妖精たちの音楽会 6 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

翔’sの歌は置いておいて

大トリは彼です

 

舞台袖でスタンバイする彼は

いつも通りの飄々とした顔

 

「大野殿、楽しんでくださいよ」

 

若ちゃんと上ちゃんが智にぃに声を掛ける

 

「若ちゃん、さっきの歌すごく良かったよ

 俺も頑張ってくるね

 上ちゃんも(笑)」

 

智にぃ、この後の事も分かってるのか

上ちゃんの顔を見てにやりと笑った

 

「ああ ・・・ 大野殿の歌と踊り

 目に焼き付けますよ ・・・

 そうだ ・・・ 皆さんお見えでしたよ

 櫻井殿は終わってから声を掛けると

 仰ってました」

 

「4人とも忙しいのに来てくれたんだ ・・・」

 

4人とも個々の仕事が忙しいから

櫻井のみに今日の事は伝えてあった

 

「大野殿のステージを見られないなんて

 一生の不覚になりかねないと

 4人ともしっかり予定を組んでいたようだ(笑)」

 

「大野殿は智(若ちゃん)に似て

 甘えるのが下手だからな ・・・

 『見に来て欲しい』と

 言ってくれないのが寂しいと

 3人ともボヤいておいでだったよ」

 

「それはな ・・・ いろいろ考えてしまうからだぞ

 でも、甘えても良いんじゃないか

 大野殿の大切なお仲間だ ・・・」

 

「そうだね ・・・

 これからは少しだけ甘えるようにするよ ・・・

 若ちゃん、上ちゃん、見に来てくれてありがとう

 最高の舞台にするから

 ちゃんと見ててね」

 

「ああ、それじゃあ

 客席に戻って見させてもらうよ」

 

二人は智にぃの手を握って

健闘を祈り、客席に戻って行った

 

入れ替わる様に

ソラスの4人が衣装を替えて戻ってきた

 

「智にぃ バックはお任せを」

 

風ちゃんの言葉に笑顔で応え

5人で円陣を組んだ

 

「最高のステージを!」

「お~!」

 

 

静寂が続くステージに

足跡の音が流れる

 

智にぃのライブが始まる

 

ピンスポットがステージに登場した

智にぃの姿を浮かび上がらせる

そこから始まるアクセントダンス

息を吞んで見つめる観客 

 

圧巻のアクセントダンスを終え

最初の曲の前奏が流れ始める

 

後ろに登場するソラスを待ち

歌が始まった

 

最初の曲に選んだのは

『つなぐ』

そのままダンスナンバーが続く

『Once  Again』

3曲目はバラード

『Song  for  me』

 

彼が最後に後ろを向いたまま照明が消え

智にぃ&ソラスの姿が消えた瞬間

観客席を揺らすほどの拍手と歓声が巻き起こった

 

暫し余韻に浸る時間があり

スポットライトがステージを照らすと

衣装を替えた智にぃが登場

 

 

「ふ~ ・・・ こんばんは ・・・

 ミニライブなので

 出来るだけダンスナンバーをと考えた3曲

 楽しんでいただけたでしょうか?」

 

「かっこよかっちゃの~」

 

さとちが返事をすると

そこかしこから歓声と拍手で応える観客

 

「良かった ・・・ ホッとした ・・・

 バックがソラスだから

 ダンスをちょっと難しくしたの

 そしたら ・・・ 自分が大変(笑)

 それに引き換えソラス

 凄いねえ、自分たちのステージもあるのに

 完璧にやり遂げたの

 『手加減してください』って言われると思ったのに

 それがなかった(笑) ・・・

 一人で話すって難しいね ・・・

 突っ込まれないと、続かないし ・・・

 ソラス、出て来て」

 

舞台袖に向かって叫ぶ智にぃ

それに応えてソラスの4人が出てきた

 

「智にぃ ・・・ 俺たち必死だったんですよ

 ついて行くのがやっとで ・・・」

 

風ちゃんの言葉に3人が頷き

 

「ソラスの振りは智にぃに比べると簡単なんです

 みんな見てたよね」

 

「そうそう、ステップが違うの

 全く息切れしてないし ・・・」

 

無門の言葉にカンちゃんが続く

 

「俺が一番苦労した

 でも、凄かったって言ってくれたから

 頑張った甲斐があった

 ソラスのメンバーにとって

 智にぃは永遠の師匠だよ」

 

確かに一番苦労したのは王子

でもこの人、手が抜けないし諦めないから

ソラスのメンバーとしての役割は果たした

 

「プリンス、最高だったよ!」

 

智にぃの言葉に観客席で見ていた侯爵が

 

「さいこう~だったよ!」と声を掛けて

拍手をする

さとち達も歓声と拍手をおくり

ステージ上の王子、目頭が熱くなった様子

風ちゃんが王子の肩を抱く

 

「残すところ2曲

 ソラスの皆に頑張ってもらうよ」

 

「任せて!」

 

「では、聞いてください」

 

4曲目は『Thank  you  for  my  days 』

 

感謝の気持ちを伝える曲

 

そしてラストは

『Whenever  You  Call』

 

 

しっとりとした歌声が会場に響き

智にぃの声に酔いしれた観客

その余韻に浸りながら

ステージは終わった

 

割れんばかりの拍手の中

全てのライブが終わった

 

 

ここからはサプライズの歌ですが

バックステージの様子を少し

 

「ふ~ ・・・ 終わった ・・・ 

 みんなありがとう

 最高のライブだった」

 

「こちらこそ、ご一緒出来て楽しかった」

 

智にぃのソラスが話しているところに

智にぃの労いに来た仲間の4人

 

「リーダー 最高だったよ!」

 

「ちゃんと呼んでよね

 翔ちゃんに聞かなかったら

 見損ねてたよ」

 

「そうですよ

 俺たちも見たいの

 貴方のライブ!」

 

「伝えずにいたら

 後で大ブ~イング遭う所だった(汗)

 次は一緒にやりたいって

 3人とも言ってるよ

 だから、考えておいてね」

 

櫻井に言われて頷く智にぃ 

 

5人でのステージ実現するといいな

(みんな待ってるよ)

 

 

 

 

<続きます>

 

次は翔’sのサプライズライブです

お手伝いをよろしくおねがいします

 

 

 

魔女