mian (希望)プロローグ | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

暗い路地裏の片隅で零れ落ちた声

その声は闇の中の唯一の光となった

 

また歌ってるよ ・・・

歌など腹の足しにもならないのに ・・・

何処からか聞こえてくる

棘を含んだ言葉 ・・・

 

それでも彼は歌う

 

日々の暮らしに精一杯で

歌う事すら忘れてしまった者たちを

労い包み込むように ・・・

 

 

僕は何処から来たのだろう?

気が付いたら森の中に居た

着てる服は汚れることもなく

お腹が空くこともない

 

少し考えた後

空を見上げて

 

『さて、何処に行こう ・・・』

 

小さい声で呟く

 

すると ・・・

闇の中に隠れていた光の精霊が

彼の周りに集まってくる

 

『何処へでもお供します』

 

『なんだ、隠れていたんだ』

 

光の精霊を見て

全てを思い出した彼は

くすくすと笑う

 

『眩しすぎる光は

 時に敬遠されますから

 特に路地裏では』

 

『確かに休んでる者には

 月の光のような淡い光の方が好まれるな

 だから、少し控えめにな』

 

『もちろんです

 地上の全ての精霊が

 貴方のお帰りを待っておりました』

 

『お帰りなさいませ

 〇〇〇さま』

 

喜びの声がそこら中から聞こえてくる

 

『ただいま ・・・

 さて、僕の家に帰るとするか ・・・』

 

『ええ、この地も元の姿に ・・・

 この先はあの方の歌でも大丈夫でしょう』

 

『そうだな』

 

 

光の精霊に包まれた彼は

ゆっくりと歩き出す

あの場所に向かって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<続くかな?>

 

色々なお話が渋滞していると言うのに ・・・

性懲りもなく書いてしまいました

かなりショートなのですが

誰のお話か分かるかな?

 

マルシェのお話は年内中に

着地したいと思ってます

がんばりま~す