時々、実家の母に私の作ったお惣菜をあげると、かなり喜ばれる。

娘の作ったものは、なんでもうれしいのだろう。

自分も娘をもってから、そういう気持ちはよくわかるようになった。

父と食べてもらうから、お年寄りには胃にも歯にも優しいように、しっかり下茹でしたやわらかい煮物を。


特にこれといって特別なものでもないが。

大根、ごぼうは好きなように切って、大根を水から茹で、しばらく茹でてからごぼうも加えて茹でておく。

人参は乱切り、油揚げは短冊切り、鶏肉は一口大に。

だし汁、酒、みりん、しょうゆを煮立て、鶏肉を煮て、人参、油揚げを加える。

鶏肉に火が通ったら、大根、ごぼうも加えて、しばらく煮てでき上がり。


小料理屋 おとも


淡白な味の集まりだが、しょうゆをたくさん入れるのはちょっと避けたい。

だから、食べる時に、七味唐辛子をかけるとぐっとおいしさが増す。

我が家の七味は、熊本の柚子七味。

柚子の香りがプンとただよい、ほっと一息つく。


両親の口に合っただろうか。

お嬢はお料理をほとんどしないので、先々少し心配だ。

このままいくと、私がいつまでもお嬢の世話をし続けるような気がしてならない。

娘大好き母としては、それもまた、幸せではあるが。