好事家による自己満足の掃き溜め

好事家による自己満足の掃き溜め

好きなものを好きなように紹介していくだけの自堕落ブログ。
※このブログ内の感想は完全に個人的な感想であり、全ての方に必ず当てはまるというわけではありません。あしからず。

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今回紹介するのはこちら。


「魔法行商人ロマ(まほうぎょうしょうにん ろま)」全5巻

著:倉薗紀彦 出版:小学館(週刊少年サンデー)

「魔法具」と呼ばれる不思議な道具を売り歩く少女「ロマ」とそのペット(?)の「ミィノ」。彼らが欲しいのは金ではなく、人々の持つ生きるためのエネルギー「欲望(クレシャ)」。強い欲望を持つ人々と、彼らの欲望を満たすために使われる魔法具が引き起こす様々な出来事を描いた作品。


基本的には一話完結型の短編集のような感じなので、どこから読んでもあまり問題ないし、飽きたら買うのをやめてもいい(一応1巻と5巻さえ買えば話は成立する)。ただ、個人的には全部勝ってほしいと思える漫画。


どこが好きかって、まず何と言っても絵がきれい。なんて言えばいいんだろ。しっとりとした質感とトーンの使い方がすごく好き。それでいて登場人物たちのくるくると変わる表情や仕草も魅力のひとつ。話は確かにありきたりと言えばそうだし、最終回付近は少し駆け足でそこはもったいないけれど、話ひとつひとつを見ていく分にはすごく面白い。ちなみに厨二臭漂う「魔法具」の名前も毎度楽しみだったり。


個人的に好きだった回は、同じ部活のエースを消した話「アルパトランの鏡(1巻第2話)」とテストの順位で1番になりたかった話「ガザナの民の角笛(5巻第22話)」のふたつ。どちらも1番になりたいがゆえに……って展開で、似たような話だけど結末にたどり着く過程が違うと当然面白さも違う。私はどっちも好きだけど、やっぱり欲望って身を滅ぼさせるんだなぁ……と、この漫画の主旨を改めて理解する。


1話ごとに全然違う舞台(現代の日本、というのは一致)で話が展開していくけれど、作品を通しての軸やスタンスはぶれなかったし、雰囲気も統一されてる。興味を持った方は第1話を試し読みできるので「魔法行商人ロマ」で検索することをおすすめします。


さてさて。そんな厨二臭あふれる世界観と可愛らしい絵が特徴の「魔法行商人ロマ」。

定価400~419円+税。どうでしょうか。

わぁい放置。でもちょこちょこ書くと紹介するものなくなるんだよなぁ……。

あ、この底辺ブログを読んでくださってる皆様方。何かオススメとか、紹介したものに対しての意見とかありましたら遠慮会釈なくコメントに叩き込んでくださると喜びます。


さて、そんなこんなで本日紹介するのはコチラ。


「B.A.D(ばっど)」シリーズ既刊1~11巻 短編集既刊1~3巻

著:綾里けいし イラスト:kona 出版:ファミ通文庫(エンターブレイン)


少し前にドラマCDやら漫画やらも出て、若干優遇されてたラノベ。ちなみに漫画は全2巻、番外編的な位置づけの四コマ漫画が全1巻。ドラマCDとなんかHP上で公開されてた(らしい)短編はわからないのでスルーします。


「残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー」というのがこのシリーズのキャッチコピー。このキャッチコピー、さりげなくすごく好き。厨二臭がしてわくわくする。


「繭墨霊能探偵事務所」という「自分自身が従業員でさえなければ、指をさして爆笑したくなる」ような場所。そんな職場で所長の「繭墨あざか」にこき使われる「小田桐勤」と、彼らが巻き込まれていく怪事件を描いていくお話。


最初、「探偵事務所」ということでもっとミステリーを前面に押し出していくのかと思っていたけれど、途中からは完全に異能を前面に押し出した展開になっていく。個人的には途中までのミステリー推しなのか、異能推しなのかという微妙な展開はあまり好きじゃなかったけど、吹っ切れてからはかなり好きな作品になった。(今でも一応、謎解は残っているけど、ミステリーじゃないな)


あんまり書くとネタバレになるし、さくっと登場人物紹介に移ろうと思います。



繭墨あざか

赤い唐傘とゴシックロリータを身にまとい、チョコレートを偏愛する14歳の若き所長。異能の一族「繭墨家」の中でも最も優れた女児にしか与えられない「あざか」の名を冠する少女。

だが本人は繭墨家のことなどどうでもよく、自らの快楽のためだけに日々を送る猫のような性格。人の不幸は蜜の味、を体現しているような人物で、彼女にとっての楽しいことは周囲には不快なだけのことが多い。


小田桐勤

スーツ姿のヘビースモーカー。年齢は19歳となっているので色々問題がある気はするが、本編はおろかギャグ重視の四コマですら触れられたことがない。謎。ちなみに甘い物は苦手な模様。

