君のいない迷路 64 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

正直、池田が来るのは意外だったけど

2回目のローダンセの会旅行が

実現することとなった

 

「明日は賑やかになりそうだな

 でも、どうやって4人部屋に変更できるの?」

 

君が不思議そうな顔をして

何度か首を傾げた

 

「フロントで交渉することになるけど

 ちょっと待ってよ

 ホテルの公式サイトでチェックしてみる」

 

携帯を取り出し

ホテルの公式サイトで

部屋が空いてるかどうかをチェックする

 

「セミスイートの部屋が空いてるな

 この部屋だと部屋飲みも出来るから

 4人の宿泊は大丈夫だな

 今からホテルに行こう」

 

君はキョトンとした顔で

「僕の部屋はどうなるの?」

って不安げな顔をした

 

「明日の分はそっちに変更してもらう

 多分、料金が高くなるかもしれないから

 その分追加で払えば問題ないよ

 ただ、今日の宿泊は無理だと思う

 既に部屋を使ってるから

 シングルの部屋でしょ?」

 

ツインルームを取ってたら

そのまま宿泊できるけど

俺が泊まることは想定していないから

シングルだと思う

 

「うん、シングルの部屋」

 

頷きながら

当然のように答えた

 

期待はしていなかった

それなら俺の部屋に泊まるはず

 

「じゃあ、明日だけ変更しよう

 今日の部屋が空いてるかは ・・・

 行ってみないと分からないな ・・・」

 

「今日は家に帰った方が良いよ

 勿体ないし ・・・

 着替えとか持ってないだろ?」

 

泊まる気の俺を制して

家に帰れオーラを出してきた

 

部屋が別々なら

泊まる必要はないのか ・・・

それでも一緒に居たいんだよな ・・・

 

「今日は帰るけど

 ホテルのバーで飲もうよ

 それで朝食は一緒に食べる

 7時半くらいにホテルに迎えに行くよ

 それなら良い?」

 

明日、明後日は一緒に過ごせる

それなら君の言う通りにしようと思う

 

俺に会う為に海を渡ってきてくれた

それだけで天にも昇る思い

それ以上を望んだら

罰が当たりそうな気がした

 

「それならいいけど

 櫻井起きれるの?」

 

「起きれるよ!」

 

だって、起きるよりも

寝る方が難しいと思うんだよな 

だって、近くのホテルに居るってだけで

テンションが高いのだから ・・・

 

抱きしめたら

眠れるんだけどな ・・・

 

「ふふ ・・・ じゃあ待ってるよ

 そうだ、荷物を纏めておかないとダメなんだよね」

 

「それは必要だよ

 俺たち3人がチェックインするまで

 荷物はフロントに預ければいい」

 

「じゃあ、早起きしないと」

 

「手伝おうか?」

 

「大丈夫だよ

 夏の旅行は

 荷物が少ないから」

 

そうだった

夏じゃなくても荷物は少なかった(笑)

(俺とは真逆)

 

「でも出来るのかな?」

 

変更できるのかが

相当不安みたいだ

多分、大丈夫なはず

 

そこは俺の腕の見せ所

 

酔いが回る前に

明日の件を片付け

二人でホテルのバーで飲みなおそう

 

君の本音が

もう少しだけ聞けるかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

<続きます>