ユース非核特使国連派遣でNYへ
4月29日から7日間、娘はNYへ行っておりました
5月5日の夜遅く、無事に帰国しました
この7日間は日本ではGW
今年は改元ということもあり、10連休という大型連休でしたね
彼女たちは1日も休むことなく、国連で活動してきました
NYではさまざまな行事が組まれておりました
平和首長会議主催ユースフォーラムでの本人たちのスピーチに加え、
NPT再検討会議第3回準備委員会の傍聴やNGOセッション
国連国際学校訪問
ナガサキ・ユース代表団のサイドイベント(How to catch the nukes for our future)へのオブザーバー参加
PEACのサイドイベント(The Hibakusya Appeal)へのオブザーバー参加などがありました
またそれだけでなく、いろいろな方との面会もたくさんあったようです
中満国連事務次官兼軍縮担当上級代表への署名の手交行事の様子は多くのテレビでも報道されました
もちろん被爆者との面会もありました
木戸季市日本被団協事務局長と濱住治郎日本被団協事務局次長からお話を伺ったようです
この7日間の活動報告は彼女たち自身が自分の言葉でブログに綴っております
自分たちの想いを伝えるだけでなく、
たくさんの方の意見や想いを「聴き」
実際に「見て」
そこからさらに新しい何かを「感じ」
彼女たち自身の生の想いを書いております
ぜひ読んでやってください
帰国時の広島空港です
引率していただいた、荻野主事 八百村主事 石田主事には大変お世話になりました
名残惜しそうにいつまでもその場を離れられないようでした
(この時すでに22時過ぎで、翌日は模試のため、娘ともう1人の3年生は普通に登校日です)
帰宅したのは23時半を回っており、寝たのは日が変わってからでした
翌日から娘は登校しておりますが、時差ぼけ&疲れで模試はボロボロだったみたい
なかなか朝も起きられない日が続いています(笑)
NYでの日々
娘が何枚か送ってきた写真から
NYといえばセントラルパーク
ここにはリスがいます
「Fat Witch」のブラウニー
濃厚だから少しずつしか食べられませんけどね
娘はどこに行っても食事には困らないくらい何でも食べます
沖縄の民泊で普通のご家庭の「沖縄の家庭料理」
ベトナムでへ行ってもいろんな現地の食べものを食べて、美味しいものを見つけてきました
が、NYは違ったようです
味が濃い
野菜がない
果物が缶詰みたい
と大変だったようです
一番のお気に入りはホテルの朝食で自分で作るワッフルだったようで、ほぼ毎日食べていたようです
この機械で自分で焼くらしい
何日目かに同じホテルに宿泊していた家族(日本人じゃないよ)のパパからどうやって使うのか話しかけられたらしい
「もちろん教えてあげたよ~英語でね」って
ワッフルにチョコレートソースとラズベリーソース
チーズオムレツも美味しかったらしい
あとはクランベリージュースですって
ほんとに野菜がないのね
なので、行ってるときから「帰ったら母さんの料理が食べたい」ばかり言っていました
翌日はリクエスト通り、朝食はご飯と味噌汁でお弁当もしっかり作りました
時差ぼけや食事の違いからお腹の調子が崩れているだろうから、発酵食品をしっかり摂取して腸活しなきゃね
娘はたくさんの影響を受けて帰ってきました
それは、娘の話てくれることから伝わってきます
その中で、娘が一番強く思っていること
「無関心な人に関心を持ってもらうためにはどうしたらいいのか?」
彼女なりに真剣に考えているようで、「気にしている人も気にしていない人もいたんよねえ」「先生でも興味がない人もいる」など帰ってきてから気になっています
私は一つの選択肢として
「それはあなたが発信することではないか?」と言いました
娘はこれまで、平和や核についてそんなに深く考えていたわけではありません
「広島に生まれ育った子」程度
私自身も娘に対して、「あなたは被爆四世なのだから」と特別に話していたわけでもありません
それが、学校の活動を通して平和について勉強し、今回の体験からさらに深く考えるようになった
普通の女子高生が世界に向けて想いを発信することこそが、はじめの一歩なのではないかと思うのです
「平和について核についての関心を持つという種を蒔く」
これを読まれた方はぜひその種を心に蒔いてください
そして、水や肥料をやり、光を当てて育ててください
全世界が平和であるためには、みなさんの関心が必要なのです
世界がいつまでも平和でありますように
上原美穂