繭墨霊能探偵事務所の唯一の従業員。その仕事内容はほとんどが繭墨の世話だが、時々醜悪な事件が舞い込んでくるため、それを解決するために走り回るのも彼の仕事である。

やや気性が荒いがお人好しで、困っている人を放っておけない性格。その性格は裏目に出ることが多く、特に女性関係においては女難の相でも出ているのかと疑いたくなるほどに裏目に出る。

実は、ある怪事件のせいで繭墨から離れて生きることができなくなっている。


嵯峨雄介

ある事件をきっかけに小田桐たちと親しくするようになる青年。小田桐曰く「彼は意図的に壊れようとしている」。バットを振り回し、今日も彼は我が道をゆく。


繭墨あさと

小田桐の同級生であり、友人だった男。狐の面をかぶり、紺色の唐傘をさしている。繭墨家の人間であり、繭墨あざかとは「兄上」「妹君」と呼び合う仲(険悪)。性質が悪い、という言葉を体現しているような人物。



などなど。個性あふれる面々が次々登場!

……ネタバレなしでキャラ紹介ってキツイなぁ……と思った。全然書けない。

とりあえず私のオススメキャラは雄介と久々津ですね。狂犬と忠犬!


では、文体の特徴をば。

ラノベの割には地の文が多い印象。その代わり、擬音の表現とかはやっぱりラノベ。擬音だけで一行は当たり前という感じ。

後は――――の多用、■による伏字の多用が目に付くところ。それから言葉遊びが好きなのか、文字で遊ぶのが好きなのか、ともかく地の文の「文末」がそろっていることが多い。

例えば、11巻の最初の話だと


観客の視線に気づいたのか、彼女は振り返った。 黒マントが宙を 翻 る。

深々と少女は腰を折った。舞い落ちる紅い花弁の中、滔々と口上が響く。


こんな感じ。実際は文字数が全く同じじゃないこともあるんだけど、きちんと揃えてあるんだよね。この書き方が結構ツボにハマってていい感じ。


あとは絵かな。なぜか3巻あたりで妙に絵が荒れてたんだけど、最近はますます美麗になってるから、絵でラノベ選ぶ人も安心していいと思う。ただ、絵のセンスは漫画版の榊原宗々さんの方が好みだったりする。



そんなダークなムードの異能モノラノベ(バトルもあるよ!ちょっぴりだけど!)。

定価600~640円。どうでしょうか。

はじめてのゲーム紹介はこちらで行こうと思います。


「みずいろブラッド」

発売:株式会社バンダイナムコゲームス

ジャンル:即死系ハチャメチャラブコメディ

対応人数:1~4人用

CERO:A


2007年くらいに出たゲーム。私は知人の知人からプライズで取ったものを貰ったので実質タダでゲットしたわけですが……しょーもないのに難しい。


内容はストーリーに沿ってミニゲームをクリアしていくミニゲーム集なんだけど、そのストーリーがとにかくジャンル名が示す通り、即死ばかりのラブコメディ。


学校に入学した「みずいろちゃん」は恋に勉強に大忙し!クールなイケロボの「加藤くん」、ピンク色のラブリーな練り物「ラブネリちゃん」、ジャージー種の薩摩示現流の使い手「ウシキング先生」などなど、個性豊かを通り越してまとまりのない集団とともに送るバラ色ならぬ水色のスクールライフ!


みたいなノリが基本。「だってばヨ」とかなんとかのたまう色んな意味でギリギリなクラスメートの「なると」とか、大分アレな部分もあるけど。ミニゲームは本当にレベル高い。


クリアするだけなら大したことないんだけど、極めようとするのなら至難の業。だと思う。


シューティング・しりとり・音ゲー(?)などの一般的なミニゲームから、状況に合わせて擬音を選択する「ツッツクツー」のようなオリジナルのミニゲームもあり、似たようなシステムも多いけど収録数40個以上と十分遊べる内容だと思う。

中でもしりとりと難読漢字系のミニゲームはなかなか厳しい。「ぷ」攻めとか余裕でしてくるし、難読漢字も「これ小学生とか絶対無理だろ!」ってなるもの多数。


それからストーリーをクリアした後に遊べるラブネリ生産工場がこれまた難しい。ハマってた当時友人と交代でチャレンジしてたけどラブネリの叫び声で発狂しかけたのはいい思い出。


ちなみにキャラクターデザインは横尾有希子さん。「太鼓の達人」の人、といえばわかりやすいだろうか。その関係か「太鼓とは別人」というタイトルのミニゲームで「和田どん」「和田かつ」が友情出演している(大分キャラ崩壊してるけど)。


まぁ、ストーリーも終始テンションが高くて面白いし、私としては「タダでこれとかヤバい!」みたいなゲームでした。本体価格通りなら買わなかったかもだけど。

それと、どうやらUGSFシリーズとやらに含まれているらしく、それがわからないと終盤少しわかりにくいかもしれない。けど私は全くそのシリーズを知らなかったけど十分楽しめたので必ずしも知っていなきゃいけない、というわけではなさそう。


そんな『コミカル アンド センチメンタル アンド デスメタル』な「みずいろブラッド」。

定価5040円。どうでしょうか。

今日はもう一冊。



「ドントクライ、ガール♥」

著:ヤマシタトモコ 出版:リブレ出版(ゼロ コミックス)



親のせいで知人宅に居候することになった「たえ子(17歳・JK・処女)」を出迎えたのは、全裸の男だった……



どんな始まり方だよ!



