お嬢が風邪をひいた。

あたしのがうつったのね、あたしのせいね、毎日頑張ってるお嬢の邪魔をして、あたしのバカバカ!と壁に頭を打ちつけて後悔することしきり。

でもお嬢は、「学校でも仲のいいお友達が風邪ひいてるし、どこでうつったかなんてわからないし」と、この愚かな母を責めない。

え?喉がすごく痛い?

あたしのバカバカ、もっともっと気をつけなきゃいけなかったのよ。

お願い、お嬢、あたしを責めて。


喉が痛いお嬢に、ほっこりしたものを食べてもらおうと。

鶏は胸肉でもモモ肉でも、好きな大きさに切って、酒と醤油で下味をつけ、片栗粉をまぶしておく。

長芋は皮をむき6~7ミリの厚さに。

醤油、お酢、砂糖を同量づつくらい、おろし生姜を適量、合わせておく。

フライパンで鶏肉をこんがり焼き、長芋も焼く。

蓋をして弱火にして材料に火を通し、蓋をとって合わせ調味料を加えてからめてでき上がり。


小料理屋 おとも


長芋がシャキシャキ、ホクホク。

片栗粉をまぶして焼いた鶏がまったり。

甘辛にお酢が加わって、後味がさっぱり。

お嬢がおいしいって。

お願い、食べて、たくさん食べて。


もう一品、さっぱり系を。


小料理屋 おとも

叩いて切ったきゅうり、千切りのみょうがと生姜、塩昆布、粗くみじん切りにした梅干しを合わせて、めんつゆで合えるだけ。

夏っぽく、ポリポリといくらでもいけそう。


昨夜帰宅した夫が、「俺も喉がちょっと痛いかも」と呟くが。

声が出なくなっているお嬢に、かなり迷惑がられながらも張り付き、これを食べなさい、あれを飲む?どう?まだ痛い?などと世話に忙しい私。

ごめん、あなたは自力で治して。