一応その夜は,湿疹ができてしまったので,湿布は貼らないでおくことにした。

歩いてても響くので,ゆっくりしか歩けない。

歯を食いしばらないと耐えられない痛みが続くため,だんだん,顎の筋肉も痛くなってきた。

こんな痛み,いつまで続くのだろう,ていうか,痛みは少なくならないのだろうか。


よく朝,顔を洗おうと思い,腕をまくってびっくりした。

腕の内側全体に,肩の後ろにできたような,大きめのブツブツの湿疹が出ている。

なんなんだこれは……?

この痛みと同じ場所にできた発疹を見て,脳裏に思い出すものがあった。

20年以上前に,母が患った帯状疱疹。

母は顔と頭に激痛,同じ場所に発疹が出た。

この激痛,きっとそうに違いないと,今度は皮膚科に行くことにした。


皮膚科は初診だったので,看護師さんが「どうしました?見せてください。」

見せた瞬間,2人の看護師さんが2人とも,「ああ~,これは…」と,暗黙の診断。

お医者さんも,「間違いありません,帯状疱疹です」と,きっぱり。

い,痛いんです,と訴えると,「肩から手首まで広範囲にわたって出ているんですから,かなり痛いですよね。でも,1ヶ月くらいは続きますね。」


それが4月の中旬。
しばし,茫然。

ああ,まだ1ヶ月も続くのか,この痛み。

ゴールデンウィークも痛いんだ。

なぜ,なぜ右腕に出たんだ!


何もできない不自由極まりない生活が続く。


つづく。