香川県綾川町にある極めて評価が高
い県を代表する讃岐うどんの名店を
訪問。10:20に着くと10人ほどの
列が出来ている。創業70年以上と
いう製麺所の建物は歴史と風情を感
じさせる。
店の入口でこの店が発祥という “か
またま”とちくわ天を注文。丼には
釜揚げの熱々のうどんの上に割って
溶いた生卵と刻み緑ネギが載せられ
た状態で渡してくれる。渡り廊下の
ような通路を進み、その途中にある
台で、かまたま専用の特製だし醤油
を丼に適量回し掛けて、その奥の飲
食スペースへ。簡素な屋根付きの半
屋外という感じの座席は庭の中にあ
り開放感がある。
丼の中のうどんと生卵とだし醤油と
ネギをよくかき混ぜて食べ始める。
麺は温かくモチモチで、だし醤油と
生卵のふわトロの柔らかい食感と絶
妙にマッチ。味も最高に美味しい卵
かけご飯に通じる激ウマで、思わず
笑みがこぼれ、幸せを感じる。全体
的に甘めの味わいのため、刻み緑ネ
ギが薬味として良い役割を果たして
いる。ちくわ天はやや固めで歯応え
があり、普通に美味しい。ちくわ天
を半分以上残しておいて、先にかま
たまうどんを一気に完食。一滴も残
さず器を空にして、通路に戻り、今
度はかけうどん用の熱いかけだしを
タンクから丼に入れ、つゆを味わう。
淡い茶色で透き通ったかけだしもメ
チャ美味しい。出汁が効いていて、
ほのかな甘みと醤油の味わいも感じ
た。残しておいたちくわ天をかけだ
しに入れて食べると、つゆの旨みが
加わってそのまま食べるより美味し
く感じる。かけだしも完飲し、満足
度マックスで店を後にした。次に来
る時は普通にかけうどんを食べてみ
たい。