前回気持ち悪かったので、食べてはゴロゴロしていた。
お腹がすくとムカムカするのである。
食べては横になってばかりいたら、一ヶ月で簡単に2Kgも増えてしまった。痩せるのは難しいが太るのは簡単だ…

お腹の赤ちゃんがいなくなり、残ったのは脂肪のみである。情けない…

行かなかった歯医者にも再び通い始めた。
そしてレントゲンを撮る。
8月、夏休み中-
朱里の為家族でプールばかり遊びに行っていた。
前回妊娠発覚で、全てお出掛けはキャンセルだったのだ。

早く生理こないかなぁ…
9月末に1度きて、10月で2回目、11月に婦人科かぁ。そんな事ばかり考えて過ごしていた。

9月24日、少し下着が汚れた。やっときたよ。
だが、一瞬で終わりなのである。
あれ???
次の日もこない。
おかしいなぁ…

周りの友達に相談しても、2、3ヶ月こないとかあるよや、そのうちくるんじゃない? だった。
皆何とも不思議ではないようだ。焦りすぎか…
しかし早くきてくれないと、また婦人科に行くのが遅くなるのに…イラッとした気分で待っていた。

9月26日、急に気分が悪い。風邪かな…なんか気持ち悪い。
一日横になっていてもスッキリしない。

次の日も気持ち悪い。
なんだろう…
もう歳だから、手術してホルモンバランスが崩れたか? だが、朱里の為気合い入れないと…
リポDを一週間飲み続ける。

「気持ち悪いんでしょ、アンタ本当に妊娠かもよ」
たった一人、そう言った友達がいた。
旦那様が朱里の時の病院に変えたら?と言うもので、面倒臭かったが、車で30分かけて通った。

排卵日をみつけてくれてタイミングをくれる。

この時もう5月になっていた。丑年の子が欲しかったのにな…思う様にはいかないものだ。

6月末、生理がこない。
もしかして…

妊娠発覚。

神様ありがとう!であった。
けど、早産で今年中に生まれないか、そんな事ばかり考えていた。
馬鹿げた理由で、自分と同じ干支の子供が欲しかった。

けど嬉しくてすぐに周りに言いふらした。
やっと肩の荷がおりたのである。
やっと終わった…

それなのに。
いきなり心臓が止まってしまうとは。
そんな事あっていいのか…
神様さえ恨んだ。

生き返ろ、奇跡が起これ、泣きながら祈っていたが… 現実は残酷である。
その週末には家族で水子供養をした。お経を聞いては涙した。
毎年8月には日向薬師堂に拝みに行くだろう。

術後一週間は禁欲禁酒であった。
酒でも飲まないとやってられないのに…

寂しさから旦那様の温もりが欲しくなった。
9日目であった。
自分から旦那様の布団に潜り込んだ。

また生理がきたら婦人科か…やっと終わったと思ってたのに…
今年は最悪だ。
旦那様は事故して入院したし、アタシは流産した。
最低、最悪な一年だな。

今年のカレンダーを破ってみた。最悪だ、最悪だ。
まさか、また妊娠しているとはわからないで…
でも、弟妹をつくらなければ…

産後はできやすいなどというが、やはりできない。回数も減ったから当たり前であるが…

自分達の年齢も考えて、早目に欲しいのに。焦る一方である。

朱里は手のかからない楽な子供であった。
だから早く欲しかった。

とうとう朱里も三年保育の幼稚園入園。
また婦人科に通う決心。

不妊治療で通う産婦人科は惨めに感じた。
腹のでかい妊婦をみると、羨ましさと嫌気を感じた。

でも、治療しないと妊娠しないんだもの、仕方ない…と毎回割り切る。

朱里の時とは違う、近所の婦人科に通ったが、タイミングはくれず半年がすぎた。

もう無理なのだろうか…
もう諦めようか…

でも、どうしても丑年の子供が欲しい。
4月までなんとかならないか… 毎日焦っていた気がする。

今年の年明け早々、旦那様が交通事故にあい、右手、右脚と大骨折で二ヶ月入院。
もう、赤ちゃんどころではない。

うちは一人っ子カナ。
朱里、ごめんね…

目まぐるしく二ヶ月が過ぎ、旦那様退院。

やる事は何とかできそうだ。
やはり弟妹を朱里の為に頑張ろうよと旦那様は言った。