秒針の違うGravity 153 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

新年会と言う名の飲み会は

日付が変わる頃に終わった

先輩の「ちょっとした飲み会」と言うのは

ほんと、あてにならない

結局、流れで二次会まで参加

久しぶりにマスターにも会えたから

それはそれで楽しかった

『絵が描けなかった』と文句を言う相手は

帰らなかった僕

結構、酔ってたいたので

シャワーも浴びずに寝てしまった

休み明けの一週間はハード

やること沢山なるのに朝寝坊をして

内田の電話で起こされた

 

「はい ・・・ 大野」

 

そう言った後、大あくび

 

「すげえ あくびだな

 昨日遅かったの?」

 

電話の向こうで大笑いしてる

 

「日付が変わってた 

 返信できなくてごめん」

 

「新年会なら仕方ない

 上司と一緒なら帰るのは無理だろ?」

 

気にするなって声が返ってくる

 

「飲むと楽しくなっちゃうから

 上司がと言うよりは自分なんだけど」

 

飲むのが嫌いじゃないから

どうしても長居になっちゃう

 

「吞兵衛だからな

 それに、職場の居心地がいいんだよ

 もしかして、今起きた?」

 

今更その質問?

声聞いたら分かるのに

 

「もしかしなくても

 今、起きた」

 

「悪い、起こした」

 

「起こしてもらって良かった

 休日はやることが沢山あるから」

 

掃除はざっとでいいけど

たまりにたまった洗濯をなんとかしないといけない

それが終わらないと何もできない

 

「それを見越して電話した

 って ・・・ 嘘だけど(笑)

 あれだな洗濯の山だろ?」

 

「山は大げさだけど

 確かに沢山ある

 これを逃すと来週になっちゃうから」

 

携帯を手にしたまま起き上がり

カーテンを開けた

無茶苦茶いい天気(洗濯日和)

 

「仕事忙しそうだな

 時間取れる?」

 

「櫻井の誕生日祝いだろ?

 それは大丈夫

 何時にする?」

 

「土日とかはどう?」

 

今日明日で、何とか目鼻を付ければ

土日でも構わないか ・・・

 

「どっちでもいいよ」

 

土曜なら泊まる前提で来るだろし

 

「土曜の夕方からで

 お店を探してもいい?

 その方がお前も都合が良いだろ?」

 

「それでいいよ

 店は任せていい?」

 

「任せろ!」

 

此処は内田君を信じて(笑)

僕よりは知ってると思う

 

「じゃあ、よろしく」

 

「何かプレゼントとか用意する?」

 

そこまで考えてたか

食事だけだと思ってたけど

ほんと、いい奴だよな

 

僕からは絵を渡すつもりだけど

どれは内緒だから

別のプレゼント考えないと

 

「プレゼント ・・・

 二人で何か用意する?」

 

「それ良いな!

 じゃあ、プレゼントはお前に任せる

 そう高くないもので」

 

「スマホケースとかはどう?」

 

彼の携帯の機種は僕と同じ

それも変えたばかりだと言ってたから

暫くはあの携帯

 

「異議なし

 実用的でいいんじゃない」

 

「買う時、写メして送るよ」

 

「うん、無理なら送らないでいいよ

 全面的にお前のセンスは信頼してるから」

 

「あらら、責任重大だな

 期待に応えられるよう頑張るよ

 店が決まったらラインして」

 

「うん、決まったらラインする

 じゃあな、洗濯頑張れ!」

 

「おお、頑張るよ」

 

 

3人での誕生会は内田に任せるとして

二人で祝う誕生日をどうするか

 

悩むな ・・・当日は平日だし

有休がとれればいいけど

無理なら半休だな

 

先に店の予約

違う、その前に彼の都合を確認しないと

 

取り敢えずやることをやってから

電話を掛けることにする

 

まずはシャワーを浴びて

それから洗濯と掃除

買い出しの必要はないから

電話をしたら絵を描くことにする

 

 

そうとなったら

のんびりしていられない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<続きます>