わぁい放置。でもちょこちょこ書くと紹介するものなくなるんだよなぁ……。
あ、この底辺ブログを読んでくださってる皆様方。何かオススメとか、紹介したものに対しての意見とかありましたら遠慮会釈なくコメントに叩き込んでくださると喜びます。
さて、そんなこんなで本日紹介するのはコチラ。
「B.A.D(ばっど)」シリーズ既刊1~11巻 短編集既刊1~3巻
著:綾里けいし イラスト:kona 出版:ファミ通文庫(エンターブレイン)
少し前にドラマCDやら漫画やらも出て、若干優遇されてたラノベ。ちなみに漫画は全2巻、番外編的な位置づけの四コマ漫画が全1巻。ドラマCDとなんかHP上で公開されてた(らしい)短編はわからないのでスルーします。
「残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー」というのがこのシリーズのキャッチコピー。このキャッチコピー、さりげなくすごく好き。厨二臭がしてわくわくする。
「繭墨霊能探偵事務所」という「自分自身が従業員でさえなければ、指をさして爆笑したくなる」ような場所。そんな職場で所長の「繭墨あざか」にこき使われる「小田桐勤」と、彼らが巻き込まれていく怪事件を描いていくお話。
最初、「探偵事務所」ということでもっとミステリーを前面に押し出していくのかと思っていたけれど、途中からは完全に異能を前面に押し出した展開になっていく。個人的には途中までのミステリー推しなのか、異能推しなのかという微妙な展開はあまり好きじゃなかったけど、吹っ切れてからはかなり好きな作品になった。(今でも一応、謎解は残っているけど、ミステリーじゃないな)
あんまり書くとネタバレになるし、さくっと登場人物紹介に移ろうと思います。
繭墨あざか
赤い唐傘とゴシックロリータを身にまとい、チョコレートを偏愛する14歳の若き所長。異能の一族「繭墨家」の中でも最も優れた女児にしか与えられない「あざか」の名を冠する少女。
だが本人は繭墨家のことなどどうでもよく、自らの快楽のためだけに日々を送る猫のような性格。人の不幸は蜜の味、を体現しているような人物で、彼女にとっての楽しいことは周囲には不快なだけのことが多い。
小田桐勤
スーツ姿のヘビースモーカー。年齢は19歳となっているので色々問題がある気はするが、本編はおろかギャグ重視の四コマですら触れられたことがない。謎。ちなみに甘い物は苦手な模様。
繭墨霊能探偵事務所の唯一の従業員。その仕事内容はほとんどが繭墨の世話だが、時々醜悪な事件が舞い込んでくるため、それを解決するために走り回るのも彼の仕事である。
やや気性が荒いがお人好しで、困っている人を放っておけない性格。その性格は裏目に出ることが多く、特に女性関係においては女難の相でも出ているのかと疑いたくなるほどに裏目に出る。
実は、ある怪事件のせいで繭墨から離れて生きることができなくなっている。
嵯峨雄介
ある事件をきっかけに小田桐たちと親しくするようになる青年。小田桐曰く「彼は意図的に壊れようとしている」。バットを振り回し、今日も彼は我が道をゆく。
繭墨あさと
小田桐の同級生であり、友人だった男。狐の面をかぶり、紺色の唐傘をさしている。繭墨家の人間であり、繭墨あざかとは「兄上」「妹君」と呼び合う仲(険悪)。性質が悪い、という言葉を体現しているような人物。
などなど。個性あふれる面々が次々登場!
……ネタバレなしでキャラ紹介ってキツイなぁ……と思った。全然書けない。
とりあえず私のオススメキャラは雄介と久々津ですね。狂犬と忠犬!
では、文体の特徴をば。
ラノベの割には地の文が多い印象。その代わり、擬音の表現とかはやっぱりラノベ。擬音だけで一行は当たり前という感じ。
後は――――の多用、■による伏字の多用が目に付くところ。それから言葉遊びが好きなのか、文字で遊ぶのが好きなのか、ともかく地の文の「文末」がそろっていることが多い。
例えば、11巻の最初の話だと
観客の視線に気づいたのか、彼女は振り返った。 黒マントが宙を 翻 る。
深々と少女は腰を折った。舞い落ちる紅い花弁の中、滔々と口上が響く。
こんな感じ。実際は文字数が全く同じじゃないこともあるんだけど、きちんと揃えてあるんだよね。この書き方が結構ツボにハマってていい感じ。
あとは絵かな。なぜか3巻あたりで妙に絵が荒れてたんだけど、最近はますます美麗になってるから、絵でラノベ選ぶ人も安心していいと思う。ただ、絵のセンスは漫画版の榊原宗々さんの方が好みだったりする。
そんなダークなムードの異能モノラノベ(バトルもあるよ!ちょっぴりだけど!)。
定価600~640円。どうでしょうか。