Affection (君の夢 僕の愛)82 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

昨日休みをもらったから、結構仕事が山済み
外回りを終えて帰ってきたら、とっくに昼は過ぎてた
遅めの昼食をとるために、『Friendship』に向かった
店のドアに準備中の札 ・・・ 時間的に休憩中か
食事が出来なくても、お礼だけと思いドアを開けた
 
「こんにちは」
そう声を掛けると
 
「すいません、準備中です」
って声が返ってくる
 
この店、準備中って有ったっけ?
何時でも空いてた気がするけど ・・・
?を頭に浮かべて立ってると
全然見た事ない男性が出てきて
 
「あの、申し訳ありません
 ただいま準備中なんです」
そう言って、頭を下げた
 
「準備中なら仕方ないね
 あの、相葉君を呼んで頂けますか?」
 
出入り口に背を向けて座ってるのは相葉君
テーブルに突っ伏して微動だにしない ・・・
もしかして ・・・ 寝てるのか?
 
「お知り合いの方ですか?」
 
「もしかして寝てる?」
 
「えっと ・・・ ハイ ・・・ 平たく言えば寝てます」
 
「君、面白いね、名前は?」
そう訊ねると
ちょっと不機嫌な顔をして
 
「風間といいます、で、ご用件は?」
そう言って、目線を上から下に動かす
 
「ごめんごめん、気を悪くさせたみたいで申し訳ない
 俺は櫻井と言います
 昨日の事でお礼に伺ったんだけど
 お休みになってるのならそのままで
 伝言を頼めるかな?」
 
「伝言ですか?緊急とか?」
って、訝しげな顔で訊ねる
 
「大野さんの事なんだけど、
 無事に退院して、午前中に家の方に帰って来たと
 それだけで分かるはずだから」
 
風間君は、申し訳ないって顔で
「あ ごめんなさい ・・・ 大野さんの事ですね
 すみません、今すぐ起こしてきます
 そうだ、櫻井さんて方が来たら
 起こせって言われてたんです」
 
そう言って、慌てて相葉君を起しに行こうとする
風間君を小さな声で引き止めて
 
「いいから、起こさないで寝かせてあげて
 きっと疲れてるから ・・・」
そう伝えて、ドアに向かう
 
二宮君が朝から劇団に来てたから
早くから一人で仕込みして
忙しかったのかも知れない
昨日も休めてないだろうし 
ここは帰った方がいいな
ドアを開けようとしたら
後ろから相葉君の声がした
 
「櫻井さん、帰らないで ・・・
 すいません、寝ちゃってて」
って、苦笑いしてる
 
相葉君の目の下にくまがある
やっぱり疲れてるよね ・・・
 
「いいよ、いいから、休んでて
 お礼が言いたかっただけなの
 昨日はありがとうね」
そのまま外に出ようとすると
側まで寄ってきて
 
「大ちゃんどうですか?まだ熱が高いのかな?」
って、心配そうな顔をする
 
「そんなにすぐには下がらないけど
 今朝は、昨日ほどは高くなかった ・・・ 
 さっき電話したらグッスリ寝てるって
 心配かけて申し訳なかった
 それより、相葉君は大丈夫?疲れてない?」
 
相葉君は優しい笑みを浮かべて
 
「俺は大丈夫ですよ、体力だけは自信がありますから
 櫻井さん、もしかして昼ご飯じゃないの?」
 
「いや ・・・ 大丈夫 ・・・ 夕方の開店まで休んで
 じゃあ、失礼するね」
 
「ダメです、ここでご飯食べてください
 カレーとかならすぐに出せますから
 ここで帰したら、ニノに叱られる ・・・
 風間、悪かったな
 休めたからありがとう、もう帰っていいよ」
って風間君に向かって伝える
 
「相葉君、僕、手伝うよ
 そんな急いでないから 
 二宮君が来るまでいます」
 
って、相葉君の腕を掴んでニッコリ笑う
 
「じゃあ、コーヒー淹れてあげて
 俺はカレーの用意するから
 櫻井さん、そこ座って」
 
そう言って、テーブル席に座るようにって
俺の背中を押した
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<続きます>