点滴を1500mlにしても、夫はまだ階段の昇り降りは辛く、散歩は諦めていました。
その代わり家で料理をしていました。
自分が食べられないから、皆んなに美味しい物を食べさせてやると言って、入院中からいろんな本を買って勉強していた夫は、ノートにいろいろ作り方を書いていました。
料理は自分で作れるもので、孫達が喜んでくれそうな物をピックアップしては、その材料を私が買いに行きました。
ありふれた物が嫌いな夫は本やテレビを参考にして、少し変わったものを作っていました。
前から作っていた果物や野菜ジュースの入ったカレーもそうですが、チーズ入りのハンバーグや唐揚げ、手打ちうどんやラーメンまでも作っていました。
スープやうどんのつゆも自分で出しからとってやっていました。
料理だけでなく、本当は買い物もしたかったのでしょうが、自転車に乗るとフラフラで危なく乗ることが出来なくなっていました。
一つずつできない事が増えて行き、私は
確実に弱って行く夫を見るのが辛く涙を拭いていた事も有りました。
でもまだこの時は家の中は歩く事が出来、一階のお風呂へは階段を自分でも昇り降りして入っていました。
食べ物はブリンやゼリー、チーズ、アイスなどは食べていましたし、野菜ジュースやスープも飲んでいました。痛みもまだ少なく、夫の苦しむ姿を見る事は無かったです。
しかし、じっとしているのが嫌いな夫はいくら弱っても、大人しく寝ている事はありませんでした。
その為やはり疲れが酷くまた点滴を増やして欲しいと看護師さんに頼んでいました。
いくら点滴を増やすとがんの進行が早くなると言っても、動けなくなる方が嫌だと言って聞きませんでした。
続きはこちらから…
