取りあえずベッド行こうか 10 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

あんなに妖艶な顔をして、俺をドキドキさせるのに
眠ってる顔は無防備な子供みたいなんだ
プニプニにってした頬を、指先で触れると
顔を顰めて手で払おうとする ・・・ その姿が可愛い
貴方の寝顔なら、ずっと見てられる
いや、見てられないかな ・・・ だって触れたくてkissしたくて
今だって、我慢してる ・・・ kissしたら止まんないから
 
スッポリ胸に収まる貴方を抱きしめて
貴方の甘い匂いに包まれて
いつの間にか眠ってた 
 
朝方の冷気で首を竦めて
貴方を抱きしめようとしたのに
俺の腕は空っぽで ・・・ そこに温もりはなかった
ハッとして、目を開けて横を見る
隣に寝てるはずの貴方が ・・・ どこにもいない
布団をめくりあげて中を覗き込んでみる
そんな事しなくてもいないのは明白なのに
 
「智君、どこに居るの?・・・ トイレ?」
起き上がって大きな声で叫んだ
 
「ふふ  ・・・ おはよう ・・・ ここに居るよ」
カーテンが少し開いた窓際に立って
俺の方を見てる
その姿が儚げに見えてドキッとした
 
「びっくりした ・・・ 帰ったのかって思った」
 
「そんな、泣きそうな声で叫ばなくても ・・・
 黙って帰らねえよ ・・・ なあ、ちょっとこっち来て ・・・」
って、薄闇の中のいる貴方が手招きする
 
顔がはっきり見えないけど ・・・ パジャマ姿なのは分かる
 
「いいけど、風邪ひくよそんな薄着だと」
掛けてる布団を剥がして
貴方の肩にかけて、後ろから抱きしめた
 
「オイラだけじゃなくて、二人で入るの」
そう言って、貴方は俺を毛布の中に入れて
肩をギュッと抱きしめてくれた
 
「おはよう ・・・ 隣に居ないから ・・・ 泣きそうになった」
 
「ごめん、凄く気持ちよさそうに寝てたから ・・・
 陽が昇ってくるの見たいなって思って 
 こっからだと見えない?」
 
「この部屋、東南の角部屋だから見えます」
って、ニッコリ笑うと
 
「じゃあ、二人で見よう」
って、嬉しそうに笑う
 
この人、言葉使いが乱暴だけど
俺なんかよりロマンチストだと思うんだ
 
「ねえ、椅子持ってくるから座らない?」
 
「え ・・・ こうやってさあ、頬と頬がくっ付くくらい寄って
 一つの毛布で、お互いの体温感じながら
 昇ってくる朝陽を眺めるのって、最高じゃない?」
 
最高だと思うけど ・・・ 俺は一度もやった事ないよ?
 
「それは誰かとやった事あるんですか?」
過去に焼き餅は妬きたくないけど ・・・ 気になる
 
貴方は呆れたように横目で俺を見て
小さくため息をついた
 
「誰とも、やった事も見たこともねえよ ・・・ 
 オイラの部屋は南西だし ・・・ 
 昨日、たまたま朝早く起きてベランダに出たら
 月と木星が一緒に並んでるのが見えたんだよ
 濃い青い空に二つ並んで ・・・ それが綺麗だったから
 この部屋から見えるなら、起こしてやろうって思って
 したら、全然見えねえの ・・・」
そう言って、がっかりした顔で俯いた
 
「もしかして外に出たの?」
 
悪戯がばれた子どもの様な顔をして
 
「出た、そっとな ・・・ そしたらお前が動いたから
 寒かったんだって思った ・・・ ごめん」
 って、小さく呟く
 
なんでこんなに可愛いんだろう ・・・
 
「ねえ ・・・ 太陽が昇ってきたらkissしない
 誓いのkissみたいでしょ」
 
「アハハ、翔君って、やっぱロマンチストだよね
 オイラ全然思いつかない ・・・ 」
 
イヤイヤ、このシチュエーションを考えたら
貴方の方がロマンチストだよ
俺はベッドの中でぬくぬく(もっと熱く)
イチャイチャすることしか考えてなかった
そう言う意味で、貴方はピュアなんだ
 
「貴方への愛を誓う」
 
「愛を誓うの?二人で?」
って、恥ずかしそうな顔をする
 
「嫌なの?」
 
「嫌じゃないけど、面と向かって言われると恥ずかしい」
って耳まで真っ赤になってる
 
「じゃあ、恋人になって初めての朝だから
 その記念日で良いでしょ
 俺は貴方に、貴方は俺に愛を誓う」
って耳元で囁いたら
 
「わ ・・・ 分かった ・・・ から ・・・ 」
って小さく呟く
 
そのままkissしようとしたら
貴方が俺の肩を叩いて
 
「ほら ・・・ 明るくなってきた ・・・
 茜色だ ・・ 瑠璃色の空の下側に茜色 ・・・ すげえ ・・・
 綺麗だな、夜が明ける ・・・
 あっという間に明るい空に変る」
 
瞳をキラキラさせながら、その光景を見つめてる
その横顔が綺麗で ・・・ ずっと貴方を見てた
 
「ほら、見ろって」
貴方は俺の頬を掴んで
そっちの方を向かせて
 
陽が昇った瞬間
貴方の柔らかい唇が俺のを塞いだ
 
 
「智君、ずっと一緒に居て
 愛してる」
 
「オイラも ・・・ 愛してる」
 
 
そろそろベッドに運んでいいでしょうか?
今のkissで火が付いたんですが ・・・
 
 
 
 
<続きます>