の写真が送られてくる

 

『あはは ・・・ 買い過ぎだよ買い過ぎ!』

 

『そうか?近所にも配るから良いの!』

 

話してるとあっという間

搭乗ゲートが開いた

 

『展望デッキって屋外?』

 

『屋外の展望デッキ!

 ちゃんと見つけてよ』

 

内田の期待に応えたいけれど

出来るかな?

 

『智(さと)見つけられなくても

 俺らが見送ってるのが分かってればいいよ』

 

『頑張って探すよ!」

 

『搭乗のアナウンスが聴こえる

 余裕をもって移動して!』

 

『うん、ありがとう

 池田君、二人をよろしくね』

 

『OK!コーヒーショップで珈琲を買って

 展望デッキに移動する

 じゃあ、またな』

 

『智(さと)寝てくんだよ!』

 

『智、先輩にありがとうって伝えて!』

 

『了解!』

 

最後の最後まで

僕たちを一人にしないように

気を使ってくれる二人

頼りになる兄貴だと思う

 

さて ・・・ 飛行機に乗ろう!

今、僕がいる場所に

 

窓側の席から展望デッキが見えるか確認

多分、あの辺りかな?

此処からだと何も見えない 

(当然だけど)

 

あの辺りに居る

それは絶対だから

見えなくても

見えてる

 

それって離れてても

傍に居るのと同じだ

 

彼からも僕は見えてるかな?

見えてたらいいな ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

<続きます>