I'm crazy about you 8 (最終話) | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

アナタをソファーに座らせて

アナタの手を握り締めたまま、床に腰を下ろす

 

 

「翔君 ・・・ 隣に座らないの?」

ってじっと俺の瞳を見つめる綺麗な瞳

 

 

「うん、今から俺の気持ちを伝える

 全部聞いてから返事をしてくれる」

って聞くと

 

頷いて 「分かった」って答えてくれた

 

 

「俺ね智君が好き ・・・ 思わずさっきkissしちゃったけど

 そう言う意味で好きなんだ ・・・ 

 ずっと見てきた、アナタと出会ってずっと ・・・

 自分の気持ちが何なのか悩んだこともある

 俺もアナタも男だし ・・・ 気持ち悪いって思われたらどうしようって

 嫌われたら同じグループに居られないって

 だけどね、想いは募るばかり、アナタの全てが欲しくて

 今日ね、アナタを捜しながら気が付いたんだ

 肝心な事知らないって、何が好きで ・・・ 何をしたいのか ・・・

 悲しかった ・・・ だから、もっと知りたいアナタの事を

 二人で色んな事したいし、行ってみたい

 傍に居て欲しい ・・・ 付き合ってください」

 

 

俺の想い伝わって ・・・ 言葉で伝えられない事を掌から伝わればいいのに

 

 

智君は照れくさそうに笑って

 

「オイラで良いの? ・・・ オイラ、つまんない人間だよ

 翔君みたいに頭は良くないし、気の利いた事なんて出来ないよ」

 

 

俺は頭を振って

 

「アナタが見ている物を一緒に見たいんだ

 興味のあること全て、頭が良くないって ・・・ 違うでしょ

 勉強が出来るから何なの ・・・ 俺はずっとアナタを尊敬してるんだ 

 俺の方がつまらない人間、仕事人間で ・・・」

 

そう言うと、智君は握り締めた手を解いて

ふんわりと俺の肩を抱きしめた

 

 

「翔君はつまらなくなんてない、優しくて気遣いが出来る素敵な男だよ

 ・・・ 俺ね ・・・ 翔君が好き ・・・ だから悩んだよ ・・・

 手を伸ばしちゃいけないって ・・・ 」

そう言って、俺の肩に顎を乗せた

 

 

「智君 ・・・ 俺達同じ気持ちで ・・・ 同じように悩んでたんだね」

 

両手でアナタの頬を挟んで上を向かせると

瞳から溢れる涙が一筋零れた

 

 

「何で泣くの?」

 

 

「上手く伝えられない ・・・ 俺の想い ・・・ 

 どんだけ翔君が好きか ・・・ 伝えらんない ・・・

 言葉にしたら ・・・ 消えてしまいそうで ・・・」

 

そう言いながら、とめどなく流れる涙

 

 

こんなに想ってくれてたのに、気付かなかった俺って ・・・

 

 

「傍に居て笑ってて、俺はそれだけで幸せだから」

 

 

アナタは 「うん うん」 って頷いて

俺を抱きしめて、耳元で

 

 

「翔君、大好きだから一緒に居てね」

って囁いた

 

 

アナタの顎を掬って、触れる様にそっとkissする

 

 

「最高の誕生日になった」

そう言って笑うと、アナタが嬉しそうに

 

 

「翔君、ケーキ食べよ」

って言って、テーブルに置いた袋を指さす

 

 

「ケーキ買って来たの?」

 

 

「うん、それとね、横にある紙袋はカズから」

 

 

 

「ニノから」

 

 

「渡して欲しいって、自分で渡せって言ったんだけど

 俺からの方が喜ぶって訳の分からないこと言って頼まれた

 何でも、潤くんと相葉ちゃんとカズからだって」

 

 

「ケーキ用意するね、コーヒーで良い?」

 

 

そう言いながら、テーブルの紙袋を開ける

智君の用意したケーキは、イチゴのケーキ

ローソクまで入ってる

 

 

ニノ達の紙袋を開ける

中を見て思わず閉じる

 

 

「何が入っていたの?」

って、興味津々の顔で見つめる智君

 

 

「うん ・・・・・・ 後でね ・・・ ケーキ食べよ」

 

言えないでしょ、ローションが入ってるなんて

3人の笑う顔が思い浮かぶ

確かに必要だよ ・・・ 初めてなんだし

智君を傷つけない為にも、でも言えないでしょ

 

 

「何真っ赤になってんの」

そう言って傍まで寄ってくるから

 

「いやいや ・・・ 何でもないって」

って誤魔化すと、袋を取り上げて中を見るアナタ

 

 

同じように真っ赤になって

「彼奴ら ・・・ 何想像してんだ」

って、恥ずかしそうに呟く

 

 

「う ・・ぅうん ・・・ ケーキ、ケーキ」

そう言って、コーヒーの用意を始めると

 

 

 

アナタが小さい声で

「翔君ならいいよ」

って呟くから 

 

・・・ そんな可愛い声で、鼻血出ちゃうでしょ

我慢してんだから ・・・ すぐにでも押し倒したい

 

 

そんな俺を知ってか知らずか

ピッタリ俺の傍にくっ付いて

 

 

「あのさぁ ・・・ 俺からのプレゼント ・・・ 受け取ってくれる」

 

って、真面目な顔で見つめるから

 

 

「プレゼント用意してくれたの」

 

 

そう答えると、ポケットから封筒を取り出して

俺の手の上に置いた

 

 

封筒には綺麗な字で俺の名前が書いてあって

中を開けると

 

バースデーカードに俺の似顔絵が描いてあった

そして ・・・・ 鍵が入っていた

 

 

「智君これって?」

 

 

「俺のマンションの鍵、こんなプレゼントで良いのかな ・・

 思い浮かばなくって、受け取ってくれる」

 

 

アナタは俺を喜ばせる天才だよ

 

 

一番入りたい場所が俺のマンション

俺が一番入りたいのは貴方の部屋

 

 

「最高のプレゼント、ありがとう」

って、きつく抱きしめる

 

 

ゆっくり歩いて行こう二人で

どんな困難でもアナタが居れば乗り越えられる

 

 

 

「智君 愛してる」

って、耳元で囁けば

 

 

 

「皆からのプレゼント使う?」

って呟いて、妖艶に笑った

 

 

 

 

俺達は出会うべくして出会った

ずっとアナタを見つめていた

 

 

 

今、恋い焦がれたアナタが俺の腕の中に居る

 

 

 

 

 

 

昔も今も俺は

I'm crazy about you

 

 

 

 

 

 

 

アナタに夢中

 

 

 

<おしまい>