昨日の5/26に、行われたプロ野球のヤクルト日本ハム戦について書きたいと思います。

 

まずは、5/24からの2試合を振り返りたいと思います。

3連戦の初戦、1対1の同点のまま延長戦に入り、10回から、登板したヤクルトの今野投手がヒットを2本連続で打たれ、次の打者を四球、ノーアウト満塁にします。

1点か、2点は入るかなと思ってたところ、この後出てきたヤクルトの田口投手が、試合後、新庄監督がインタビューで「拡声器使ってたでしょ」とコメントするぐらいの雄叫びを上げての気合いの投球をして、三振、ショートゴロ、三振で、0点で切り抜けます。

その後の11回に、登板した日本ハムの北山投手は、2アウトをとるも、ヤクルトの山田を四球、次の村上にサヨナラホームランを打たれて負け投手になります。

 

2戦目、4対4の同点のまま9回に入り、9回表の日本ハムの攻撃、1番の松本剛、今川、清宮、野村の4連続安打で、2点を取ります。その裏、北山投手が登板、ヤクルトの先頭打者に死球、次の塩見に二塁打、そして次の山崎に3ランホームランを打たれ、1アウトも取れずに、サヨナラ負けの負け投手になります。

 

そして昨日の5/26の3戦目、8回終わって、3対5で、日本ハムは負けていて、さすがにこのまま負けかなと思っていたところ、9回表、日本ハムの攻撃で万波、アルカンタラのホームランで、同点に追いつきこの日も延長戦に入ります。

10回表、日本ハムの攻撃、エラーと万波のタイムリー、アルカンタラの2ランホームランで4点入ります。

そして、新庄監督は、10回裏ここで投げる投手を、3連投になる、セーブもつかないのに、北山投手を登板させます。

ヤクルトの攻撃、先頭打者セカンドフライ、次の荒木に二塁打を打たれ、次の打者は三振、2塁にランナーがいるけど2アウトまできます。

次の打者内山に四球、次の塩見にヒットを打たれ1点取られます。

僕はこの試合見ていましたが、このちょっと前ぐらいから、あれ?ストレートしか投げてなくない?と思いはじめました。

この後、2アウト1塁3塁で、昨日サヨナラホームランを打っている山崎を迎えます。結果的には、山崎をセンターフライに打ち取って、9対6で日本ハムは勝ちました。

そして結局北山投手は、全球23球すべてストレートを投げました。

試合後、北山投手は「このマウンドで逃げるような投球をすれば、何の成長もない」とコメントしています。

 僕は、野球のプレーに関しては、素人ですが、バッティングセンターで、170kmのスピードボールを見たことあります。ヒット打つのは難しそうでしたが、当てるぐらいなら出来ました。

プロの打者なら、いくら北山投手の球が速くても、ストレートと分かっていれば、捉えるのは、そんなに難しくない気がします。

2度失敗して、もう失敗できない状況で、4点差あったとはいえ全球ストレート勝負するなんて、昭和の根性野球ですよね。

もし、打たれていれば色々問題になりそうだし、合理的でもないし、賛否両論ありそうだけど、あれだけのサヨナラホームランを2回もくらえば、1m足りとも、弱気を見せたくないという思いが相当強くあったのも少しわかる気もします。


とにかく、希に見る凄い3連戦だったと思います。1年目のルーキー北山投手は、とんでもない経験をした3日間だったでしょう。

そして、結論的には、この北山投手の常識を超えた成功体験が、賛否両論あったとしても、いい方向に動いて、少しでもプロ野球界の新たな領域へ進む一歩になってもらえばいいと思います。