と、盛大に突っ込みたくなること請け合いの衝撃・爆笑・青春・下ネタ・変態満載の漫画。

ただしとても残念なことにエロはない。もう一度言う。エロはない。



変態の周りには変態が集まるのか……全裸の男「升田」、巨根信奉主義者の「陣内」、そしてたえ子の友人でイケメン好きの「百合香」と「美晴」……全員がどこか(というか全部?)おかしい人ばかり。果たしてたえ子の17年間積み上げてきた価値観は、守られるのか……。


一応最終的には恋愛要素が入るけど、それまでは本当に下ネタと変態しかないので。恋愛漫画よりもギャグ漫画としての色の方が強いかもしれない。


ちなみに、カバー裏にはリアルなキノコの写真が使われている(意味深)。



表題作「ドントクライ、ガール♥」と同時収録されているのは「3322」という短編。


全話通して明るく馬鹿な雰囲気だった表題作と打って変わって、こちらは大分暗くて鬱屈した雰囲気。


夏休み、9月から学校に行きたくなくなってしまった「哉子」は父親の勧めで知人の家で暮らすことになる。

この状況は「ドントクライ、ガール♥」にも似てるけど、このあとの展開は全く違う。


私にはまだ意味が分かるようなわからないような……と言った感じなので紹介はできません。うわ、無責任。


ただ、本当に心が少しずつ毒されていくような感覚を味わった、という感想で締めくくりたいと思います。



ハイテンション変態全裸系ラブコメ「ドントクライ、ガール♥」と鬱屈した少女の心の声「3322」の高低差が半端じゃない!そんな一冊。

定価600円+税。どうでしょうか。

ちょっと間が開いて第三弾。今回は漫画紹介です。



「空が灰色だから(そらがはいいろだから)」 全1~5巻

著:阿部共美 出版:秋田書店(少年チャンピオン・コミックス)


キャッチコピーは「心がざわつく思春期コミック」。なんともざわつくキャッチコピー。

それが表わす通り、思春期の10代女子(時々男子)を中心にすえた日常を描くオムニバス・ショート集。


日常物……って考えるとありふれてるような感じがするけれど、これは他の日常物とは一味も二味も違う。

何故かというと、登場人物のほとんどが日常生活を「うまく送れていない」から。


人付き合いが苦手だったり。極度の恥ずかしがり屋だったり。ストーカーしたりされてたり。運命に弄ばれたり。幽霊と同居していたり。潔癖症だったり。


些細なものから重大なもの、ありえないものまで、彼彼女らは皆「うまく送れない」日常に生きている。受け止め方も様々で、克服するもの、気づいていないもの、悲しい結末、笑える結末。本当に十人十色という言葉がこれほどふさわしい漫画も中々ないような。


で、まぁそれなりに有名な漫画だと思うので知っている人も多いかもしれないけど、この漫画は鬱になる展開がまま見受けられる。心をえぐる、と言ってもいいかもしれない。とにかく、いわゆる「非リア」として生きてきた私の心にはざくざく刺さる展開が何度もあった。

それから、どんでん返し的な終わり方が多いのも特徴。周りがおかしいと思わせておいて実は逆だったり、予想もつかない展開が多くて本当に楽しい。


ただ形式的なものとはいえ(短編だし)最終回がひどくあっさりしていたのは少し気になった。やっぱり鬱な展開には違いないんだけど、なぜか最終回だけはあっさりして感じた。そこまでで鍛えられちゃったのかなぁ……。


買う時には、オムニバス・ショートというカテゴリーの関係上、ぶっちゃけどこから読んでも大して問題ないし、困らない。一応一部共通して出てくる登場人物(1巻第8話、2巻第20話の三人組・2巻第15話、4巻第38話、5巻第50話の三人組)はいるものの、それ以外は基本的につながりを持たないキャラクターたちだから気になった巻から買えばいいと思う(たまに前の話の人物がモブで登場したりしてるけど)。あとはお試しで1巻だけ買ってみるとか。


ちなみに私のおすすめの話は4巻第39話「世界一我侭な私から世界一ブスなお前に」

かわいい女子とブサイク女子の友情話。女のドロドロとかは一切なくて、ただただ美しい友情とクズな男どもが出てくる。何度読んでも泣きたくなるくらいこの話は好きだなぁ。タイトルも好きだ。


そんなこんなで大分長くなってきたのでここらで紹介は終了。3巻以降はカバーの下を見るのを忘れずに!

定価419円+税。どうでしょうか。