続 当主の憂鬱 2 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

朝食を食べ終えて、コーヒーを飲みながら新聞に目を通してると

マサキが俺の顔を覗き込むようにみて


「眉間の皺 ・・・ どうにかなんないの

 晴れてサトシと恋人同士になったのに

 なんだか浮かない顔 ・・・ 結ばれたんでしょ?」

って、ニコニコ笑いながら

俺の表情を楽しんでる様な質問



「うっん ・・・ プライベートな事はマサキでも答えない」


新聞の上から、チラッと顔を見て

また、紙面に視線を戻す


「もしかして ・・・ まだ結ばれてないとか ・・・

 ってそんな事はないよね

 あんなに待ったんだから、二人とも我慢できるとは思えない」


どういう事?我慢できないって


「マサキ、それはどういう意味?

 俺達が節操がないみたいじゃない」


横目で睨みつけると


「はあ ・・・ だって何十年って恋い焦がれた人でしょ

 ショウちゃん我慢できたの?

 一晩中 ・・・ 愛し合ったんでしょ ・・・」


って、ニヤニヤして俺を見るから ・・・ ため息が出た



「マサキさま、朝からそのような下世話な事を大きな声で

 少しはお控えください」

って、カズナリがコーヒーのお代わりを注ぎながらマサキを叱責する


「だって ・・・ 気になるでしょ

 あれからサトシ、遊びに来てくれないし ・・・」



「それは仕方ありません

 もうすぐ王子の帰国報告会と晩餐会の準備でお忙しそうですから」


そうなのだ、あの日の翌日サトシはすぐに城に戻っていった

俺に宿題を残したまま ・・・ もう10日も会ってない



覚悟が出来たのかって言われると ・・・ まだ出来てない

抱かれたいのか? ・・・ いや ・・・ 抱きたい ・・・


毎晩電話がかかって来て、

「早くお前を抱きたい」って耳元で囁かれる ・・・


愛しい人の艶っぽい声

そりゃ、俺のジュニアもすぐに反応するけど ・・・


頭に浮かぶのはサトシの中に入ってる俺 ・・・

思いっきり ・・・ 深くつながって ・・・ 俺色に染めたい ・・・



「どうしたの、顔真っ赤だよ?」


しまった ・・・ 思い出したら ・・・ 想像しちゃったよ ・・・

気が付かれない様に、難しい顔して


「何でもない … 朝からくだらない事を聞くお前が悪い ・・・

 結ばれ様が結ばれなかろうが、お前に関係ないだろ」


って答えると



「もしかして ・・・ してないの?

 ショウちゃんが右でしょ? ・・・  えっ ・・・ 違うの?」


左 だの 右  だの ・・・ お前は知ってるのか?


「カズナリ ・・・ 車を廻してくれる

 マサキに付き合ってる暇ない」


そう言って、カズナリを見ると含み笑いをして


「かしこまりました ・・・・

 ショウ様 ・・・ 常識は放ってしまわれた方が身の為ですよ」

って、クスッて笑った



どういう事 ・・・ 俺が受け入れろって事 ・・・


「そうだよ ・・・ 流れに身を任せれば怖くないのに」



「お前は経験があるの?いたす方じゃなくて、いたされる方だぞ」

って、むきになって訊ねてた



「そこで躓いてるんだ ・・・ 好きならどっちでも良いんじゃない

 俺はどっちでも良いけどね

 相手がサトシなら 右でも下でもいいよ」



「怖くないのか ・・・」

って小さく呟くと



「愛があれば怖くないと思うけど ・・・ 俺も右の経験はないけど

 愛されてるね ・・・ 普通待ってくれないよ 」

って、羨ましそうに俺を見つめた




右はないって、左はあるのか ・・・

もしかして此奴俺より進んでるって事?





<続きます>