まずは、この事件の経過から説明したいと思います。


先月の4月22日に、千葉県木更津で飼われていたドーベルマンの成犬1匹と生後4ヶ月の子ども犬3匹が脱走し、ボランティアで捜索に参加した岡島さんらに確保される。


その後、その脱走した4匹のうち、2匹のドーベルマンを、岡島さんに譲渡。

そして、そのうちの1匹を高橋さん(窃盗容疑者の一人)に譲渡。


5月8日、同じ千葉県木更津で飼われていた、成犬のドーベルマンと子どものドーベルマン親子の2匹が、いなくなったことに、飼い主が気がつく。


5月12日、ドーベルマンがいなくなったと警察に連絡する。

この時、飼い主は、鎖につないでいたので、逃げたのではなく、盗まれたと言っています。


5月19日、岡島さん、高橋さん、その他1人がドーベルマン窃盗容疑で逮捕。


5月8日の状況として、ニュースでは、飼い主が、岡島さんに一緒にエサを買いにいってほしいと頼まれ、ホームセンターに同行したあと犬がいなくなったと言っています。


また、飼い主は警察への連絡が12日になったのは、盗んだ人から連絡がくると思って様子をみていたと言っています。



この事件は、何故起こったか、ここからは、僕の個人的見解を書きたいと思います。


もともと飼われていた千葉の木更津のドーベルマン5匹の親犬と子ども犬は、決していい環境ではなかったと思います。岡島さんや高橋さんが、劣悪な環境だと、のちのインタビューで訴えています。飼い主に強く怒ったとも言っているし、あの環境には、戻したくないとも言っています。


岡島さんは、自身も別にドーベルマンを飼っていました。4月に最初にドーベルマンが脱走した時、いてもたってもいられず、同じおとなしい犬がいれば、「遊びたい」と思ってでてくるかも、と自身の犬を連れて捜索に参加し、脱走したドーベルマンをみつけたとき、おやつを持って「おいで」と声をかけると、吠えることもなくとことこと近づいてきておとなしくしていたそうです。その後3匹の子犬たちも、警戒しながらもでてきて、1匹は岡島さんの腕に抱かれて寝ていたそうです。


岡島さんも言っていましたが、ドーベルマンは、見た目は怖いし、体も大きな犬です。でも、中身は、普通の犬です、賢い犬なので、しつけたらお手もするし、人にも懐くし、進んで攻撃することもないでしょう。


それが脱走したとたん、いかにも危険な狂暴な獣が野放しにされているみたいな報道をされ、いかにも凶悪犯を探し回るような捜索、岡島さんには、心の痛い状況だったと思います。


そして、岡島さん、高橋さんは、その脱走したドーベルマンを譲渡され、飼っています。きっと可愛がっていたと思います。自身の可愛がっている犬の兄弟の犬、もしくは親犬が、今も劣悪な環境にいるのに耐え兼ねて犯行に及んだと推測できます。


人の犬を盗むのは犯罪ですし、5月12日以降、警察が必死の捜索をしているのにもかかわらず、岡島さん、高橋さんは、5月12日以降のドーベルマンが脱走した件のインタビューで自身は、関与してないかのような嘘の返答をしています。


これからの行為は、決して許されることではありません。彼女達は、動物保護団体の人ということもあって

非難されるでしょう。


でも、2人の行動は、犬を愛するが故の行動だったと思います。(だからといって許されることではありませんが)


結論的には、本来は、普通の犬と同じく、愛くるしいドーベルマンが、怖い犬、危険な犬と言われて続けてきたのと同じく、これから彼女達は、犯罪者と言われ、多くの非難をされ続けると思います。しかし、動物を愛する思いは続けてほしいと思います。


そして、ドーベルマンが、怖い犬とか、危険な犬というレッテルを超えて愛される犬になるように、彼女達も、犯罪者というレッテル、非難を超えて、動物愛を広めてほしいと思います。そして、その動物愛が、レッテル、非難を超えて伝わった時、ホントの意味で償いになるのかもしれません。


以上、僕の個人的見解でした。