夕方から、飼い主は明日のお茶摘みのための支度に余念がない。

支度といっても、お茶刈り機などの作業用具の準備はもちろん夫で、飼い主はいわゆる【おさんどん】の係。

いや、3回もご飯を出すことはないな、お昼の1回だけだ。

だったら、【おいちどん】か。ぼけー



今年のお茶摘みは、ちょっと遅くなってしまった。

これ以上おいたら、茶葉がこわく(硬く)なってしまうそうだ。

仕方ない。

お茶摘みは、まずお天気と、手伝いの人員と、その人たちの都合が合わなければならない。

最近になってようやく、男手が3人確保できたのだ。

去年までは、男手であるべき担い手を、飼い主がやっていた。

しかしさすがに今年からは、飼い主が強制されるものではない。

飼い主も、労働意欲はない。







さて、飼い主が支度するものは。



10時の休憩には、先日名古屋に行ったときにお茶摘みを考えてお菓子を買ってあり、それがメインだ。




飲み物はペットボトルだし、世話なことは全くない。



全体の作業は、午前中で終わる予定だ。

お昼ご飯は、コンビニおにぎり+カップ味噌汁と決めているから、明日の朝セブンイレブンに買い出しに行く。

明日は6人だが、おにぎりはいつもかなりたくさん買って、余りをおみやげに持ち帰ってもらう。

これがなかなか喜ばれる。

ふだんコンビニおにぎりなんてあまり食べない人々だから珍しいのかも。

「たくさんあれば、食べるときに迷う楽しみもあるしね。」



お昼は簡単に簡単にとは言いながら。

毎年何かしら飼い主は副菜を用意している。

今回は、ひとくちならぬ【ひと串】おでん。



このように24本作った。

必ず余るように作り、欲しい人がもらって帰る。




ゆず大根。

いい具合に味がついたら、漬け物液からあげておく。




そして、これも人気になるだろう。

今シーズン最後の筍を掘ったばかりで、それを土佐煮に。



今、出来立てを食べたいくらい、上々の仕上がりだと、飼い主は自画自賛。ぼけー



以上を、すでに支度した。

あ、デザートの果物ゼリーや、暑い場合のアイスクリームも。

これで明日は、手伝いの人たちに、食べることでがっかりさせることもあるまい。

昼食後のコーヒーを飲みたい人には、きちんとドリップして入れるから、そのための保温紙コップまで。



「昔は、本当に一大行事だったが、今では楽勝よ。」



うう、飼い主。えーん

楽勝などと軽く言えるまでの道のりは、長く大変だったこと、ボクはわかっていますよ。





ご苦労さんです。