ボクはこれまで、車でお出かけするときは、助手席にこのようにおさまっていた。
車内を汚したり傷つけたりしないように、クッションを置くだけでなく、段ボールを布袋に入れたものなどで周りを囲っていた。
布袋は柴犬柄だが、他のものは間に合わせのもの。
ごちゃごちゃしていてダサかった。
まあでも、柄はともかく、それはそれなりに役に立ち、ボクも飼い主も問題なく乗っていられたと思っていたのだが。
飼い主が、また手芸用品店に行って、また柴犬柄の布を買ってきた。
今度は、かなりの分量だ。
「お店にあっただけ引き取った。
10cmや20cm 残しても悪いから。
そしたら3m以上あったわ。」
昨日は雨で‥‥そうか、飼い主は室内作業を計画していたのだな。
これが登場すると。
「挟むだけなら、汚れてもすぐに外せる。
最初は、背面カバーとこの座面の布を、真ん中だけ縫い合わせる予定だったが、ミシン糸がなくなってしまい、ツーピースになったが、これでよかった。
別々に洗えるから。」
というわけで、【一応改良型ボクの指定席カバー】ができた。
飼い主、なぜこのように変えたのです?
「まず、柄を統一したかった。
それと、今までの方式では、伊太郎を車に乗せるには、色々置いて座席が高くなっていたから、ダッコして上げてやらなければいけなかった。
それでは、私の腰を痛める。
これからは、伊太郎が自分で乗り込んで座席に上がれるようにと思って。
余計なものを置かずに、とりあえず乗れたら。
保護板か布を戻すのは‥‥伊太郎が、ダッシュボードなどに爪を伸ばさないようにお利口に乗るならいらないが。
まあ、とにかく試してみて。」