校長先生、いつも「校長室にはたいした用事がなくても、いつでも遊びに来て下さいね」と子どもたちに言っているから、本当に行ってやったわ。
だけど、「気軽においでね~」という割には、カイ君が実際に校長先生にお話が出来たのが、もう遠足もとっくに終わった1週間後。それでも、カイ君は納得したからよかったのかな。
校長先生には「担任の先生の対応に不満はありません。苦情ではありません。息子の話を聞く人がいないので、(校長先生ヒマなら)話を聞いて解決に結びつけて欲しい」とのお手紙を持たせたけど、カイ君がしゃべれば、まぁほぼ担任の苦情になるよね。「先生の話、つまんねぇ~」とか言っちゃう2年生だからね。
もう、カイ君、「先生」という生き物に不信感でいっぱいだったんだけど、そこはさすが校長先生!
「そうかぁ…上手く言葉が出なかったのかな?担任の先生に伝わらなかったんだねぇ。でも、校長先生がちゃんと君の話を伝えておくからね」と。
ん?話が伝わらなかった? (◎o◎)?
大人並にバリバリ言葉を使いこなすカイ君の話し方が悪かった?そんなわけあるかーい!!とカイ君からの報告を聞いて、心では全力でツッコんだけど、カイ君が「担任の先生は自分の話を聞いてなかったわけじゃなかった。ちゃんと聞いてはいたけど、誤解があって伝わっていなかっただけだった」と納得していて、しかも「誰も悪くない」という落としどころになっていたので、まぁいいか。
さすが、校長になるだけのことはあるわ。児童の気持ちを尊重するのはもちろん、担任の先生のプライドも守りつつ、保護者の苦情にも上手く対応!「担任の先生が話聞かないのが悪いよねぇ」って言っちゃうと、もう担任の先生のいうこと聞かなくなるもんね。
つづく