今年の夏も暑かった。
パーキンソン症候群で介護中のお母さんは、食べられない日が続いていた。
この夏は、発熱や激しい振るえなどもあり、心配が耐えなかったが、中でも一番の心配事は食べられないことだった。

よく食べられなくなったら、弱るのが早いとかって話を聞くし、このまま弱らせてはいけない!
私は食べやすそうな物を色々買って、試してみることにした。
飲み物は、口が固く閉ざすと飲んでくれないので、ゼリー飲料を中心に飲ませてみる。
ゼリー飲料は口に加えられれば、例え吸い込まなくても押して注入することが出来るので良かった。
後、紙パックのドリンクもストローを加えてもらい、押して注入できた。
押すスピードは様子をみつつ、むせに注意する。

食べ物も豆腐やとろみがあるものを中心に、果物やプチトマトなど、口に入れやすく、飲み込みやすいものにした。
ディサービスではご飯を柔らかくしてもらったり、ミキサー食にしてもらったり。
それでも全然食べられない時もあった。
不思議とお煎餅や、お刺身は食べられることが多いのだが、安心してると日によって食べられない時もあったり。
トロロと豆腐麺の組み合わせも気に入ってくれたようだった。

ご飯食べるのに二時間以上かかり、薬飲むのにまた一時間以上かかったり、とにかく時間もかかった。
朝もいつもより二時間早く起きて、寝るのも出来るだけ早く寝るようにした。

少しずつ食べられるようになると、顔つきも変わり、意識もはっきりとしてくる。
食べるのは生きること、ってCMで聞いたような気がするが、本当に大事な行為なんだと実感した。